「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソン主演のダブルオーセブンライク....つーか、音楽から小物までまんまパクったスパイものコメディー。
ビーンの持つ精神病的キャラクタは多少影を潜めているが、やっぱりビーンの呪縛からは逃れられず、観ている側は「あー今回のビーンはこういう設定なのね」ってな風に観てしまう。はっきりいってローワン・アトキンソン、もうビーンと共に生きるしかないのかもしれない。渥美清as寅さん、みたいな感じ。
(全然関係ない話だが、素のアトキンソンはジョージ・クルーニーにクリソツだと思うのは俺だけか?)

英国情報機関「MI7」のエージェント全員(!)を自分のミスで死なせたデキの悪い事務員ジョニー・イングリッシュが急きょエージェントに昇格して、フランス人大富豪の下にある王冠の警備にあたるんだが、まんまと王冠は盗まれてしまう。
王冠の行方は?会場で出会った謎の美女の目的は?そしてフランス人富豪の陰謀とは!?

イギリス人が作ったイギリス人向けのドメスティックムービーなので、ガイジンである我々が観ても真の笑いは伝わってこないのかもしれない。イギリスとフランスの確執とか、大富豪役のフランス訛りの英語とかなんか笑えないもんなぁ。
ただ、作りはさすがに本物志向で、過去の「アリG」や「アンダーカバー・ブラザー」とは違いしっかり金をかけている。

笑ったのは自白剤と間違えて筋弛緩剤打つシーン。キチガイっぽい役をやらせたら天才だ>アトキンソン
あ、そうそう、キチガイと言えば大富豪役のジョン・マルコビッチ(!)もいい味を出してました。やっぱり名優はどんなキャラをやっても光るもんがあるんだなぁ。

俺はスパイコメディの雄「オースティン・パワーズ」の方がギャグもキャラも馬鹿馬鹿しさも一枚上手だと思うのだが、「ジョニー..」の方が好きという御仁もいらっしゃることだろう。それはそのまま「ミスター・ビーンが好きかどうか?」の差であるように思う。

59点

※ゆうきさま ブックマークありがとうございます(^^)

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