バート・レイノルズの口ひげというもの
2005年2月25日 映画
環境破壊と大自然の驚異と人がいかにその不安定な文明に依存して傲って生きているか、をジョージア州（だっけかな？）の大自然の中で描いた、ジョージ・プアマンの代表作。この映画でオスカーにノミネートされた。
ダム建設によって消えてしまう前に川下りをしようと、奥深い渓谷へやって来た4人の中年。だが、地元民とのトラブルによってレジャーは地獄のサバイバルになる....
アクション要素は低いし、前半の川下りシーンは冗長、後半のサスペンスも尻切れトンボで最近のハリウッド映画に慣れた人なら「？」マークが頭を巡るかもしれない。
しかし、観賞後にいつまでも残る残尿感に似た嫌な感覚(笑)こそこの映画の醍醐味なのだ。途中のバンジョー弾きの精神薄弱者とのセッションや仲間が男に犯される衝撃シーン、当時マッチョなアクションスターとして売り出し中のバート・レイノルズをあのような役回りで使うなど、意識的に観客を不安にさせる演出を施している。変わらないのは圧倒的な川の流れのみ。
これがプアマンの狙ったところなのだろうと思う。都会に住む者の傲慢さと我欲はそのまま我々が持ちうるものなのだ。
ただ、パッケージのシャシンとコピーはちょっと頂けない。
冒険映画じゃなないもんな。
66点
答え 口ひげがないととても情けない顔立ちだから。
まるかじりというもの
2005年2月26日 映画
昔、水曜ロードショーかなんかで観て、すげー印象に残ってたのだ。
ある観光ビーチで女性が行方不明になるケースが続発する。調査する主人公だがそれは砂浜に住むモンスターの仕業だった！
姿が見えないモンスターに戸惑う警官、ビーチは阿鼻叫喚の地獄と化す！最後はダイナマイトでモンスターを木っ端微塵にしてハッピーエンド、ビーチは平常に戻ったかに見えた。しかし、木っ端微塵になった細胞が増殖して複数復活するのであった。
というお話し。原題は「BLOOD BEACH」、TV放送時の邦題は「血に飢えた白い砂浜」。ここまでは許すがビデオの邦題は「ブラッド・ビーチ／謎の巨大生物！ギャルまるかじり」.....そのセンスの無さに乾杯。
しかし、こういうエンディングは当時流行りましたなぁ。
「アリゲーター」とか。
ということで画像はアリゲーターを貼り付けてみました。
訃報というもの（含アカデミー中継）
2005年2月28日 映画
肝臓がんだったらしい。享年53歳。早すぎる死である。
「ビーバップ・ハイスクール」や「湘南爆走族」、「右曲がりのダンディー」といったお気楽低予算漫画原作映画を多数世に出した掃いて捨てるほどいるサラリーマン監督のひとりだが、話題になっているのはあの「デビルマン」を作った監督だからだろう。
歴代邦画の中でも燦然と輝くダメ映画が遺作となるとは....
もしかして自分の余命を知って身の丈に合わない大作に挑もうと思ったのか。それとも映画の評価が死期を早めたのかはわからんが、とにかくそのおかげで各種メディアに取り上げてもらえるのだからとりあえずはよかったとしておこう。
ご冥福をお祈りしております。
合掌
※助演男優賞はモーガン・フリーマン、助演女優賞はケイト・ブランシェットです（LIVE）アニメーション映画賞はインクレ、なんか順当...
オスカー予想結果というもの
2005年2月28日 映画大どんでん返しーーーーー
「ミリオンダラー・ベイビー」主要6部門中、4つ制覇！！
「アビエイター」は助演女優賞のみ！！（￣□￣；）
レオさまがジェイミー・フォックスに破れるのはわかってたけど監督賞までもとられるとは....「ギャング・オブ・ニューヨーク」の悪夢再び。お気の毒です。スコセッシ監督...(ノ_・。)
俺の予想は
http://diarynote.jp/d/38325/20050206.html
↑
スコセッシ.....
思惑が狂った日本のテレビ局、とっとと特集フィルムの差し替えだ！！(笑)
「ミリオンダラー・ベイビー」主要6部門中、4つ制覇！！
「アビエイター」は助演女優賞のみ！！（￣□￣；）
レオさまがジェイミー・フォックスに破れるのはわかってたけど監督賞までもとられるとは....「ギャング・オブ・ニューヨーク」の悪夢再び。お気の毒です。スコセッシ監督...(ノ_・。)
俺の予想は
http://diarynote.jp/d/38325/20050206.html
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スコセッシ.....
思惑が狂った日本のテレビ局、とっとと特集フィルムの差し替えだ！！(笑)
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