※※ 注 意 ※※
半ネタバレです。

どんでん返しを主眼にもってきている映画はそれこそ星の数ほどある。「シックス・センス」「ユージュアル・サスペクツ」「アイデンティティー」「隣人は静かに笑う」「メメント」なんかは結構好きだ。
中には「んなバカなぁ(^◇^;)」っつーどんでん返しもある。「ワイルドシングス」(ネーブ・キャンベル 乳は最高!あれだったら援助交際しちまうっちゅーの)「セブン」なんかがいい例だろう。この二例は制作サイドが勝手に転げ回ってるって感じ。「ワイルドシングス」はとにかくドタバタ転がる回数で勝負してるだけだし、「セブン」は最後のどんでん返しをするためだけに物語を作ってる感じがする。
要はですね、気持ちよく転がしてくれってことだ。
さて「閉ざされた森」だが、これはどういう種類のどんでん返しかというと....

ジョン・トラボルタとサミュエル・L・ジャクソン出演。
ストーリーは以下の通り。
パナマ在駐の米レンジャー部隊が訓練中消息を絶つ。後に2名の生き残りが発見されるが証言がそれぞれ異なる。残りの隊員を殺したのは誰か?事の真相は?そして衝撃のラスト!
軍事ものでトラボルタ主演となると「将軍の娘」を思い出すが、今回のトラボルタはワケあって軍を辞めた麻薬捜査官。今回、軍の不祥事の原因を探るべく尋問のプロとして召喚され、コニー・ニールセン演ずる警務隊長と共に事の探求にあたる。

と、ここまで聞いたら大概の人は軍事サスペンスだと思うだろう。
事実、俺も
「あれ?こいつの発言が嘘だったのか?」
「え?数字の『8』の意味ってそうだったの?」
「うそー!殺したのはあいつだったのか?」
とこの手のサスペンスを楽しんで観てました。
そして物語の終盤でのどんでん返し!やっぱトラボルタはこうじゃなきゃ!!
と思うもつかの間
「........(__;)...」
え?....なに?このラスト。
まさか「ソードフィッシュ」の続編だとは思いませんでした(笑)。
「閉ざされた森」はこの映画自身を「なんちゃって」で落とすタイプのどんでん返しでした。新しいタイプの落とし方ではあるがあんまり感心できません。
次はトムクルーズ主演で「○○-3」か?

58点

黙祷

2004年7月3日 映画
これは書いておかねばなるまい。
怪優マーロン・ブランドが死んだ。

ゴッド・ファーザーでのアカデミー主演男優賞を蹴った男。(次年の「ラストタンゴ・イン・パリ」ではちゃっかりいただいたが)なんでも公民権運動にのめり込んだ故とかなんとか。
かと思えば「D.N.A.」や「ドン・サバティーニ」で自虐的な役をもやってのけた。
結局なんだったのか?この人は。

やっぱり「地獄の黙示録」なんだろうなぁ。今さら語ることもない戦争映画の決定版。カンヌでは「ブリキの太鼓」とパルムドール分け合い、翻訳家戸田奈津子の映画デビュー作でもある。(だからなんだという話は聞き流す)
ベトナム戦争を痛烈に批判しただけの難解な駄作という人も多いが、「人の狂気」を模したロードムービーとして観ればわかりやすいのだと思う。長すぎるけどね。(__;)
とりあえず「ハート・オブ・ダークネス」を観よう。この映画の、コッポラのすばらしさと、そしてマーロン・ブランドのいい加減さがわかるから。

とりあえず画像は俺の大好きな「ゴッド・ファーザー」を貼り付けました。
「地獄の黙示録」のことを書いたのはちょっとウンチク言いたかっただけ。(笑)

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