最初にことわっておくが、俺は彼を認めてるワケではないし、彼主演の俺様シチュエーション映画の数々もどちらかっつーとダメ映画の部類に入ることは認識している。その上で書くけれど

スティーブン・セガール最高！！　

ということで、毎度お馴染みセガールコスプレ映画「沈黙」シリーズの「沈黙の標的」を観る。コック、刑事、消防士、科学者、CIA局員と色々な職業に就いたセガちゃん、今回は考古学者にハニーフラッシュ！である。

古代遺跡の発掘品を利用して麻薬の密輸をたくらむ中国マフィアの秘密を知ったセガールちゃん、それを知ったことで妻が殺される。
怒りにふるえるセガールちゃん、組織に復讐を誓うのだった。
あとはこれまでの「沈黙」シリーズとなんらかわることころはありません。悪者をこてんぱんにやっつけてめでたしめでたし...という流れ。

セガールの何がいいか？ということだが、格闘シーンのリアルさが第一に挙げられよう。
ご存じの方も多いが、彼は17歳で単身来日し、大阪の道場で合気道の修行をした。また剣道、柔道、空手も習得し、アメリカに戻ってからそれらの総合格闘技マーシャルアーツ道場を設立している。とまぁブルース・リーと同じ本物の格闘家からの役者転身組なのだ。
故に彼のアクションは肉体構造的に「そこをそうやったら骨折れるって(^_^;)」という実践的アクションが随所に見られる。
もっとも実戦で相手にダメージを与える技の全てが見た目が派手ではないのでスクリーン上ではあんまり目立たなかったりするのだけど。このあたりは好みの問題ではないかと思う。
ほれあれだ、プライドの藤田が好きか、プロレスの高山が好きか？そんな感じ。

もうひとつはいい意味でのマンネリズム。
毎回変わらぬストーリー勧善懲悪＆強すぎるセガール＆ハッピーエンドは観るものに絶大な安心感を与え、心地よく彼のアクションを堪能できる。くわえて「今回はなんの職業なのだろう？」というワクワク感も味わうことができる。
今回の考古学者で実は元大泥棒という設定はマジで笑いました。都合良すぎるだろ！！！(笑)

ついでにもうひとつの「沈黙」シリーズ「沈黙の聖戦」も紹介しておこう。
元CIA捜査官(笑)セガールの娘がテロリストに誘拐された。怒りにふるえるセガールちゃん...（以下略）

こっちの方が一般ウケするかな？

「標的」　60点
「聖戦」　65点
　　　　　↑「マイ・ボディーガード」より点数が高い(笑)