毎年恒例のクリスマスパーティー、昨年は総合演出を担当し、それなりに受けた。
http://diarynote.jp/d/38325/20041214.html　参照。
今年はその役を後輩に譲り料理とパーティーそのものを楽しむことになった。

オープニングのマツケンサンバとレイザーラモンHGに客がドン引き、安田大サーカスネタでは失笑をかう始末。
お目当てのケーキバイキングもケーキの絶対数が足らず10分ほどで完売、客からはブーイング。自転車を改造したかき氷機でかき氷をつくるという季節感のまるでないアトラクションと無駄に長いマジックショー、料理はクソ不味い上に量が少ないという事態にゲストより先に俺がキレた(笑)。

終了後、反省会に乗り込んで説教。
200万円もの金を突っ込んでなんだこのザマは？(ーー;)
各セクションの担当者はそのアトラクションの主旨目的を踏まえて色々説明する。驚きと笑いをコンセプトとしてメインキャラクタを立て演出していった結果なのだ、と。

会社などの組織では物事を起こすとき稟議書や企画書を通して役員などに審議してもらう必要がある。当然だ、団体の金を使う以上、その企画が正しいもので金を使う価値があるかどうか、執行者のOKをもらうのは当たり前だし、そのための企画書にはその企画の趣旨目的をトップに記載するのは基本だろう。

でも、と思うのだ。
そんな取って付けた主旨目的になんの意味があるのか？加えてそのようなか細いモノに首根っこを掴まれて肝心の企画内容が練り込まれてないのは本末転倒じゃないか？
”マニュアル人間”という言葉が生まれて久しい。
取説やマニュアルや過去の資料がないとなにもできない連中を指すが、「主旨がこうだから」「子供はレイザーラモンが好きだから」という理由のみで企画を組み立てるやつらも同じマニュアル人間。今の若い奴らはこんなのか、はじめから企画立案できないノープラン人間がとても多い。

理念のない主旨目的からはなにも生まれない。
パーティーにおいての主旨目的は「ホストとしてゲストに喜んでもらう」のみ、それが根本だろう。
それを忘れて言葉遊びにハマると今回のようなどっちつかずの中途半端なものになってしまうのだ。
仕事も遊びも一緒なのよ。そのあたりを忘れるな。

てなことをとうとうと説明してたらスタッフに煙たがられました(笑)。
はーやだやだ、おっさんて。(^_^;)