一昨日の日記、少々カゲキになりすぎたせいか、方々からクレームがついた(^_^;)

映画が商業ベースに乗る作品な以上一定数の支持があるのは当然で、それが各メジャーな映画賞を獲得したとなると水準以上の出来だということをことわっておく。
......いや、本質はそこではないな。
他者の排除を基にした批判は自らもその対象になり得るということだ。

なんのことかわからないって?
いやね、会社の人と話をしててうっかり「バッド・エデュケーション最悪」って言っちゃったのよ。で、横に「オール・アバウト・マイ・マザー」で「トーク・トゥ・ハー」が大好きなおねえさんが居たからさぁ大変。
「あの映画の良さがわからないなんて」
と始まった(^^;。以前、飲みの席で「トーク...」で大げんかをしたことがあって(笑)、今回は酒が入ってない分、大事にはならなかったが一連のアルモドバル作品に共通して感じる”男女の普通の色恋沙汰をシチュエーションや登場人物の置き換えたポルノ映画もどき”というアルモドバル作品嫌いな人が感じるであろう一般論をぶつけたところ
「そんな低俗なものと一緒にしないで、品性のない」
ときた。

俺なんかは「トーク・トゥ・ハー」も「東京タワー」も「失楽園」も「痴漢電車」シリーズも根は同じだと思うんだけど、どうやら違うらしい。まぁテレビでの扱いを見ててもそれが一般的解釈なのだろう。
でも「バッド・エデュケーション」は色々な意味でロコツ過ぎやしませんか、と。
「恋する幼虫」がダメで「バッド・エデュケーション」が良いという理由がわからない、と。

そこまで言う度胸もなく引き下がり釈然としない気持ちのまま、だいありに書き殴ったせいでパーソナルとパブリックの境がうやむやになってしまってたようである。
品位がないというのは我が社のオリタさんに直接言うべき言葉であって、それを迂闊に書いちゃった俺が実は一番品位がなかったというオチってことだ。

読み返してみて「さすがにこりゃ酷い」と反省(・_・)(._.)...
かといって削除するのは、後ろを振り向かない前向きな性格(笑)の俺にとって”のど元過ぎて....”の可能性大なので戒めをこめて残しておこう。

さて、タイム誌が先月「映画史上のベスト100本」を選定した。
http://www.time.com/time/2005/100movies/index.html

ちなみに「トーク・トゥ・ハー」は選ばれてます(笑)

2名の著名な評論家チャード・シッケルとリチャード・コーリスが選んだそうだが、この中のBBSで一般からの感想が書かれている。翻訳ソフト経由だから多少間違いもあるだろうが、やれ「マトリックスが入ってない」だの「なんでニモなんだ!」だの「選定基準が古すぎる」だの好き勝手書いてる(笑)。
選者も選者で「風とともに去りぬ」は「まがい物の叙事詩」であり、「わたしたち2人ともあまり好きじゃなかったのだ」と宣い「結局、映画鑑賞というのは主観的なものなのです。説明できないものを愛するし、完全に理解できないものを軽蔑する」とまで言い切る(笑)。

所詮そんなもんで、そこまで言い切れる自信がある人は評論で飯食えるんだろう。

俺は過激なハト派なので無理。
つーことで
どうも申し訳ありませんでした>各位

「フォーガットン」
予告編はこちらで観られるが↓どうか?
http://www.forgotten.jp/

いや、どうか?というのは何系な話だと思うよ?ってことだが、絶対ミステリーかサスペンスだと思うってこれを観ると。

飛行機事故で息子を亡くしたテリーは、その後何ヵ月経っても立ち直れずにいた。そんなある日、3人で写っていたはずの写真から息子だけが消えてることに気付く。それは写真だけではなくアルバム、ホームビデオ、ノートとありとあらゆるものから息子の形跡が消えていた。困惑したテリーは、旦那や精神科医に話すが彼らは一様に「息子はいなかった」と告げるのであった.....

予告編もそんな空気バリバリだし、そう思わない方がおかしい。
で、あおり文句が『シックスセンス以来、最も衝撃的なスリラー』だもん。
ずいぶんと大きく出たな、とワクワクして観たら......
 
 
 
(ノ_・。)...



「ハンニバル」のジュリアン・ムーア主演だから期待してたが、よく考えると彼女「エボリューション」にも出演してんだな。
どっちかっつーとそっち系の映画であった。(ーー;)

そっち系つーのは....

ここからネタバレ
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

 

『「サイン」以来、最も衝撃的なスリラー』
ならまだ許せる。内容的にも。
まさかXファイルだとは思いませんでした。(T^T)クゥー
あるいは「ゼイリブ」か。


20点

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