金回りというもの
金回りというもの
上の図は04の年代別個人金融資産。
下は07年のそれ。

20代の金融資産が1.3%から0.4%に落ち、30代は8.0%から5.7%へ激減。
たった三年で、である。

かわりにどこが増えたかといえば60オーバー世代。団塊の世代より上の老人たちだ。
この人らが金を使わないからダメなのではない。国を、地域を、自分の子供を信じられないから金を貯蓄して備えるしかないからなのだな。

経団連や政府が景気を高めたいなら期限限定で相続税・贈与税をタダにしてみればいい。

自分の孫や子供に生前贈与する人が増え金が循環する。若い人に金がまわれば消費も活発になる。
本人はその金を担保に老後の面倒をみてもらう約束もできるだろう。

日本に何万社もある個人事業主も相続税の問題で代替わりできなかったのがスムーズに代を継がせることができるようになる。各地にあるシャッター街といわれる商店街も若い人が来ればまた新しい商売でも始めようという気になるかもしれん。

少なくとも最も金を使わないだろうお年寄りが一番金を持ってる以上、日本の金回りは絶対良くならない。これをなんとかするのが政治なんだがなぁ。

ともかくこういうデータを知ってか知らずか「若者が車に興味がなくなった」と嘆くどこかのジジィ社長はあたまおかしいんでしょうな。

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