前作「ボーン・アイデンティティー」から2年、寡黙な工作員ジェイソン・ボーンが帰ってきた!

二年前の騒動から逃げ延びたボーンは恋人マリーと共にインドはゴアで時折感ずる頭痛に悩みながらも静かに暮らしていた。時を同じくしてベルリンではCIA内のスパイ摘発の内偵調査で情報屋と接触しようとしたそのとき、何者かに襲撃され、関係資料を奪われてしまう事件が発生する。現場を調査したパメラは起爆装置から採取した指紋からボーンを犯人と特定するのであった...

ロバート・ラドラムの大ベストセラーボーンシリーズ三部作の二作目「沈黙のオデッセイ」を映画化した作品だが、時代背景の関係上舞台とストーリーの細部が大幅に修正されている。これが功を奏したのか、前作の「原作に力負け」感が全くないのが良い。
加えてスローモーに見えたマット・デイモンのアクションもそれなりにキレが出てて好感。たくさん練習したんだろうね、偉いぞ、ジミー。

インド、ドイツの他にアメリカ、イタリア、ロシアとヨーロッパ各地のロケーションもすばらしい。ちょっとした旅行気分も味わえることだろう。
また前作の続編ということで無駄な説明をカットして全体的にシェイプしたのもよろしい。まぁおかげで「ボーン・アイデンティティー」を、観てないと半分も楽しめないという問題もあるんだけどね。

気になった点だが、カーチェイスはまぁ従来にないプレステグランツーリスモ的ダイナミック感はあって良かったんだけど、カメラワークとカットセンスがイカン。前作のジミーの格闘センスをごまかす為のカット割りまでは許すが、あそこまで寄り気味ぶれカメラだと何をしてるんだか全然わからん。もうひとつ、ビデオ撮影なのかデジタル編集なのかはわからんが、画像が荒く、ボケ気味だったのが惜しかった。

それ以外はもう100点に近い。無骨なサスペンスものとしても十二分に楽しめることだろう。最後はどーなるんだろう?○○○○○は第一作で○○だし、○○○は○○だし時代設定は○○○○だし.....せっかく原作の呪縛から逃れたんだから次作もジミー主演でよろしく。

87点
今や立派な配給会社となったヴァカ....じゃなかったギャガが、アメリカでスマッシュヒットした映画を安く買いたたき(想像)日本の純愛ブームにのっかろうと自ら「キミヨム」と略して宣伝したあげく、ケミストリーなんぞを使ってショボいプロモーションでエンディングをぶちこわしにするくらいならまだしも、HPやメディアで公開前から堂々とネタばらしまでしてしまった極悪映画「The Notebook」(もう邦題書くのも嫌)。
「泣いてください」ぢゃねぇっつーの、ばかものが。

ある療養施設に独り暮らす老婦人、彼女は痴呆症だった。そんな彼女のもとへデュークと名乗る初老の男が定期的に通い、ある物語を読み聞かせている。それは1940年にあった青年ノアと令嬢アニーの恋物語であった....

痴呆症(今は認知症つーんだっけ?)の認識不足とストーリーの組み立て方のミス
エンディングのとってつけたような都合の良さ。

からみても、普通の凡作メロドラマであろう。汚いものにはふたをすればいいんですか、そーですか。
すげーつまらんかったです。あと30分我慢して「火火」にすりゃよかった(T^T)

9点
「ボーン・アイデンティティー」はアメリカのテレビの連続ドラマでだけど一度映像化されている。日本でも「地獄の暗殺者」という邦題でビデオ化されていたが、このたび晴れて「ボーン・アイデンティティー」という名でDVD化された。

主演は「キングソロモンの秘宝」「三銃士」のリチャード・チェンバレン。元々テレビ俳優さんだが、B級映画にもたくさん出てるので顔を見たらわかる人も多いと思う。
88年製としてはあまりにも古くさい点とR・チェンバレンの大根具合に(;´д`)トホホーとなってしまうのを除けばまぁボチボチ楽しめる作品ではないだろうか。

とはいうものの、テレビ連続ドラマなので190分の長尺、それを我慢して観るくらいならマット・デイモン版のほうが数倍面白いのでそっちをおすすめするけど。(笑)

40点
「ローレライ」を観る。
祖国だの守るものはなにか?だの色々言ってるが、基本的にはこの映画、戦争映画ではない。「ガンダム」や漫画「最終兵器彼女」的な子供向けの戦争をモチーフに使ったドンパチムービーである。まぁ監督が平成ガメラを支えたアニメ畑の樋口真嗣だからそれはそれでしょうがないのだけど、もうちょっとどうにかならなかったのか?が正直なところ。(ーー;)

端からフィクションである「ガメラ」なら、ディテールに凝ってプロットを練り上げて巧い役者を使えばそれなりにリアリティが出る。
でも戦争映画、それもWW2ものになると「ちょっと頑張ってみました」程度ではダメなのだ。徹底的に予算をかけて蟻のつけいる隙もないストーリーを組み上げなければならない。じゃないとすぐ嘘がバレちまう。

大の大人が声高らかに「戦争映画」を謳って置いて実は「ガンダム」だったという大変恥ずかしい映画が「ローレライ」である。
いや、「ガンダム」が恥ずかしい映画ってワケではないぞ。結局(俺も含めてだけど)半世紀以上も戦争してない国の人間が戦争映画ってのを作れるわけがないってことだな。
その点、アメリカは今でもイラク人をぶっ殺してるし、韓国人は38度線で北朝鮮人を狙撃してるから戦争映画もすごいもんな。(含嘘)

大衆の求めてるものの一歩先を行くのがテレビ屋ならこの映画も「踊る...」と同じように受け入れられて大受けするのだろうか?「ラスト・サムライ」と同じようにこの映画に日本魂を感じてしまうのだろうか?
だとしたら日本人、マジでヤバいよ。
どうか、「ガンダム」を観る感覚で軽くお楽しみください。で、見終わった後にTSUTAYAで「クリムゾン・タイド」を借りて本物の潜水艦映画をお楽しみいただければと思います。

30点
随分前に聞いたことのあるモノを発見したので嬉しくなって貼り付けてみる。
これが開国の真実だ!

http://d-amon.hp.infoseek.co.jp/mp3/perry.mp3
毎日送られてくるDM、削除作業だけでも結構な時間が費やされ閉口してる人も多いのではないだろうか?
俺も仕事プライベートあわせて3つのアドレスが現役なのと、テキトーに取得したフリーのメアドをそのまんま残してるから30通/日くらいのDMが届くのだけど、その中の一通、とても面白いとこがあったので紹介したいと思う。
その名も.....

ゴルゴ13インターネットサービス!!

なんだ、パクりものかよ。と思ったあなた、大きな間違いです。英語で言うところの big mistake であります。
まずはこのサイトを見よ。

http://mail.golgo13.com/index.html

ほら驚いたか。本物のデューク東郷だ。
このサービスはさいとうプロと小学館がフリービットという会社を業務提携して提供するサービスらしい。まぁぶっちゃけキャラクタの使用料を払ってフリービットが運営してる会社であろう。
フリーメールと一部プロパイダ事業も行ってはいるものの、利用者のほとんどはセカンドメールを取得するヘビーユーザーであろう。
となると、このイメージキャラクター「ゴルゴ13」ってのはどうなのよ?(^_^;)

価格的にもサービス的にも他の同様サービス会社に比べて特出するものもなさそうだし、ゴルゴだけで客が取れるとは思えないんだけどなぁ...
どうせ小学館なら「ドラえもん」を使えばいいのに。対象は小学生から主婦まで、セカンドメールユーザーの大半はそこだし。多少使用料を払っても十分元をとれると思うのだが。目指せ!第2のほりえもん!!ってことで。
調べてみると
doraemon.ne.jp
がまだ空き家である。いかがでしょう?>中小IT関連事業者のみなさま
君の態度の変化に気づいたのは半年くらい前からだろうか。
鈍感な僕だから、もしかしたら遙か前からその信号を送ってたのだと思う。
でも僕はその変化の理由がわからなかった。
正確に言うと
わかろうとしなかった。
当然だ
わかっちゃうと答えを出さないといけないから。そしてその答えはひとつしかないから。
鈍感な僕だけど、それっくらいはわかってた。

半年プラス何ヶ月か答えを保留した僕に君はひとつの決断をする。
全てを受け入れることのできない僕はただ君の話を素直に聞くしかなかった。

結局その決断は達成できずに君は帰る場所に帰り、僕は君の抜けた穴をただもてあそぶだけの日々を過ごすことになるんだけど、その穴の大きさに今更ながら気付いてちょっとびっくりしてるんだ。

君の住む街を僕はよく知らないけど、あの電車に乗れば君の街に行けるのはわかってる。
そんなくだらない事が僕のたよりない支えだってこと、君は知らないだろうね。
「バッカじゃない?」って笑いながら小突かれるから言わないけど。

そんなことを考えながら今日も自転車を転がすんだ。
君はなにしてる?
電通やフジテレビという会社は映画を数字とデータでのみ判断する。
いや、ビジネスだからそれはそれでわからなくはない。ハリウッドもパトロンを押さえることと、大手の配給会社と契約を取ることが成功への近道とされているし、事実、スポンサーの言動で映画がお蔵入りになることもままあると聞く。
でも、映画の掟は崩してないはずだ。
少なくとも、テレビに出てる(多少お笑いも出来る)アイドルと芸人、パクリのCG、今風にアレンジした音楽、ダメダメにもほどがある演出の寄せ集めで映画はつくらないはずである。

東京にやってきたハットリくんの任務は主のケンイチを守ることと他人に姿をさらさないこと。
大都会で忍術を使いなんとか任務をこなしてきたハットリくんだったがケンイチのクラスにサトーが転任してきた。このサトーこそライバルケムマキだったのだ...

ストーリーは思いの外しっかりしている。
さすがジョビジョバ。
問題はやはり演出なんだろーなぁ....(ーー;)
田中麗奈ってこんな下手くそだったっけ???
そこって笑うところですか?
後半に行けば行くほどクオリティが落ちてるんですけど?

と、まぁ、テレビの二時間特番でやる程度のものをCM無しで観せられてもキツいものがあるってことだ。うちの子供らも途中で飽きて観てなかったぞ。

遅くとも、夏休みには地上波で放送されるのでそれまで待っても問題ないと思う。
こんなもん作るなら「でんじゃらすじいさん・ザムービー」を作れ!

30点
俺はサイバラさんが好きである。
チョーいい加減な漫画や、チョーいい加減な金遣いや、容姿をも含めて大好きだ。
もっともお友達になれるか?と問われれば二の足を踏んでしまうのだけど。

毎日新聞の販売数に少なからず影響があった「毎日かあさん」
自身の脱税経過を克明に記録した前代未聞漫画「できるかな?」シリーズ
俺が彼女に支払った印税がどのように使われているかがよくわかる(笑)「まあじゃんほうろうき」
有名レストランの実名をあげて「まずい」と正直に書く「恨ミシュラン」

と彼女の身体を張った取材とある意味人生をかけて描く情念のようなものにクラクラしてしまうのだ。

それだけではない、「ゆんぼくん」や「ちくろ幼稚園」など、園児〜小学生の心情描写や世界観の構築の才能はもはや天才的といっても過言ではない。
特に「ぼくんち」は大人社会(それも最底辺の部類)における少年の成長を淡々と描いた傑作である。
マッキーで乱暴に描いたあの汚い絵に何度涙を流しそうになったことか。

と、そんな「ぼくんち」が観月ありさ主演で映画になっている。
5本1000円のサービスデーだったので借りてみたが、サイバラの世界観を映画にするのは不可能だということを再確認。観月も鳳蘭も子役二人も岸部一徳も志賀勝も、いい演技してるんだけど、これじゃただのコメディだろ。「幸せってこういうもんだよね」ってサイバラが一番嫌いな落としどころじゃないのか?
まぁ本人は金さえ稼げればそれでよしなんだろうけど。そういうサイバラが俺は大好きだったりするのだけど。(笑)

とりあえずかの子の乳を見せることと「おまんこ」ときちんと発音させることが第一歩だな>監督

41点
次男坊のコロコロコミックを手にとって見たときの衝撃といったら近年にないくらいすごいものだった。
以前流行ったヘタウマではない。まんま素人が描いたような稚拙な絵に怒濤のギャグセンス。バカ漫画の大御所集英社ならまだしも、小学館、それもPTA御用達のコロコロコミックで描かれてるから驚いたのだ。

語はじーさんと孫がおりなす不条理ギャグの一話完結もの。猫(?)のゲベや校長、最強さんなどワケのわからないキャラクターも魅力だが、とにかく「(´Д`;)エーマジデー」というくらいバカバカしい笑いが満載で好き嫌いがハッキリと分かれるであろう問題作なのだ。俺は「ボボボーボボーボボ」より好き。

「ギャグコロ」という番組で短編アニメになってるらしいが未見。
でもこういうくっだらない漫画こそ金かけて真面目に作ってもらいたいんだけどなぁ...
CG満載の実写でも面白いと思う。小学館たのむよ。監督は「茶の味」の石井克人でよろしく。
多少土をいじったことのある人ならみんな感じると思うが、陶芸というのは偶然の産物である。それこそ湿度や釜のどの位置で焼くかで全然違ったものになるのだから。大御所の作家さんが自分の作品をパカパカ割るのは作品に満足できないのではなく、確率的に数%しかできないのがわかってる上で単純に選別してるだけなのだな。
最近の電気釜は電子制御でそれなりのものが出来るけど、銘器と比べるとそればやっぱり「それなり」のもので、どこか薄っぺらかったりする。レシピがわかってて温度管理のできる電気釜を使って模造してもそんな調子なのに、作り方もわからない古信楽のビードロ釉を一から確立しようなんざ砂浜で小石を探すようなもんだ。と誰もが思うだろう。
しかし、それを実現した女傑がいた。
神山清子氏である。
「おんなのくせに」という旧態依然とした陶芸界をひっくり返した強者であるが、彼女はまた、骨髄バンクの設立にも尽力したことでも知られる。
そんな女性の波瀾万丈な半生を「TATTOOあり」のバイオレンス監督高橋伴明が撮った。

「火火(ひび)」
清子を演じるのは田中裕子、もうすばらしいの一言である。しばらくスクリーンではお目にかかってなかったが、さすが名女優、凄味のある迫真の演技。こののんびりとした出で立ちのどこにあれだけのパワーがあるのだろう。
脇を固める、池脇千鶴、岸部一徳、黒沢あすかといった役者もすばらしい。そしてダイブクボヅカの弟、窪塚俊介もこれがデビュー作品でありながらなかなかの熱演。

全編お涙頂戴シーンで埋まっている作品が多い昨今(「セカチュー」とかな)ノンフィクションも単純な「泣ける」作品のオンパレードとなってると思うが、「火火」はちょっと笑っちゃう部分もあったりして(千鶴ちゃんとのHシーンなんか)、このあたりは「レイ」にも通ずるんだろうけど、ナチュラルさが抜群だのだな。

病気が進行して弱ってる息子に「死ね」と言いながら骨髄バンク設立に奔走する母親。
自分の命と引き替えに制作作業に没頭し、精子ではなく未熟ながらも力強い作品を遺した息子。
その母子のバカ正直なひたむきさと心動かされた人々の決意に観客は感動する。
俺も泣いてしまった。

2005年もまだまだ先は長いが、とりあえず本年度ベスト作品といっておこう。

89点

追記
骨髄バンクの登録は簡単だし、骨髄液をとられたからといって命に別状があるワケではないので、善い人ぶりたい人から自傷癖のある人まで是非登録してもらいたい。君の助けが必要な人はいるのだ。詳しくは
http://www.jmdp.or.jp/
昨日、仕事で保健所にいったときのこと。
新年度から許可のとりかたがかわるというので、書類を持って申請にいったのだが、待てど暮らせど担当者が出てこない。
失礼とは思いながら事務所のドアをノックすると担当者(50歳くらいのオヤジ)は弁当を旨そうに食ってるではないか。そりゃさ、昼飯どきにいったのは悪いと思うぞ?でも客を待たすってのはどうよ??
まぁ所詮親方日の丸だからそのあたりのサービスに無頓着なのかととりあえず待ってることにする。

申請書類を確認してもらってると書類に不備があるという。
「ここの判子は代表取締役の印をもらってください」
「え?でもここに『業務を執行する取締役の代表の方の印と健康診断書』って書いてありますよ?代表取締役じゃなくってもかまわないんじゃないですか?」
診断書の隅に小さく書いてある注釈を差して問うと担当者は
「取締役の代表といえば代表取締役のことに決まってるじゃないですか」
とあきれたように言う。
代表取締役が業務を行わない場合もあるじゃないか!そんなならはじめっから代表取締役って書いとけっ!!(-_-メ;)テメ・・・という言葉をぐっと飲み込んで「わかりました」と答える。社長の印はまだいいのだが健康診断が面倒臭がっていかないだろうなぁ...

細かいところでいくつかつっこまれその度にカチンときてたが、まぁここでひっくり返して不可になってもまずいので聞き流してた。ただ、この担当者とは何度も顔を合わせたくなかったので
「わかりました。ではAとBとCを修正して再提出いたします。なにか不足書類とかありましたか?」
と念を押す。すると怪訝そうな顔をして
「はぁ?だからAとBとCが不足だって言ってるでしょ」
とのたまうではないか!
ジョーシキで考えたらここでの不足書類ってのは口頭確認した点以外のことだろーがよ!
バカか!!
さすがに語尾が荒くなり「他にありますか という意味です!ないならいいです」と即答し、健康診断書の書式について確認する。原書は保健所から貰ったもので、その紙にはすでに専務の診断が書き込まれていたからだ。すると
「いや、この通りの書式じゃないと困ります」

「(-_-;)......(じゃぁとっとと新しい紙を持ってこい!!!!!)それではあたらしいのください」

社会保険事務所の対応も最悪だが、保健所の対応も最悪だってのがわかった。
市役所や労働基準監督署は随分良くなってきてるんだがなぁ.....
こういうのってどこに文句を言えばいいのだろうか?
嫁さんの実家に行く。
義弟に子供ができてその子を見せてもらうためだ。
一昨日の大家族番組で16歳の娘が未婚の母になるってのがあって、家族はギクシャクしてたのだけど実際赤ちゃんを見るとあまりにかわいいので「まぁなんとかなるだろ」ってな雰囲気になっちゃうシーンがあったが、ホント、赤ん坊にはそんな力があるように思う。まぁ他人の子供だから夜泣きもおしめも面倒みなくていいから余計にそう思うのだろうが。
だっこさせてもらうと二の腕にすっぽり収まって軽い。「あぁうちの子もこんな時があったのだなぁ」と感慨深くさせられる。男の俺でもそう思うんだから世のお母さんが「もうひとり作っちゃおうかしら?」と無理なことを考えてしまうのもわからないでもない気がしてきた。
出産祝いのアルバムとフリフリの幼児服を渡し終えおいとましようとしたとき、義父から野菜や生活品をいただいた。「ありがとうございます」とその袋を見てみると..

山乃湯
と書いてある。
知ってる人は知ってるが知らない人の為にちょこっと説明すると、全館こんな感じ
http://www.cherryweb.ne.jp/pinkenkai/ishikawa/yamanoyu/
のサービスが目白押しのイカ臭い温泉旅館である。

俺は行ったことない。いや、興味はあるのだけど、高いから(笑)。
義父は職人さんだし、仕事仲間と付き合いでこういうとこに行かねばならんこともわからんくはないけど、せめておみやげの袋は替えておくべきだった。(^_^;)

帰りしな、嫁さんに余計な心配をかけたくない俺はコンビニに寄って、袋を交換したことは言うまでもない。自分で言うのもなんだが、良くできた旦那さんである。
「SAW」で医者の不倫相手役で出演してたアレクサンドラ・チュン。
映画館で観たときはてっきり日系の人だと思ってたが名前からみてどうやら中国系らしい。お色気ムンムン系は俺の一番好きなところなので、どういう人か調べてみるとこれがマイナーな人らしく、芸名も何度か変えてるようで、中々ヒットしない。
映画ファン御用達のIMDbで調べても画像がひとつだけ。
http://imdb.com/name/nm0159017/
いや、この画像は画像で美しいのだけど、もうちょっと大きくて「SAW」でのエロい雰囲気わき出てる画像が欲しいのよ。デスクトップに貼り付けたいから。
グーグル検索でも出てこない..(ーー;)
アーシア・アルジェントちゃんの壁紙にも飽きたのでそろそろ新しい女神が欲しいと思ってた矢先なのに....
これだけ探しても出てこないとなると俄然欲しくなってしまうのは人の性、ということで教えて!偉い人!チュンちゃんの画像どこかにないでしょうか?
「インソムニア」
映画館で観たときはなにやら眠たい印象があったと記憶してるのだが、深夜枠のテレビで観たときはちょっと感動した。ロビン・ウイリアムスやアル・パチーノ、ウィレム・デフォー....じゃなかったヒラリー・スワンクの演技もそりゃ素晴らしかったが、なによりあの世界観がよかったように思う。
過去に過ちを犯し警察の内部調査の対象となってるベテラン刑事と、信頼できる愛読者に嗤笑されキレた作家。同じように心に闇を持つ二人の男の葛藤を反比例する美しさで描くアラスカの白夜。
これはヒューマン・ドラマなのだ、実は。アル・パチーノは保身の為にみっともなく証拠隠滅に奔走するし、ロビン・ウイリアムスは猟奇殺人者でもなんでもなく最後までただのオタクなオッサンである。そんな二人の心情の融合とそれを断ち切るアル・パチーノの落とし前の付け方に、人として「すべきこと」の大切さを実感する。
「メメント」のクリストファー・ノーラン監督が撮ったからってサスペンスでなくたっていいし、どんでん返しがなくてもいいのだよな。そこを間違って観ると肩すかしをくらう可能性大ってことだ。

とはいうものの、己の正義と葛藤という点においては「ミスティック・リバー」の方が数段上いってるし、サイコサスペンスとしてもいわずもがな、である。
惜しい、でも以前観たときより楽しめた。
得した気分である。

60点
えー、一昨日のチュンちゃん情報だが、HPがありました。
その名も

http://www.alexandrachun.com/

アレクサンドラチュンドットコム!
灯台もと暗し.....つーか、バカか?俺は。

しかしこのコンテンツ、ファン用のものではなくセールス用のものらしく、全然なってません!
過去のふくよかなときのチュンちゃんのビデオクリップがあるけどこのとき既におばさんくさいんですが、いくつなんだろう?ちょっと怖くなってきた(笑)。

プロフを観るとテレビ作品に出てるらしい。また石鹸がうんたらかんたら...と書いてある。英語偏差値38の俺にとっては解読不能である。
また中国系だと思ってたがコリアンな模様。
.....ということはあの美貌も...いやいや。(^_^;)

クレジットされない役者さんは売り込みも大変なんだろうなぁ。
「オーシャンズ11」は11人というふれこみにもかかわらずメジャー級アクターは5,6人しか揃ってないのは知っての通りである。
「タワーリング・インフェルノ」では12、3人の豪華スターが競演してるが、これはFOXとワーナーが手を組んだから。
カメオを含めると「オースティン・パワーズ」シリーズが一番多いか?
クリスチャン・スレーターからティム・ロビンス、「ゴールド・メンバー」に至ってはケビン・スペイシー、トム・クルーズ、グウィネス・パルトロウ、ダニー・デビート、スピルバーグにブリトニーちゃんだもんなぁ...
でも俺が一番輝かしいと感じるスターが出てる作品は「キャノンボール」である。しかも「2」の方(笑)
近くのショップで1000円だったので買ってみた。
バート・レイノルズ、ディーン・マーティン、サミー・デイビスJR.、ジャッキー・チェン、リチャード・キール 、シャーリー・マクレーン、フランク・シナトラだぞ?
こりゃもう大盤振る舞いじゃないか。
特にテリー・サバラスにはしびれるね、ばかかっちょよくって。

「1」にはマイケル・ホイとロジャー・ムーアが出演してるから捨てがたいのだけど、いい加減さでいえば「2」の方が上でしょう。
ムーアは「ユア・アイズ・オンリー」と「オクトパシー」の間に撮影したのね(^_^;)。

こういうバカ映画、最近作られなくなっちゃったなぁ....
斜に構えた「オーシャンズ..」とか「レジェンド・オブ・メキシコ」じゃーダメなのよ。
頼む!復活!!マイク・マイヤーズ!!☆彡     (-人-;) ...

「キャノン・ボール」 60点
「キャノン・ボール2」 62点

ところでワーナーよ。
DVD実売価格2000円を切る値付けは大変よろしいことだが、日本語吹き替え版がないのとスタンダードサイズってのはどういう了見だ?
それとハピネット、再販する気がないならとっとと「1」の販権大手に譲れ。

茶濁というもの

2005年3月23日 音楽
俺の携帯はいまだにシャープ製のJポンブランドである。
最近はメールをする相手もいないのでもっぱら仕事用の受け専門となっているのだが、もうひとつSDカードにMP3で音楽を入れておけば今はやりのデジタル携帯プレーヤーとしても使えるのだ。
問題はデフォルトカードは8Mなので2曲くらいしか入らないことと、ピンジャックからの入力となるので転送が遅いってこと。
転送についてはカードリーダーライターがあれば早いのだけど、セキュアMP3に変換しないといけないらしく、Mac対応アプリがないのでちょっと難しい。
容量不足に関しては、大容量SDカードを買えばいい。ってんで、調べてみると1GBで2万弱....俺なら迷わずiPod shuffle買う。(^_^;)
USB接続で音楽の他にムーバルファイルレコーダーとしても使えるしな。

さて、その8メガに何が入ってるかというと、大塚愛ちゃんの「黒毛和牛上塩タン焼き680円」ともうひとつはThe Street Slidersの「道化師のゆううつ」。
我ながらナイスチョイス。
堂本兄弟で欄丸は見かけるのだが、ハリーは元気なんだろうか?

ということで、画像はラストライブのアルバムを貼り付けてみた。
映画?最近観てませーーーん。
知り合いの方より日記にリンクを張ってくれとのメールが届く。
聞けば行方不明のお子さんを探すブログらしい。
このお子さんにはなんの義理もないが、メールの人には多少良くしてもらっているのでとりあえず張っておく。
アドレスはここ↓
http://blog.livedoor.jp/haneda2/archives/16761601.html

犯罪性のある話でもあるし、ご家族の心中察するにあまりあるのであえてコメントは差し控えたいと思う。
まぁ、こういう奥歯のモノの詰まった言い方の裏を察して頂ければ幸いですが。
オンナは基本的に「泣きたい」生き物であると同時に「忘れる」天才である。

....というのが俺の持論であるのだが、おおよそ的はずれではないと思う。
別れ話を切り返してからの割り切りの良さ、俺がどんな顔をしていいかに四苦八苦してる横に来て「もしかしてモトサヤもアリか?」と見当違いな妄想を抱いてしまうくらいシレッと最高の笑顔を見せたりする。でもそれはもうすっかりリセットされてるから、俺のことをどうとも思ってないから見せられるんだ、と気付くにどれだけの時間がかかったことか。(´▽`)

この「エターナル・サンシャイン」はそういう男女にありがちなすれ違いを近未来の日常を舞台にしてつくった恋愛映画である。
この映画のすごいところは完全に男性を対象とした恋愛映画であることだろう。
今までの男性向け恋愛映画というのはバイオレンスやギャグ、ナンセンスを土台としてそこに恋愛要素を詰め込んだものが多かった。「レオン」しかり「恋する幼虫」しかり「オアシス」「シュリ」もそうだ。なぜならオトコっつーのは「大好き、チュ!」的な描写を善しとしないからだ。格好悪いから。だってそうだろ?「大好きな映画は「ラブ・アクチュアリー」です」って自分の彼氏が真顔でのたまったら引くっしょ?(笑)

だが、「エターナル・サンシャイン」。これはストレートな恋愛映画として売り出している。立ち位置は「ラブ・アクチュアリー」と変わらないところにあると思う。ジム・キャリーが得意な顔芸を封印し、 「タイタニック」のケイト・ウィンスレットを相手役に選んだところから観てもそうだろう。ギャガの戦略もそういうところを狙ってるしな。
それでいて内容(脚本)は女性を泣かせようとか幸せな気分になってもらうという配慮はなされていない。ねらいは男性陣、しかも「オンナにフラれてどうしていいか解らなくなった」苦くも甘酸っぱい体験を持つ者に対して。
つまり基本的にオトコが毛嫌いするストレート恋愛映画のシチュエーションを使いながらもターゲットをオトコに設定する。そこがすごいのだ。

断言する。
この映画、10代〜20代女性陣には冗長で「つまらない」と映る場合があるだろう。
30代の恋愛映画大好きな女性にはすこぶる評判が悪い可能性があると思う。
当然だ、制作者は君たちのことなんか眼中ないから。
(余談だが、一緒に観た彼氏は君らがこの映画で感じた印象を毎回君が観たい映画を観る度に持ってるんだよ、ということも書き加えておこう(笑))
でも、相応の色恋を経験した男性ならきっと過去を思い出しながら、ジム・キャリーの情けない顔に涙することだろう。

もう一度言う。
オトコこそ、観ろ。
そして限りなく利己的な愛情に、脳内ファンタジーに溺れて泣け!

90点。
チャーリー・カウフマン恐るべし。

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