洋楽にはとんと興味のない俺であるが、レイ・チャールズくらいは知ってるし、彼の作った楽曲もいくつかは耳なじみである。
そんな俺なのでこの「レイ」という映画を純粋に映画として楽しむことができた。
(制作途中まで)存命の偉人の伝記となるとなにかしらの制約を受けることが多いと思う。必要以上に美化したり、都合の良いエピソードしか盛り込まなかったり、明らかに本物より容姿の良い俳優をキャスティングしたり(笑)。
実際、この映画はレーベル移籍やマネージャーの解雇等数々のスキャンダルをいかにも相手側に非があるように描かれてるように見受けられるが、大筋では生身のレイ・チャールズを描くことに成功していると思う。
このあたりレイと旧友だった監督のテイラー・ハックフォードだからこそ作れたのではないだろうか?
幼いとき、母に「盲目になっても障害者になるな」と言われた少年が、ピアノに出会いその才能を花開かせるも、彼の音楽を必要とするにはまだ早かったあの時代。裏切りと差別が、後に成功を収めても忘れ得ぬ暗い過去が見せる幻覚として現れる。それから逃れる為に次々と女を作る.....
そんな孤高の天才が”障害者”から立ち直ったとき、魂を込めて作った歌のなんと素晴らしいことか!
ジェイミー・フォックスの演技に隠れがちだが、母親役のシャロン・ウォーレンが良い。レイを形作ったとも言える重要な役どころを細い身体で頑張った。聞けばこれがデビュー作らしい。
その他、ケリー・ワシントン、アーンジャニュー・エリス、レジーナ・キングと黒人美女勢揃い。そっちの趣味がある方にはたまらん映画だろう。(笑)
レイ・チャールズを知らない俺でも楽しめたんだからきっと誰でも楽しめると思われる。
70点
そんな俺なのでこの「レイ」という映画を純粋に映画として楽しむことができた。
(制作途中まで)存命の偉人の伝記となるとなにかしらの制約を受けることが多いと思う。必要以上に美化したり、都合の良いエピソードしか盛り込まなかったり、明らかに本物より容姿の良い俳優をキャスティングしたり(笑)。
実際、この映画はレーベル移籍やマネージャーの解雇等数々のスキャンダルをいかにも相手側に非があるように描かれてるように見受けられるが、大筋では生身のレイ・チャールズを描くことに成功していると思う。
このあたりレイと旧友だった監督のテイラー・ハックフォードだからこそ作れたのではないだろうか?
幼いとき、母に「盲目になっても障害者になるな」と言われた少年が、ピアノに出会いその才能を花開かせるも、彼の音楽を必要とするにはまだ早かったあの時代。裏切りと差別が、後に成功を収めても忘れ得ぬ暗い過去が見せる幻覚として現れる。それから逃れる為に次々と女を作る.....
そんな孤高の天才が”障害者”から立ち直ったとき、魂を込めて作った歌のなんと素晴らしいことか!
ジェイミー・フォックスの演技に隠れがちだが、母親役のシャロン・ウォーレンが良い。レイを形作ったとも言える重要な役どころを細い身体で頑張った。聞けばこれがデビュー作らしい。
その他、ケリー・ワシントン、アーンジャニュー・エリス、レジーナ・キングと黒人美女勢揃い。そっちの趣味がある方にはたまらん映画だろう。(笑)
レイ・チャールズを知らない俺でも楽しめたんだからきっと誰でも楽しめると思われる。
70点