そーかそーかそーなのか というもの
2004年7月28日 お仕事昨日、お客さんのところに製品を届けに行ったときの話。
20時という常識のない時間指定はまぁ許そう。ただ、「20時ジャスト。誤差はプラスマイナス2分」ってのはどうだろうか?
車が混んでたりたて込んでたりするとどうしても早く着いたり遅れたりするんですよ。早く着いたら着いたで「忙しいのに!」とぶつぶつ言う。困ったことに時間というやつもラジオの標準時間ではなく彼女の室内時計が基準だからタチが悪い。わからんっちゅーの(^_^;。
まぁそんな不良顧客だが金払いはいいので無下に断れない現状だ。不況だからしょうがない。むしろ有り難いと思わないとな。
さて、そんな彼女が昨日珍しくニコニコしながら対応してきた。
一通りの営業会話のあと「浜乙女さん、貴方に良いものを差し上げるわ」と取り出してきたのは日蓮の語録集みたいな本であった。イヤな予感がする...
「すごい良いことが書いてあるの。目から鱗が落ちるわよ。ほら、お宅の会社もなかなか厳しいでしょ?これを読めば仕事もうまくまわるようになるわ」
一介のご婦人に我が社の心配までしてもらうとは落ちぶれたものである(^_^;
しかしこの本どっかで....
「あぁ、日蓮の本ですか」
「ううぅん、日蓮大照人よ」
うわぁ〜〜〜やっぱりそっち系か(^_^;...
しかし、相手は大事なお客、無下に袖を振るわけにもいかない。「はぁはぁ」と相づちを打ち話を聞くハメに。30分も過ぎたころ、話は教育問題からイラク問題に。政府の判断はおかしい!という姿勢を見せず早期解決を願うあたり、最初は○○○○会 かと思ったが○○学会のようだ。
日本には信教の自由という権利がある。個人がどの宗教を信仰しようが本人の自由意志によるという権利だが、裏返して信教をしないという権利も当然認められる。
個人的には原理主義的な一神教はメジャーもカルトも同じようなもんだと思ってるので、少なくともそういうところに頭を垂らすつもりはない。特に彼女の本の宗教団体がどんな汚い手を使って選挙を含めた活動をしているか知っているので「大きなカルト教団」という認識しか持っていない。
「講演会があるのよ。ちょっと話を聞いてみない?」
「今度友達と会合するんだけど来ない?みんなすごいいい人だよ」
「とりあえず行ってみるだけ行こうよ、イヤならすぐ帰ればいいんだし」
インチキ商法と同じ手口で誘う信者、見てて痛々しくなるのは俺だけではあるまい。
彼彼女達はその団体に救いを求めて実際救われたのだ。この幸福を皆に分けてあげたいという気持ちや団体に恩義を感じるのもわかる。自分のアイデンティティーを委ねてしまったのだからしょうがない。
でもきっとそのような人は他の宗教や団体でもきっと同じように救われたと思う。教義や教典なんてものはそんな変わりゃしないのだ。オームだってライフスペースだって統一教会だってタメになることは言ってるし、納得できることを書いてるのだから。
てなことをボケーっと考えてたらケータイに着信、ラッキー、帰ろう。
帰宅したのは午後9時をまわってましたとさ。
20時という常識のない時間指定はまぁ許そう。ただ、「20時ジャスト。誤差はプラスマイナス2分」ってのはどうだろうか?
車が混んでたりたて込んでたりするとどうしても早く着いたり遅れたりするんですよ。早く着いたら着いたで「忙しいのに!」とぶつぶつ言う。困ったことに時間というやつもラジオの標準時間ではなく彼女の室内時計が基準だからタチが悪い。わからんっちゅーの(^_^;。
まぁそんな不良顧客だが金払いはいいので無下に断れない現状だ。不況だからしょうがない。むしろ有り難いと思わないとな。
さて、そんな彼女が昨日珍しくニコニコしながら対応してきた。
一通りの営業会話のあと「浜乙女さん、貴方に良いものを差し上げるわ」と取り出してきたのは日蓮の語録集みたいな本であった。イヤな予感がする...
「すごい良いことが書いてあるの。目から鱗が落ちるわよ。ほら、お宅の会社もなかなか厳しいでしょ?これを読めば仕事もうまくまわるようになるわ」
一介のご婦人に我が社の心配までしてもらうとは落ちぶれたものである(^_^;
しかしこの本どっかで....
「あぁ、日蓮の本ですか」
「ううぅん、日蓮大照人よ」
うわぁ〜〜〜やっぱりそっち系か(^_^;...
しかし、相手は大事なお客、無下に袖を振るわけにもいかない。「はぁはぁ」と相づちを打ち話を聞くハメに。30分も過ぎたころ、話は教育問題からイラク問題に。政府の判断はおかしい!という姿勢を見せず早期解決を願うあたり、最初は○○○○会 かと思ったが○○学会のようだ。
日本には信教の自由という権利がある。個人がどの宗教を信仰しようが本人の自由意志によるという権利だが、裏返して信教をしないという権利も当然認められる。
個人的には原理主義的な一神教はメジャーもカルトも同じようなもんだと思ってるので、少なくともそういうところに頭を垂らすつもりはない。特に彼女の本の宗教団体がどんな汚い手を使って選挙を含めた活動をしているか知っているので「大きなカルト教団」という認識しか持っていない。
「講演会があるのよ。ちょっと話を聞いてみない?」
「今度友達と会合するんだけど来ない?みんなすごいいい人だよ」
「とりあえず行ってみるだけ行こうよ、イヤならすぐ帰ればいいんだし」
インチキ商法と同じ手口で誘う信者、見てて痛々しくなるのは俺だけではあるまい。
彼彼女達はその団体に救いを求めて実際救われたのだ。この幸福を皆に分けてあげたいという気持ちや団体に恩義を感じるのもわかる。自分のアイデンティティーを委ねてしまったのだからしょうがない。
でもきっとそのような人は他の宗教や団体でもきっと同じように救われたと思う。教義や教典なんてものはそんな変わりゃしないのだ。オームだってライフスペースだって統一教会だってタメになることは言ってるし、納得できることを書いてるのだから。
てなことをボケーっと考えてたらケータイに着信、ラッキー、帰ろう。
帰宅したのは午後9時をまわってましたとさ。
TSUTAYAに行くと「王の帰還」が一本余ってたので遅まきながら借りてみた。
「旅の仲間」「二つの塔」ともレンタルで済ませたのだが、超大作は劇場で観てナンボということをわかっていても足が向かないのは「西洋ファンタジー(&歴史もの)」にどうにも感情移入ができないからである。
いや、俺だって学生のときは「D&D」のテーブルゲームやPC-8001で「ザナドゥ」を楽しんでたくらいファンタジーには馴染みがあるのだ。
でも触手が動かん。自分でも不思議なくらい。
さて、「ロード・オブ・ザ・リング」の最終章は200分というこれまた超長尺映画であった。三部作を全部観ると10時間弱、すげーな、おい。
先に書いたように余り興味がなからか、前2作の内容が頭に入ってないのでキャラクターの名前と顔が一致しない。はじめの1時間半は前作との統合に当てられたので比較的緊張して観ることができた。
オーランド・ブルームかっちょよかったな。きっと前2作で評判があがったから急きょ活躍の場を追加したんだろう。さすがピーター・ジャクソン、そのあたりは抜け目なし。
ただ、そんな無駄なシーンが多いので戦闘が長い長い。俺はここで挫折(^_^;、
全てがクライマックスということは相対的に盛り上がりに欠けてるワケで、なんかこう、ピリッとしなかったんだよなぁ。
え?劇場で観なかったからだってか?うん、まさしくその通りなんだけど、やっぱりね、興味ないんだと思う、俺は。(笑)
そのせいで丁寧に作られたエピローグも俺にはただただ冗長に思えてしょうがなかった。あの30分近いエピローグは三部作を楽しくハラハラしながら観たもののみに与えられるご褒美なのだろう。
それと、この最終章でようやくアカデミー賞をほぼ独占したわけだが、これは過去の2作品を含めた評価だと考える。続編が続くたびにパワーが落ちる映画が多い中(喩え端からストーリーが決まってたとしても)これだけのスケールとクオリティを維持し、完成させたことは素晴らしいことだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」は「ベン・ハー」のように映画というものがあるかぎり語り継がれる映画である。おそらく今後30年はこれほどのファンタジー超大作は作られないと思う。そんな映画にリアルタイムで出会えたこと、それはとても幸せなことではないだろうか。
まぁ俺は「カリオストロの城」のほうが好きだけどな。
69点
「旅の仲間」「二つの塔」ともレンタルで済ませたのだが、超大作は劇場で観てナンボということをわかっていても足が向かないのは「西洋ファンタジー(&歴史もの)」にどうにも感情移入ができないからである。
いや、俺だって学生のときは「D&D」のテーブルゲームやPC-8001で「ザナドゥ」を楽しんでたくらいファンタジーには馴染みがあるのだ。
でも触手が動かん。自分でも不思議なくらい。
さて、「ロード・オブ・ザ・リング」の最終章は200分というこれまた超長尺映画であった。三部作を全部観ると10時間弱、すげーな、おい。
先に書いたように余り興味がなからか、前2作の内容が頭に入ってないのでキャラクターの名前と顔が一致しない。はじめの1時間半は前作との統合に当てられたので比較的緊張して観ることができた。
オーランド・ブルームかっちょよかったな。きっと前2作で評判があがったから急きょ活躍の場を追加したんだろう。さすがピーター・ジャクソン、そのあたりは抜け目なし。
ただ、そんな無駄なシーンが多いので戦闘が長い長い。俺はここで挫折(^_^;、
全てがクライマックスということは相対的に盛り上がりに欠けてるワケで、なんかこう、ピリッとしなかったんだよなぁ。
え?劇場で観なかったからだってか?うん、まさしくその通りなんだけど、やっぱりね、興味ないんだと思う、俺は。(笑)
そのせいで丁寧に作られたエピローグも俺にはただただ冗長に思えてしょうがなかった。あの30分近いエピローグは三部作を楽しくハラハラしながら観たもののみに与えられるご褒美なのだろう。
それと、この最終章でようやくアカデミー賞をほぼ独占したわけだが、これは過去の2作品を含めた評価だと考える。続編が続くたびにパワーが落ちる映画が多い中(喩え端からストーリーが決まってたとしても)これだけのスケールとクオリティを維持し、完成させたことは素晴らしいことだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」は「ベン・ハー」のように映画というものがあるかぎり語り継がれる映画である。おそらく今後30年はこれほどのファンタジー超大作は作られないと思う。そんな映画にリアルタイムで出会えたこと、それはとても幸せなことではないだろうか。
まぁ俺は「カリオストロの城」のほうが好きだけどな。
69点
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