昨日、本年度の最大行事であるところの新人による会社再生プロジェクトのプレゼンがあった。
http://diary.note.ne.jp/38325/20031024
参照

会社再生というとなにやら傾いた会社を建て直すような印象をもたれるかもしれないが、まぁQCサークルのようなもんの発表会があったと思っていただきたい。
社長をはじめ重役さん勢揃い&各部署から100名近い聴衆の前で話をするのは俺でも緊張するのだけど、新人くん22名は見事にプレゼンテーションしきった。

納得いかないところもあっただろう。仕事が終わって7時くらいからプロジェクトの打ち合わせ、もちろん残業代なんかつかない。そのあと飲みに行くとなると午前様になること必至。金も時間も使って奥さんに怒られたという話もひとつやふたつじゃなかったはずだ。
参加は任意。しかもかけた金に見合う報酬すらないというのに、文句いいながらも付いてきてくれた22名には頭が下がる思いである。

そういう彼らが最後の班が発表を終え、一同で礼をしたとき、不覚にも涙がこぼれる。「ありがとう」は俺の言葉だ。

会社ってなんだろう?仕事ってなによ?人付き合いは?
この半年で彼らに教えてもらったのは、口にするのも恥ずかしいが愛社精神と郷土を愛する心とマンパワーの偉大さだった。
ネットの発達で居ながらにして世界の情報を得ることができ、ヘッドハンティング、リストラ等で会社の従業員の溝は深まるばかりである。
歪んだ個人主義は家族や地域コミュニティも崩壊させ、偏執な家族愛を生んだ。
その結果がこの社会だ。

俺達が頑張れば会社が儲かる、会社が儲かれば給料があがる、給料が上がれば家族が喜ぶ。家族が喜べば幸せになれる。

という当たり前な理屈すら忘れてた気がする。面倒なこと、煩わしいことから逃げちゃいけないんだよな。ほんと、キミたちと一緒に出来てよかったよ。
やっぱいくつになっても勉強だ。

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 指のはこびは けど忘れえぬ 

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