朝食にゆでたまごを作る。
冷蔵庫を開けるとレトルトのミートボールもあったので、嫁さんに使っていいか断ってから一緒にゆでる。ボウルの中にあったレタスをちぎってグラタン皿に並べてゆで上がりを待つ。
目覚ましテレビを見てるうちに頃良い時間になったのでミルクパンごと冷水で冷やす。で、たまごの皮を剥きながらパンの中を見ると、レトルトのミートボールが....
ということで朝からやる気がありません。(笑)

昨日、遊び仲間のY君が彼女と別れたという話を伝え聞く。
バツイチのY君(唐沢寿昭(漢字知らん)似)は、前の嫁さんですごい痛い目にあって再婚には慎重だった。付き合ってる彼女には何度かあったことがあるが、キャリア組で美人の上に朗らかな子で、彼の過去も知った上での付き合いだった。彼女の故郷にも挨拶にいったと聞いていたが、結婚を焦る彼女とは時間の進み具合が違っていたのだろう。

「もう少し早く出会えてたら」「どうして今になって現れるの?」
とは良く聞く話である。
自分の人生を「こんなもんだ」と見切って(諦めて?)からの出会いに置いて人はしばしばそう考え、自らの過去を悔いたり月日を呪ってみたりする。
「運命」と諦めるのもいいだろう。それで納得できて平穏な日々が戻るならなによりだ。

俺は「運命」を信じない。
あるのはすべて後付けのドラマティックな過程と結果だけだと思う。
カオス理論というものをご存じだろうか?
決定論的力学系に現れる有界な非周期的挙動の総称制御理論のことで、説明すると「宇宙、天体、自然界、生態、生体、 そして脳」に至るまでその状態がアクティブに変動する枠組みの中で起こる現象を数学的に解明し、工学的利用を目指した新しい学問基盤のことである。え?難しい?(^_^;)
簡単に言うと天気予報や噴水の制御に使われるそうだ。俺も聞きかじりだから細かいツッコミはナシな。(笑)
もっとわかりやすく言うと「ジュラシックパーク」でジェフ・ゴールドブラム演じるマルカム博士がローラ・ダーンの指に水滴を落として口説いてたときのアレです。

結果だから先の段階でAではなくBを選択してたとしても、やはりそれなりにドラマティックな過程と結果(=運命)が待ちかまえているはずだ。
人のたどり着く先が運命によって支配されているなら解が複数あるという段階で数学的に×ということになる。

人は過去には戻ることができない。だから「なかったもの」にすることはできない。
また、予知能力もないので未来を知ることもできない。
我々に出来るとは現在を生きることと、自分の手が届くちょっと先の未来を操作することだけだ。
で、はじめの話に戻るが、「もう少し早く出会えてたら」と後悔しない人はそのちょっと先の未来を強引に引っ張ることができる人だと思う。
そういう強い人になりたいもんである。

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おぼえたて マイナーコード つま弾いて
 ぎこちない弦の 音色優しや

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