エキストラの歩き方というもの
2009年6月7日 映画
「イキガミ」観賞
1000人に1人の割合で18歳から24歳の若者があらかじめ設定された日時に体内に埋められたカプセルによって殺されることで生のありがたさを実感し、国家繁栄につなげる法律”国家繁栄維持法”。24時間前に本人に死亡予告証(通称イキガミ)を届ける厚生保健省に就職した藤本は日々淡々と仕事をこなすのだが....
えーと、↑はあらすじじゃないですね。設定です。
で、この設定がとても良くできてるおかげで原作漫画も大変面白いし、それを崩さない限り誰が映画作ってもそんな失敗はしないのだな。
監督の瀧本智行もそのあたりをわかってか単行本の中の3つのエピソードをとりあげて、物語の組み立てから出演者の顔までほぼ忠実に原作に従っている。ただ、それらが全然かみ合ってないのでテレビドラマの総集編を見せられてる感じがした点が残念。
唯一手が入ってるのが原作では平凡に見える厚生保健省内部と役人がなにやらFBIかCIAのような怪しさ抜群の秘密結社に見える点で、ここが映画の質を下げている。リアリティががた落ちなのだ。
ついでに言うと主人公松田翔太が終始見せる苦虫を噛みつぶしたような表情と省内役人エキストラがただ行進してるように歩く点がすげーーー気になった。カメラチェックしてないんじゃねーの?
ただ、山田孝之だけは抜きん出て存在感があった。巧くなったなぁ.....
まぁテレビ向けなネタでしたね。
48点
1000人に1人の割合で18歳から24歳の若者があらかじめ設定された日時に体内に埋められたカプセルによって殺されることで生のありがたさを実感し、国家繁栄につなげる法律”国家繁栄維持法”。24時間前に本人に死亡予告証(通称イキガミ)を届ける厚生保健省に就職した藤本は日々淡々と仕事をこなすのだが....
えーと、↑はあらすじじゃないですね。設定です。
で、この設定がとても良くできてるおかげで原作漫画も大変面白いし、それを崩さない限り誰が映画作ってもそんな失敗はしないのだな。
監督の瀧本智行もそのあたりをわかってか単行本の中の3つのエピソードをとりあげて、物語の組み立てから出演者の顔までほぼ忠実に原作に従っている。ただ、それらが全然かみ合ってないのでテレビドラマの総集編を見せられてる感じがした点が残念。
唯一手が入ってるのが原作では平凡に見える厚生保健省内部と役人がなにやらFBIかCIAのような怪しさ抜群の秘密結社に見える点で、ここが映画の質を下げている。リアリティががた落ちなのだ。
ついでに言うと主人公松田翔太が終始見せる苦虫を噛みつぶしたような表情と省内役人エキストラがただ行進してるように歩く点がすげーーー気になった。カメラチェックしてないんじゃねーの?
ただ、山田孝之だけは抜きん出て存在感があった。巧くなったなぁ.....
まぁテレビ向けなネタでしたね。
48点