「CODE46」を観る。
コピーにあるとおり、高度に管理された近未来を舞台にした恋愛ファンタジーである。

環境破壊による砂漠化が進む地球、人々は各地にある都市部で生活し、人口管理も厳しかった。個々の都市を行き来するにはバベルという通行許可証が必要であるのだが、それが偽造されてると知ったスフィンクス社は調査員ウイリアム（ティム・ロビンス）を派遣する。
程なくして容疑者がマリア（サマンサ・モートン）であることを突き止めたウイリアムであったが、二人の間には特別な感情が芽生えていた......

イギリスくさい画の作りと音楽はそれだけでハリウッド作品とは一線を引き良い味を出してるものの、作り方が二番煎じというか、良く練られていない印象が常につきまとった。近未来の都市造形、都合の良い設定（ウイルス）、など、「ブレード・ランナー」や「ガタカ」「未来世紀ブラジル」「ソラリス」という良質SFからのリスペクトが多すぎる気がする。
もっとも、オリジナリティのみの造形もどうかと思うが(^_^;)、とにかくその違和感が払拭されないままエンディングを迎えてしまい、多少消化不良であった。

監督が撮りたいのは近未来の恋愛映画だったらしい。
もしそうなら、もうちょっと違った時代背景があってもいいのではないか？と「エターナル・サンシャイン」を観たあとでは余計そう思っちゃうんだよなぁ...

最大の疑問はあれだけ科学が発達してるなら、もうちょっと簡単に避妊できるんじゃなかろーか？ということ。
奥さんもいるんだから中出ししてんじゃないって　＞ティム・ロビンス

50点

「ミラマックス」
ディズニー傘下の映画会社ミラマックス・フィルムズのことだが、ここの創始者であるハーベイ＆ボブのワインスタイン兄弟が同社を離脱することが正式決定した。
任期満了に伴う人事と言われているが、マイケル・アイズナーCEOとの「華氏911」公開を巡る確執が要因なのは明らかである。
ミラマックスの最高経営責任者マイケル・アイズナーといえば、経営難だったパラマウントピクチャーズを「トップガン」のヒット等で立て直したムービー・ガイだ。
その手腕を買われディズニーに引き抜かれ、再建だけでなくABCテレビなどを取り込んでメディア・コングロマリットに成長させたというホリエモンのような御仁である。
さて、米国版ホリエモンはオリジナルと同じくすこぶる評判が悪い。
前述のワインスタイン兄弟との確執だけでなく、ディズニーアニメ復活の立役者ジェフリー・カッツェンバーグ（ドリームワークスの設立者だな）や、ピクサー＠スティーブ・ジョブスとの悶着も記憶に新しい。
i-Macの電源コードの接続部分がミッキーのシルエットに似てるからって訴えられたらジョブスじゃなくたって怒るわな(^_^;)。

はっきりいって、ディズニーの未来は暗いと言わざるを得ない。
ジェフが離れたあとのアニメ部門の屋台骨であったピクサーが離れた。子供向け作品はまだ得意のディズニーが、今度はワインスタイン兄弟とも袂を分かつのだ。
自身のご両親の名前を冠した「ミラマックス」を捨ててまでも独立という手段を選んだワインスタイン兄弟、よほどの決意であろう。
今後もミラマックスを所有し、過去のライブラリも手中に収めたとはいうものの、才能あるクリエイターがこぞって離反するのは確実だ。現にタランティーノやロドリゲスはワインスタインについてくらしい。

殿様商売でどこまで強がれるか？見物であろう。

「兵どもの夢のあと」
映画「アビエイター」を観たあとの率直な感想である。ハワード・ヒューズその人の人生とこの映画にかかわった全ての人に対する印象がそうなのだ。

主人公ハワードヒューズが関わった数々の産業、特に航空産業と映画産業は共に夢や金を無尽蔵に喰らう怪物である。そこに身を投げ入れ紆余曲折を経ながらも50年以上巣くうことが出来たのは、幼少の頃のから培われてきた無邪気さ所以であろう。
一般的にはプレイボーイでわがままで変わり者で破天荒の大富豪といわれているが（実際そうだが(笑)）、携わった事業の多くを成功させ、その一部が現在でも大手でいられるのは彼の才覚＆人間的魅力が故だろう。監督マーティン・スコセッシはそんな内なる「人間ハワード・ヒューズ」を描ききった。
そしてレオ様（ここではマジで彼に敬意を表してそう呼ばせていただく）も好演、大変すばらしかった。
特に後半の鬼気迫る演技は「ギルバート・ブレイブ」以来久々に映画の神様が降りてきたような印象を受けた。多少遠回りしたが、ようやく本物の俳優になった気がする。本人も言ってるようだが、「タイタニック」に出るくらいなら「ブギーナイツ」に出演してた方がどれだけキャリアにハクがついたことか。俺は多分、今後は彼の作品は手放しで鑑賞することになるだろう。

さて、観賞後の最大の疑問は
1　ディカプリオの好演
2　ハリウッド好みのシナリオ＆題材
3　2004を代表するバジェットムービー
4　無冠の帝王スコセッシ監督作品
と、これだけの材料が揃ってるにもかかわらずアカデミー賞を穫れなかったことだ。
観てわかった。これこそ作品賞にふさわしいはず。
いや、「ミリオン....」は未見なので軽々しく言えないけども、そこまで毛嫌いする意味がわからん。
（もしかしてミラマックスが原因か？そうなのか？）

お得意のニューヨークスタイルを封印して賞獲りを狙ったスコセッシ、自分を貫いてもダメ、日和ってもダメとなるとどうする？グレるか？(笑)

90点

30代以上の男子ならあのフィーバーを憶えているだろう。
そう「ガンプラ」フィーバーである。
今では決して出来がいいとは言えない300円だかのプラモに群がり、慣れない制作で指を切ったり、アクリル系塗料で部屋中を臭くしてお母さんに怒られた経験は誰にでもあったと思う。
あんまり著作権がどうとかうるさくなかった時代だからガンプラ人気にあやかろうと各メーカーが既存の金型を使い色々なパチもんガンプラを作った。
こんなのとか
http://www.webeyes.jp/~sfjyun/hp/index.html
こんなの。
http://www.vega.or.jp/~butto/bisson.html

中でも一番パクリ具合がすごかったのはこの「機動戦隊ガンガル」だろう
http://www.nkhs.ac.jp/hc/students/member21/hc211044/ga1.html

ガンガルにズク....アッカムは犬、ジドムはどう見ても恐竜、ザイックに至ってはサイじゃん。(^_^;)いくらなんでもこりゃないぞ(笑)

.......と、ここまではガンダム好きでパチもんをつかまされたことがある諸氏なら既にご存じのことだろう。今回俺が紹介したいのはこの「機動戦隊ガンガル」の設定を使った大まじめな作品なのであるっ！！
ってびっくりマークが付くくらいハイクオリティ
ここを見よ！
http://medamasoft.cool.ne.jp/

目玉ソフトさんというインディーズソフトメーカーさんの作品。オープニングソングもあり、これがまた良い味を出してるのである。
Mac使いの俺は遊べないので買わないが、小学生のとき、悔しい思いをしたやつは買って遊んでガンガルも案外かっちょいいってことを再確認してもらいたいもんである。

いや、すばらしい。

昨今の学校教育では食育が盛んらしい。地産地消（地元の食材を地元で食べましょうということ）も見直されてきてるようで、遅まきながら安全な食品に対する意識が向上してるようにも見える。
んがしかし、ブッチュと日本中の外食産業の圧力によって米国牛肉の解禁もほぼ決まったのを筆頭に某ハンバーガー屋の「バリューセット」攻勢は相変わらずやまない。ここの日本法人の創始者は「子供の時にハンバーガーの味に慣れさせたら一生忘れない」ってな戯言を言ってのけたが残念ながら半分は本当になりそうだ。いや、もうなってるか。(^_^;)
たまにマックなんか食うと、次の日のうんこが臭いのなんのって。これ、絶対身体に悪いものが入ってるよな。いつもはバラの香りのうんこの俺だから良く解る。

さて、「それってヤベぇんじゃねぇの？」と思ってるアメリカ人もいた。
モーガン・スパーロック、「スーパーサイズ・ミー」を作ったその人である。
いや、正確に言うと彼はマクドナルドを批判してるワケではない。「肥満になったのはファーストフードが原因だ」とのバカな訴えを見て「ホントにファーストフードは肥満と因果関係がないのか？」という素朴な疑問から「三食マックで一ヶ月過ごす」という企画を立ち上げたのだ。

この「いきなり黄金伝説」的な企画は思いもよらずアメリカの暗部をえぐることになる。
NCLB（落ちこぼれ防止）政策による（多分）意図的な教育の取捨選択での食育の放棄、貧困層の拡大とファーストフードへの依存性、偏った健康志向とダイエットサプリの氾濫、貧しい給食の実態.....
なんてことはない、なにも知らない消費者を太らせる大企業と痩せさせる大企業間で回遊させて金を落とさせてるだけだったのだ。
まさしく家畜状態、自分らが口にしてるモノのおぞましい処理方法を見たとき、きっとそう感じることができるだろう。

モーガンは25ポンドの贅肉と性欲と肝臓を引き替えにその事実を皆に伝えたのだった。

この映画....というか、ドキュメンタリーの面白いのは実は公開されてからで、からくりがバレたと焦った企業とその企業から献金をうけている議員らは、肥満になった責任を企業に求める訴訟を禁止する法案「チーズバーガー法案」を可決する。
同じく、マクドナルドはスーパーサイズを販売廃止し、コーラや特大ポテトを次々とメニューから消し去った。
こいつらは解ってやってるのだな。

とまぁこういうドキュメンタリーであるのだが、惜しむらくはムーアほどのユーモアセンスがないとこだろうか。映画として観れば特別すごいという域までいってない。
もっともモーガン・スパーロックもそんなところ狙ってないだろうけど。

あと、クロックワークスよ、ちゃんとオリジナルのポスター使えよな！
そんなマクドナルドが怖いかよ。
↓
http://www.supersizeme.com/images/main_window/sections/downloads/wallpapers/ssme_fatron1_800x600.jpg

80点

1965年制作の「飛べ！フェニックス」を今風にリメイクした「フライト・オブ・フェニックス」を観る。
今回、原題を邦題にしたのだが、“THE“がないのはワザとか？

石油採掘スタッフを乗せた飛行機が砂嵐に遭遇し砂漠の真ん中に不時着する。助けを待つ操縦士フランク（デニス・クエイド）ら10人はやがて救助が絶望的であることを悟る。絶体絶命の中、乗組員のひとりエリオット（ジョヴァンニ・リビシ）が不時着した貨物機の部品で飛行機を作ることを提案する.....

65年製の「FLIGHT OF THE PHOENIX」は以前深夜のテレビで観たことがあった。
タイトルの画像がそれ。
ジェームズ・スチュアートとハーディー・クリューガーの熱と冷の対比と砂漠のシチュエーションに汗かいて喉がカラカラになりながら、えらく興奮して観たのを憶えている。

今回もその基本路線は崩さず、プラスCGを効果的に使い迫力ある映像に仕上げているものの、オリジナルの「汗くささ」が全くなくなったのと、男の対立の部分がサラリとしすぎていた感がある。まぁ監督が「エネミー・ライン」のジョン・ムーアだからスタイリッシュになるのは致し方のないことかもしれないが、オリジナルの良い部分をこういう演出で済ませてしまうのが勿体ないつーかなんつーか。
ロバート・ロドリゲスにでも作らせたらもっと面白いものになってたかもしれない。
惜しい。

55点

なーんか、最近エロいこと書いてないなぁ。
いかんいかん、このままでは枯れてしまう。

ちんこーーーー！！

とりあえず、それっぽいことを叫んでみたところで、昨日見たビデオ

英BBC制作の「ディープ・ブルー」と同じような人智を越えたスペクタクルドキュメンタリーと思いきや、制作者の意図が随所に見られる「作品」であった「WATARIDORI」。あくまで第三者の視点で捉えた「ディープ・ブルー」と違い、鳥の視点で撮った部分や擬人化した部分など、「野生の王国」好きな人には受け入れづらいところも多いと思われる。ちょっと「グース」入っちゃってる？って感じ。違うか。

ただ、CG全盛の昨今、氷山の崩落や万里の長城など大自然の圧倒的な驚異と古代の英知を生の迫力で見させてくれるその映像技術と心意気には大喝采を贈りたいと思う。
また鳥たちの筋肉や骨の動きや力学的に正しいその姿にうっとりできる鳥マニアにはたまらない作品に仕上がってる。
べつにマニアでもない俺もすげー焼き鳥が食いたくなったくらいだもんな。

まー面白かった。
68点

もう一本、「茶の味」
感想は別の機会に書くが最高である。石井克人の代表作になるだろう

「下妻物語」がドタバタの中に友情という青臭いメッセージを詰め込んだ活劇だとしたら、「茶の味」はちょっと変わった日常の中に家族愛というメッセージを包んだキネマであった。
共に茨城県の田園風景を舞台としながらも正反対のアプローチから描いた両作品は共に俺の心をグワッっと鷲掴んだ。左右に分かれて真っ直ぐ進んだら半周して同じとこに到達しちゃった、みたいな感じ。どちらも日本人を描いてる「邦画」として突出して優れてると思う。
「下妻」の中島哲也が黒沢なら「茶の味」の石井克人は小津である！といったら言い過ぎか？

内気な長男、アニメーター復活の為に奮闘する母、そんな母が面白くない催眠治療士の父、地元の元彼女に未練がある母方の叔父、漫画家の叔父は仕事に行き詰まり、小学一年生の長女は時折見える大きな自分の分身に戸惑っていた....

一見無茶苦茶に見えるキャラクターの設定とキャスティング、そしてCGの使い方はともすれば嫌みに感じるかもしれないが、俺は評価したい。
たとえば我修院達也があのキャラクターで役名も「アキラ」として登場してみたり、土屋アンナの制服には萌えファンも納得だろう。寺島進のやくざ役も型どおりでステキ。
三浦友和手塚理美夫婦も実力派らしい演技で安心して観られる。佐野忠信もいつもの演技ながら全然浮いてない。久々にばっちりハマってた。
ってそれだけじゃないのよ。ちょい役ですんげぇ人が出てるのだ。
中島朋子に樹木希林、草薙くん、庵野監督、岡田義徳、武田真治、和久井映見、竜泉に野村佑香...あぁ！書ききれない！！今をときめく高橋一生くんに、こんなところに森下能幸が！うそ！あの教頭が田中星児ぃ？！加瀬亮、水橋研二！！
俺一押しのミスタードーナツの相武紗季ちゃんも転校した女の子役で出てる。
いやぁ監督の交友関係の広さがわかるってもんである。
CM作家ってーのは15秒で勝負がつくから見た目のインパクトやスピード感が重要でそういった演出をする人が多いと思うのだが、今回、監督はビジュアル的にどうしてもCGを使わなければならない部分を除いて極力ロケーションを活かした画面を時間をかけて丁寧に撮った。こののんびり感がとても良い雰囲気を作り出してるし、心に染みるまでのタイムラグを上手に消化している。
って、そんなマニアックな鑑賞を強いてるワケでもない。
素直に観ていただければ、くっだらないギャグとギャグの間の優しさに気付いて、最後の夕焼けのシーンできっと心がポワッとあったかくなるだろう。

岡倉天心という人がいる。西洋文化が急速に広まった時代に日本の美術や文化を再認識させ、100年前のアメリカに『The Book of Tea』という茶の心と日本人の文化を紹介した偉人なのだが、この本にはこうある。（以下引用）

　茶道は、純粋な心、調和、相互の思いやりの秘訣、人間社会にあって欲しいロマンチシズム等を、じっくりと教えてくれます。その根本は不完全なものをこそ敬う心にあります。思い通りにならないのが人生ですが、出来ることだけでも仕上げてみましょうという、心優しい挑戦です。

（引用終わり）
この精神こそ「茶の味」で石井監督の書きたかったことであり、俺が感動した部分であるのだ。クレしんの「アッパレ戦国」と同じ琴線に触れたな。
あぁ日本人でよかった。　

晩年彼が住み着いた場所と「茶の味」の舞台が共に茨城であることは決して偶然ではない。石井監督、とんでもない監督である。

90点

友人の奥さんの友達（22歳、ピチピチギャル）と飲みに行く。
ひとまわり以上も離れてる友人つながりの人なので口説く気にもならないのが楽。スナックのねえちゃんとアフターしてる感じ。いや、そんな大名遊びしたことないけど。

いつも行く飲み屋でがめエビの塩焼きとホタルイカの刺身をつつきながら彼氏の話やら仕事の話なんぞをダベってると、代行のバイトの話になる。
俺も飲み代ほしさにそんなバイトをしてたので、新旧代行バイト事情の違いについて花が咲く。
昔は給料の最低保障なんかなく、完全歩合だった。売り上げの25％が取り分だったが、俺は新人教育役を担当してたので33％もらってた。結局無保険のモグリの会社だったのが発覚して怖くなってやめた。今は組合も出来て保険も最低保障もしっかりしてるようだ。
「で、やっぱ取り分は今でも25％なの？」
焼酎のお湯割りを飲みながらピチピチギャルに聞いてみる。
「違いますよぉ50％ですよー」
......(^_^;)
ちょっとまて。代行は2人一組だからひとり二分の一もとっちゃうと会社の利益ないじゃんか。
もしかしてパーセンテージがわからんのか？と一抹の不安とともにもう一度説明してみると、焦って答えた。
「そうそう！ごめん間違えた！！　半分じゃなかった。半分の2」

はんぶんのに！！！
ピチピチギャルの馬鹿オンナっぷりに乾杯したのは言うまでもない。

旬なのでもう一丁。
例の奈良のキチガイ24時間ノンストップ騒音ババア、HIPHOP業界ですごい話題になってる模様。

コラのジャケ写が作られた
http://image.blog.livedoor.jp/higeoyaji/imgs/7/e/7e336ae8.jpg

のを筆頭に
http://www.yonosuke.net/dtm/5/9062.mp3
こんなのや↑こんなのも作られる↓
http://upld2.x0.com/data/upld1356.wav
http://upld2.x0.com/data/upld1357.wav

そして満を持してフラッシュも完成
http://www.geocities.jp/ha_g_e/hikkosi.html

すばらしい。

最近頭の中をずっとリフレインしてるのがこの曲「タイガー＆ドラゴン」＠クレージーケンバンドである。
横山剣が和田アキ子をリスペクトして作った楽曲、結構前の歌だと思ってたが、ドラマの主題歌になったり、本物のアッコさんがカバーしたりと再認識されたか、再び復調の兆し。再録されたのか以前聞いたのとちょっと違う気がするのだけど。どうか？

で、このビデオクリップだがこれがエロくてかっちょいいのだ。
ジャケ写の様にオンナのケツに敷かれてぇ〜〜〜！！！

俺の夢がまたひとつ増えました。共演者求む。

「ローレライ」は太平洋戦争映画の名を借りたガンダム的娯楽映画である。
WW2以降の近代戦争映画を作る場合圧倒的なリアリティがないと、子供だましにもならない、ということは先に書いた。
戦争を知らない子供達の我々には戦争映画は作れないってことだ。

経済的発展が行き詰まり次代への方向性が見えにくくなった昨今、どうやら戦前の「愛国」というところにアイデンティティーを求めてるフシがある。
「愛する日本を護るんだ！日本人であることに誇りを持とう！」　みたいな。

そんなもん、言われんでも当たり前だ！肉ばっか食って人殺しと金儲けしかしてない欧米人や明日の命もわからない途上国の国民でいるよか幸せだし、この幸せが永代に続くような心構え程度は持ってるつーの。それを何億もかけて映画の中のご大層なテーマにするってーのが気に入らない。
まぁブームに乗っかるのも映画屋の体質だからしょうがないのかもしれないけど。

ということで愛国ブームに乗っかった公開予定の三本
「亡国のイージス」松竹＝ヘラルド
「戦国自衛隊1549」角川映画/東宝
「男たちの大和　YAMATO」角川春樹事務所/東映
この三本の見所は以下の通り

1「ローレライ」大ヒット「亡国」「戦国」の福井晴敏VS春樹の姉「男たち」の辺見じゅん
　「亡国」「戦国」は原作からはっきりいって只のスペクタクルアクションモノである。「戦国」に至っては原案（半村良）＆オリジナルの良さをバッサリ切り捨てた愛国感動ものになりそうな感じ。予告編を観てると。
かたや「男たち」もノンフィクションの傑作と名高い原作を反町くんと獅童くんでどう料理するのか？今から脱力感でいっぱい。

2　角川映画VS角川春樹事務所
カドカワを追い出された春樹くんがお姉ちゃんのじゅんちゃんと一緒に弟歴彦くんに仕返しするのだが、勝てるか？

3　松竹VS東宝VS東映
王者東宝に松竹が「ロード・オブ・ザ・リング」でボロ儲けしたヘラルド（あ、その後の「アレキサンダー」でスッたんだった(笑)）と組んで挑む。一矢報いることができるのか？東映は.......、まぁ、うん。(笑)

とまぁ内容はどれも似たようなもんだと思うので、あとは役者さんの演技とか画面の作り方とかで評価するしかないだろうなぁ.....
しかし、ホントこんなんでいいのか？邦画は。
ビミョーに公開時期が違うとはいえ、「宇宙戦争」と「SW3」に食われて惨敗しないことを祈ります....(-人-;)　

戦国自衛隊1549　6月11日公開予定
亡国のイージス　夏休み公開予定
男たちの大和/YAMATO　冬休み公開予定
スター・ウォーズ　エピソード3／シスの復讐　7月9日公開予定
宇宙戦争　6月29日公開予定

幼少の時のトラウマが原因で酒に溺れ行きずりの男と関係を持ってしまうという傷を持つ女性捜査官が主人公。そして、主人公と関係した男が続けざまに殺されていく。毎晩酒に浸る主人公には犯行夜の記憶がない。

と、このような素晴らしいプロットとアシュレイ・ジャッド、サミュエル・L・ジャクソン、アンディ・ガルシアという名優3人を使ってこのテイラク。所詮は一発屋だったか＞フィリップ・カウフマン
とにかく脚本が最悪である。

問1
色ボケ女性捜査官ジェシカにアシュレイ、死んだ父親の友人で今は良き先輩ミルズ本部長にサミュエル、殺人課の捜査パートナーマイクにアンディ。この設定と上記プロットを使ってストーリーを作りなさい。

という問題を作ったらおそらく10人中6人が同じ顛末を描くであろう凡庸な展開に開いた口が塞がらんかった。(ーー;)
サンフランシスコの撮り方や雰囲気はよかったのにねぇ...

以下ネタバレ

いや、俺だって大どんでん返しばっか望んでるワケじゃないよ？
でも、あんななにも考えてない展開はないだろう。最後30分間で動機から結末からミルズに台詞で言わせて撃たれて終わりってなんだよ。名探偵コナンでももうちょっと犯人像を深く掘り下げるだろ。
百歩譲ってあの人が犯人でもいいけど、だったらジェシカの両親との絡みやトラウマの部分をきちんと描かねばならん。
「女性警官が行きずりの男とセックスする。」というインパクトだけじゃん。
460円返せ。

11点

八万ヒット多謝！

映画のレビューなんてものは己の趣味や思考をひけらかす下衆で悪趣味なところがあると思いますが、リンクをいただいてる方々はじめ間違ってこのサイトを開いた人含めまして見て頂いてる方々のおかげだと感謝しております。
今後とも何卒ご贔屓の程よろしくお願い申し上げます。m(__)m

まぁ検索数ナンバーワンはカーマスートラですけど。
「コンスタンティン」鑑賞
「ヘル・ボーイ」＋「マトリックス」な映画かと思いきや、「エンド・オブ・デイズ」「エクソシスト」風味でした。
俺はアメコミが苦手だってことが再確認できた。
キリスト教的宗教観も許容できるか？がキモなんだろうなぁ。
「パッション」と同じく日本人の俺にはよくわからん倫理観だ。
男好きなで肩キアヌはそれなりにキャラ立ちしてたので35点

嫁さんと「シークレット・ウインドウ」を観る。
低身長で小汚く神経質そうなデップがモテるのはその美しい顔立ちと小顔のおかげだろうとは思うのだが、母性をくすぐるなにかしらのオーラが出てるのも確かだろう。
嫁いわく「うんこ垂れ流しでもステキ」
いや、それはちょっと違うだろ(笑)。

そんなデップの魅力が最大限に活かされた本作品はデップ自身が出演を望んだらしいが、いつからセルフプロデュースに執心するようになったのか？ちょっとテングになってるんじゃねぇの？そんななら斜め上を狙わずレオ様のように死に物狂いでアカデミー狙ってる方がまだかっちょいいのではないか。
とまぁ半分嫉妬しながら観てたワケだ。

離婚問題が進展せず、作品を書くにもスランプで書けない小説家が見ず知らずの男から盗作疑惑をかけられ次第に追いつめられる様を描くサスペンスホラー。
盗作疑惑の作品のストーリー
見ず知らずの男の名前
「伏線ですよ」と教えてくれる丁寧な理不尽シーンの数々
ジョニデの演技
等々、キング原作のホラーものとしてはまずまずと言える。つまらないと言う意見も良く聞くが、わかっちゃいない。キング原作の映画化で「ミザリー」と「スタンド・バイ・ミー」「シャイニング」の他に面白い作品があるか？(笑)
そんな中ではまぁ及第点は与えられるのではないだろうか。

さて、キングがモダンホラー作家の第一人者であることに異を唱えるものはいないだろう。師と崇める人はプロアマ問わず大勢いることも事実である。
ただ「モダン」と称するにはちょっと賞味期限が切れてる気がしてならない。
20年前は絶賛されたプロットもノーランやシャマランが台頭してきた今ではどちらかっつーと古典的に見える。
「どんでん返し」を期待する観客には単調に見えるのだな。
もちろん小説で読む分にはそうではないと思うが、残念なことに優れた小説が優れた映画にはならんてことだ。
それを知ってか知らずか、はたまたキングの亡霊（まだ生きてるけど）に振り回されてるのか、ドツボにハマってる気がしてしょうがない。
サンダンスではもう若手作家が伸びて来てるんだぞ？
それが金になってるんだ。
映画業界はそろそろキングを卒業せねばならんと思う。

30点

俺は京都府民でも静岡県民でもないが、緑茶が大好きである。
緑茶専用急須（一度に400cc作れてリーフがこぼれない特殊構造の逸品）はもとより、リーフも裏ルートを使いそこそこの煎茶を安価で買い付け楽しんでる。緑茶は空気に触れると時間単位で風味が落ちていくので100グラム程度をこまめに買うようにしてるのだが、最近安価で程度の良いリーフが無くなってきてるのだ。
玉露などの高級緑茶はまぁそれなりに品も揃ってるんだけど、棒茶や粉茶の安いやつは軒並み品薄状態が続いてる
とはいつも買う近所のお茶屋さんのおばちゃんの話。

原因は昨今の緑茶ブームである。
各社から色々な茶が出ているがそれらの原料となる低価格のリーフが大人買いされ、それに伴いリーフ全体の価格が上昇傾向にあるらしい。
香りもないお茶風味の水のために俺のティータイムが脅かされてると考えると腹が立ってくるが、福寿園やらの高級店が自分の看板をあげてあんなお茶を販売してるのはなんとも思わないのだろうか？あの水みたいなものが漬け物に合うか？和菓子に勝つパンチがあるか？！！
ペット業界老舗の伊藤園では「お〜いお茶ふかみ」という一応お茶愛好家にも及第点をもらえる商品があるというのに.....まぁリーフはクソまずいけどな。(笑)

現在の緑茶の位置は飯の時間のなぐさみものという程度だろう。コンビニでの扱いを見てるときっとそうだ。
コーヒー業界は最近ようやく香り対策に本腰を入れてきたようで、缶コーヒーでもそれなりに納得いくものが飲めるようになってきた。
コーヒーより緑茶のほうが原材料費高いのはわかってるから、200円でもいい。
緑茶業界もそのあたりを考えていい商品を作ってもらいたいと思う。

セミナーに参加する。
講義の内容は交流分析という手法を用いた自己分析についてであった。
自分を知り、欠点を補い長所を伸ばすことで自己の資質を向上させようという、いささか宗教係ったセミナーであったが、まぁ面白かった。
ネットにもないかな？と探してみたところありました。

http://www.ops.dti.ne.jp/~iwh/kokoro/ta.htm

50の質問に答えることで自分の中のどのキャラクターが強いか解るというもの。
そしてそれをグラフ化することで自分の性格を把握しようってやつだ。
ただ、先生もおっしゃってたが、このテストはテストを受けたときの精神状態や会場の雰囲気や、職場での自分や家庭での自分など「どこに属する自分か？」によってもかわるらしいので注意が必要だが、素直な気持ちで受けてみるとこれがまた面白いように的確に表されててすごい。

ちなみに俺はCPとACが高めのM字タイプでした。
美人の先生曰く「お祭り好き」とのこと。
いやーーーん　わかりやすすぎ(笑)