アメリカの食育事情というもの
2005年4月8日 映画
昨今の学校教育では食育が盛んらしい。地産地消(地元の食材を地元で食べましょうということ)も見直されてきてるようで、遅まきながら安全な食品に対する意識が向上してるようにも見える。
んがしかし、ブッチュと日本中の外食産業の圧力によって米国牛肉の解禁もほぼ決まったのを筆頭に某ハンバーガー屋の「バリューセット」攻勢は相変わらずやまない。ここの日本法人の創始者は「子供の時にハンバーガーの味に慣れさせたら一生忘れない」ってな戯言を言ってのけたが残念ながら半分は本当になりそうだ。いや、もうなってるか。(^_^;)
たまにマックなんか食うと、次の日のうんこが臭いのなんのって。これ、絶対身体に悪いものが入ってるよな。いつもはバラの香りのうんこの俺だから良く解る。
さて、「それってヤベぇんじゃねぇの?」と思ってるアメリカ人もいた。
モーガン・スパーロック、「スーパーサイズ・ミー」を作ったその人である。
いや、正確に言うと彼はマクドナルドを批判してるワケではない。「肥満になったのはファーストフードが原因だ」とのバカな訴えを見て「ホントにファーストフードは肥満と因果関係がないのか?」という素朴な疑問から「三食マックで一ヶ月過ごす」という企画を立ち上げたのだ。
この「いきなり黄金伝説」的な企画は思いもよらずアメリカの暗部をえぐることになる。
NCLB(落ちこぼれ防止)政策による(多分)意図的な教育の取捨選択での食育の放棄、貧困層の拡大とファーストフードへの依存性、偏った健康志向とダイエットサプリの氾濫、貧しい給食の実態.....
なんてことはない、なにも知らない消費者を太らせる大企業と痩せさせる大企業間で回遊させて金を落とさせてるだけだったのだ。
まさしく家畜状態、自分らが口にしてるモノのおぞましい処理方法を見たとき、きっとそう感じることができるだろう。
モーガンは25ポンドの贅肉と性欲と肝臓を引き替えにその事実を皆に伝えたのだった。
この映画....というか、ドキュメンタリーの面白いのは実は公開されてからで、からくりがバレたと焦った企業とその企業から献金をうけている議員らは、肥満になった責任を企業に求める訴訟を禁止する法案「チーズバーガー法案」を可決する。
同じく、マクドナルドはスーパーサイズを販売廃止し、コーラや特大ポテトを次々とメニューから消し去った。
こいつらは解ってやってるのだな。
とまぁこういうドキュメンタリーであるのだが、惜しむらくはムーアほどのユーモアセンスがないとこだろうか。映画として観れば特別すごいという域までいってない。
もっともモーガン・スパーロックもそんなところ狙ってないだろうけど。
あと、クロックワークスよ、ちゃんとオリジナルのポスター使えよな!
そんなマクドナルドが怖いかよ。
↓
http://www.supersizeme.com/images/main_window/sections/downloads/wallpapers/ssme_fatron1_800x600.jpg
80点
んがしかし、ブッチュと日本中の外食産業の圧力によって米国牛肉の解禁もほぼ決まったのを筆頭に某ハンバーガー屋の「バリューセット」攻勢は相変わらずやまない。ここの日本法人の創始者は「子供の時にハンバーガーの味に慣れさせたら一生忘れない」ってな戯言を言ってのけたが残念ながら半分は本当になりそうだ。いや、もうなってるか。(^_^;)
たまにマックなんか食うと、次の日のうんこが臭いのなんのって。これ、絶対身体に悪いものが入ってるよな。いつもはバラの香りのうんこの俺だから良く解る。
さて、「それってヤベぇんじゃねぇの?」と思ってるアメリカ人もいた。
モーガン・スパーロック、「スーパーサイズ・ミー」を作ったその人である。
いや、正確に言うと彼はマクドナルドを批判してるワケではない。「肥満になったのはファーストフードが原因だ」とのバカな訴えを見て「ホントにファーストフードは肥満と因果関係がないのか?」という素朴な疑問から「三食マックで一ヶ月過ごす」という企画を立ち上げたのだ。
この「いきなり黄金伝説」的な企画は思いもよらずアメリカの暗部をえぐることになる。
NCLB(落ちこぼれ防止)政策による(多分)意図的な教育の取捨選択での食育の放棄、貧困層の拡大とファーストフードへの依存性、偏った健康志向とダイエットサプリの氾濫、貧しい給食の実態.....
なんてことはない、なにも知らない消費者を太らせる大企業と痩せさせる大企業間で回遊させて金を落とさせてるだけだったのだ。
まさしく家畜状態、自分らが口にしてるモノのおぞましい処理方法を見たとき、きっとそう感じることができるだろう。
モーガンは25ポンドの贅肉と性欲と肝臓を引き替えにその事実を皆に伝えたのだった。
この映画....というか、ドキュメンタリーの面白いのは実は公開されてからで、からくりがバレたと焦った企業とその企業から献金をうけている議員らは、肥満になった責任を企業に求める訴訟を禁止する法案「チーズバーガー法案」を可決する。
同じく、マクドナルドはスーパーサイズを販売廃止し、コーラや特大ポテトを次々とメニューから消し去った。
こいつらは解ってやってるのだな。
とまぁこういうドキュメンタリーであるのだが、惜しむらくはムーアほどのユーモアセンスがないとこだろうか。映画として観れば特別すごいという域までいってない。
もっともモーガン・スパーロックもそんなところ狙ってないだろうけど。
あと、クロックワークスよ、ちゃんとオリジナルのポスター使えよな!
そんなマクドナルドが怖いかよ。
↓
http://www.supersizeme.com/images/main_window/sections/downloads/wallpapers/ssme_fatron1_800x600.jpg
80点