ドリームワークス(以下DW)のアニメーションといえば、ディズニー&ピクサーのアニメーションにに対してロコツなまでに対抗心を燃やすことで有名である。
「巨人の星」に対する「アストロ球団」のような映画作りをしてきた。
.....ちょっと喩えがアレか?
「ゴジラ」に対する「ガメラ」?
「インプレッサ」に対する「ランエボ」?
「ブルーレイ」に対する「HD-DVD」?
....どんどんワケわからなくなってるが、つまりDWはピクサーのようなアニメを作りたくってしょーがなかったのだ。
「バグズ・ライフ」に真っ向勝負を挑んだ「アンツ」は誰が観てもパクってるにもかかわらずど派手な広告と宣伝で有無を言わさぬ空気を作り出したことには成功するが、そのキャラの気持ち悪さから(笑)日本では散々の成績だった。
DWの面々は悩んだだろう。「こちらのほうが金もかかってるしアテレコに有名俳優も使っているのに!」と。パクったことも忘れて。(笑)
彼らは大事なことに気付いていなかった。相手は「ドラえもん」や「ナウシカ」を心底愛する少年のようなオタク集団だってことを。多くの人が求めるのはウディ・アレンやシャロン・ストーンではないってことを。

続作「チキンラン」では名作「ウォレスとグルミット」をリメイクするものの、ただキレイなだけの凡作クレイアニメになってしまう。二作続けての失敗でアニメ部門の消滅も危ぶまれたDWは最後ッ屁とばかりに「シュレック」という毒々しいキャラクターに毒々しいストーリーをもってディズニーに子供のケンカをふっかけるような映画を作る。(^_^;)

しかし、世の中はわからないもんでこれが大ヒット。全世界の人が知ってるおとぎ話のキャラクターをふんだんに用いて敷居を低くし、これまたメジャーな映画のパロディと子供でもわかりやすいストーリーで観客を取り込んだことが要因であるのだけど、そーゆー文句すら言えないお祭り騒ぎの中、「2」も公開。今度も更なるパロディとパクりのオンパレードで大ヒットである。で、困ったことにこれが結構良くできているから始末におえない。(^_^;)

DWは有頂天で次なるディズニーへの刺客「シャークテイル」を来年公開する予定だ。ロバート・デ・ニーロ、ウィル・スミス、ジャック・ブラック、ピーター・フォークとそうそうたるメンバーで、今回は顔まで似せてアニメが作られたそうだ。
ま、全然似てないがそういうんならそうなんだろう。(笑)

http://www.sharktale.com/main.html

HPをご覧頂ければわかるが今回は「ファインディング・ニモ」への宣戦布告である。ディズニー&ピクサー連合が消滅し、しばらくは独走状態を保てるにもかかわらずこの調子。天下のDWがなにに怯えているのか?
もしかして自分達がやってることを心から正しいと思っているのか?

DWの病理は深いところにある。

「アンツ」
40点
「チキンラン」
40点
「シュレック」
65点
「シュレック2」
60点

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