ペイチェックできない映画というもの
2004年10月8日 映画
毎回思うのだが、SFの古典をアクション監督に作らせるその意図がわからん。
いやね、フィリップ・K・ディックがアシモフとは違い比較的サイバーパンクな要素を含んでるのはわかる。それならせめて原作に敬意を表し「ブレード・ランナー」とはいわないまでも「トータル・リコール」くらいの作り方するのがスジなんじゃないか?と思うのだがどうだろう>ジョン・ウー
彼の一番のミスは時代設定の説明が一切なされてないからベン・アフレックの役どころにずっと疑問がついてまわるということだ。原作では近未来という設定がきちんとされてて彼の仕事のやり方が特別なことではないのがわかる。この映画では現代って設定だよね?
また、謎解きの部分については、1億ドル近い報酬を捨ててまで手に入れたガラクタの使い方がいかにも「とってつけた」やっつけ仕事で流す演出に閉口する。
さて、それでは彼の本領であるアクションについてだが、これが涙が出るほどお粗末であるからやってられない。
ベンがそのクソ重そうな身体を一生懸命動かしてるのはわかる。けどそれを画面に見せちゃいかんだろ(__;)。
ユマにしても「キルビル」でのキレはこの映画では微塵も感じることができない。役柄としてそんなにアクションを要求されることはないのはわかるけどね。
2丁拳銃と早送り&ストップモーションのカメラワークと鳩のひとつでも飛べば(一部そんなシーンがあったが)ジョン・ウーファンには納得してもらえたと思うが、こんな中途半端な作品じゃSF好きにもウー好きにも相手にされないと思う。
33点
いやね、フィリップ・K・ディックがアシモフとは違い比較的サイバーパンクな要素を含んでるのはわかる。それならせめて原作に敬意を表し「ブレード・ランナー」とはいわないまでも「トータル・リコール」くらいの作り方するのがスジなんじゃないか?と思うのだがどうだろう>ジョン・ウー
彼の一番のミスは時代設定の説明が一切なされてないからベン・アフレックの役どころにずっと疑問がついてまわるということだ。原作では近未来という設定がきちんとされてて彼の仕事のやり方が特別なことではないのがわかる。この映画では現代って設定だよね?
また、謎解きの部分については、1億ドル近い報酬を捨ててまで手に入れたガラクタの使い方がいかにも「とってつけた」やっつけ仕事で流す演出に閉口する。
さて、それでは彼の本領であるアクションについてだが、これが涙が出るほどお粗末であるからやってられない。
ベンがそのクソ重そうな身体を一生懸命動かしてるのはわかる。けどそれを画面に見せちゃいかんだろ(__;)。
ユマにしても「キルビル」でのキレはこの映画では微塵も感じることができない。役柄としてそんなにアクションを要求されることはないのはわかるけどね。
2丁拳銃と早送り&ストップモーションのカメラワークと鳩のひとつでも飛べば(一部そんなシーンがあったが)ジョン・ウーファンには納得してもらえたと思うが、こんな中途半端な作品じゃSF好きにもウー好きにも相手にされないと思う。
33点