この映画を説明するのはちょっと難しい。
かつてアメリカで一世風靡したコミック「フラッシュ・ゴードン」をパクったエロパロディなんだけど、正統な映画化が1980年、「フレッシュ・ゴードン」はそれより先に公開されているのだ。(1976年)

内容は、地球に降り注ぐポルノ光線(笑)によって人類がエッチになってところどころでセックスを繰り返す。これを人類の危機と見たゴードン博士は息子のフレッシュを悪の皇帝ワンを倒すために向かわせる。チンコ型ロケットに乗せて。(笑)
立ちふさがるクレイアニメのカクカクした怪獣!釣り糸が見えてるロケット。今じゃ小学生でも作ることが出来そうなCG!とB級センスのサイケムービー。

この映画の幸運だったところは満を持して制作された正統「フラッシュ・ゴードン」が散々なデキで総スカンを喰らったことだろう。「フラッシュ・ゴードン」自身がクイーンの音楽のみのC級映画だったのに対して、「フレッシュ...」の方は特撮マニアならびにお色気マニア(?)の固定客をがっちり掴むことに成功した。、パート2まで製作されている。

余談だが、かのジョージ・ルーカスが「フラッシュ・ゴードン」の制作に意欲を燃やしてたが、「スターウオーズ」「レイダース」の制作に追われてたため泣く泣く手を引いたという逸話がある。このとき「フラッシュ..」に手を出してたら、そしてこんな評判になってたら、「インディ・ジョーンズ」も「スターウオーズサーガ」もこの世になかったかもしれない。彼の鼻が利いたというところか。

ともかく「フレッシュ・ゴードン」である。
当時はぼかしとカットが多すぎてなにがなんだかわからなかったという御仁に朗報、現在はヘアノーカット版ならびに日本未公開の「パート2」が発売されている。レンタルショップにも置いてあるので是非70年代特撮のしょーもなさと70年代エロスのトホホさに酔いしれてもらいたい。

51点

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