かつて「キングコング」という映画があった。
南国に住む巨大ゴリラが見せ物になるためニューヨークに連れてこられ大暴れするストーリーである。この映画は大いに流行り76年にリメイクされそれも大ヒットしすることとなる。
これに味をしめたプロデューサーは映画のゴリラが見せ物になるが如く「キング・コング」で低俗な見せ物映画をたくさん作った。
「キング・コング2」
「キングコング対ゴジラ 」(こりゃ日本製)
「キングコングの逆襲」
「クイーン・コング」(笑)

で、「マイティジョー」であるが、人間的な巨大ゴリラが主役であることからこれも「キング・コング」の系統に含まれると思われがちだがさにあらず。「猿人ジョー・ヤング」という映画の正統派リメイク作品なんである。
「クイーン・コング」を想像して観たらきっと思わず感動してしまうだろう。
監督は「トレマーズ」のロン・アンダーウッド、そして主役に今をときめくシャーリーズ・セロンと、案外と金のかかった本格的な動物映画であるのだ。
制作はディズニーなのでラストのヌルさも「お子さまと一緒に感動してね!」としっかりお膳立てされててお父さんお母さんも安心して観ていられるだろう。

ただ鼻につくのは白人の奴隷感と間違った動物愛護精神てやつか。
こういう映画を観てやっぱり俺はアメリカ白人とは心底お友達にゃなれないと実感しちゃうのである。

44点

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