SFってなに？というもの
2005年8月8日 映画
たとえばこれが、テリー・ギリアムかガス・ヴァン・サントあたりに監督させてたならもうちょっと泥臭くもスタイリッシュな映画になってかもしれない。
潤沢な資本と投入し「どうだ！」とばかりにド派手でアメリカンな浪花節てんこ盛りのバカ映画を作り上げ、全世界にばらまくことで資本回収するというある意味ハリウッドの王道を行くジェリー・ブラッカイマーの後釜マイケル・ベイが製作した「アイランド」。
「バッド・ボーイズ」しかり「アルマゲドン」しかり「パール・ハーバー」しかり、旬な題材を大味アクションエンターテイメントに仕上げるというのは彼のお得意とするところであり、この作品もそういうベイカラーに溢れている。
しかしだ
世に腐るほどあるクローンを扱うSFの中でも飛び抜けて矛盾が多く薄っぺらい内容の上に、バカアクション映画の看板を背負うにはあまりにも繊細すぎるユアン・マクレガーが主演では弾けようにも弾けられんではないか。
まぁ俺的には「アルマゲドン」や「パール・ハーバー」と同じクソ映画の部類だが(笑)、全体に漂う中途半端感のおかげでデートムービーとしても失格。
マイケル・ベイ、観客にどーして欲しいのか？
そうか、「考えるな、感じるんだ」ってことか。
........もうSFに手を出すなってことやね。
40点
ついでにもうひとつ
やる気のないダース・ベイダーのテーマ
http://www.geneon-ent.co.jp/music/sounddata/ukulele/teikoku.mp3
笑った
