ににんがし
にさんがろく
にしがはち....

ご存じかけ算の九九である。
小学校2年生の次男坊がかけ算の勉強をはじめる。
学校の授業がそのほとんどが実生活に役立たない腐れ無駄知識の中、かけ算の九九は非常に生活に密着している。オトナになっても忘れてないのは、きっと無意識のうちに日常生活でつかっているからなのだろう。

最近は憶えやすい「5の段」から勉強するらしく、一生懸命音読している。
ごいちがご
ごにじゅう
ごさんじゅうご...

へぇ、最近は「ごいち」からはじめるのか。俺らのときは「ごに」からはじめたけどなぁ。
と思いながら、問題の出し合いをして遊んでた。
(父)「ごさん?」 (子)「じゅうご!」
(父)「正解〜〜」
(こういうことを書くとドメスティックでステキなオトコに見えますか?(笑))

(子)「ごは?」 (父)「よんじゅう」
(子)「ぶ〜〜〜間違い」

どうしてだ?と聞くと
ごはしじゅう
なんだそうだ。「よんじゅう」も「しじゅう」も同じ意味だから正解だよ、と説明するが頑として認めない。なんでも学校でも先生が「しじゅう」を強要してるらしい。「7」も「なな」ではなく「しち」と呼ばねばならんそうだ。「なな」と読むと間違い。
ちょっと違和感があったが、次に次男坊がやった九九の宿題を見てあっけにとられる。五の段を早口で喋るのだという。「目標8秒!」とプリントにある。

九九を早く言うことになんのメリットがあるのか?
「よんじゅう」がダメな理由はなんなのか?
学校教育のバカぶりはわかってたつもりだが、ここまでバカだとは思いもよらなかった。

勉強で唯一大切なことは正確さである。「40」の読み方でもスピードでもない。
「良い国だわよ鎌倉ちゃん」と憶えてる子に無理矢理「良い国つくろう鎌倉幕府」と訂正させ、かつ「いいくにつくろうかまくらばくふ」という文を読むスピードを競ってなんになるというのか?
        
そんな枝葉にもならん部分にこだわってる場合か!週休二日になってただでさえ学力が低下してるのに。
と、ひとりで憤慨してました。ごっくしじゅうご。

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匂い立つ 開いた腋に 顔を埋め
 濡れた女が 白濁を絞る

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