偶然の出会いというもの2
2005年12月21日 オマヌケな出来事 コメント (4)あらすじ
飲み屋で偶然出会った迷子の叔母さん”ナリちゃん”、お店をつきとめ届けるものの、ご友人につかまり一杯ごちそうになる羽目に。
なんとかその場を逃れるものの、騒動は終わっていなかった.....
***
宴もたけなわな午後11時、雪もひどいしそろそろお開きにしようとしたとき、俺の携帯に一本の電話が鳴る。番号を確認しても登録されてない番号だ。どーせワン切り業者だろうと放っておいたが、またかかってきたので出てみる。
「あ、浜ちゃん?あたしーーーショーコでーーす。」
(ーー;)...ナリちゃんと一緒にいたおば....おねーさんである。
浜「あ、先ほどはご馳走様でした....って、なんで俺の携帯知ってるんですか?」
シ「それがね、ナリちゃんが大変なのよ」
ナリちゃん、今日は俺の母宅に泊まることにしてたのだが、夜遅いからか、家に電話したら「もう迎えにいけないから近くのホテルにでも泊まりなさい」と言われたらしい。で、俺が近くに飲んでるのを聞くと、俺の携帯番号を教えて「あとは浜に聞いて」といって電話切ったそうだ。さすが我が母....(笑)
ともかくこの泥酔巨漢をなんとかしないといけない。
ちょうど、このビルの道路を挟んで向かい側にビジネスホテルがある。そこに電話をかけると季節柄かシングルは空いてない。ツインの部屋がひとつ空いていたので背に腹はかえられないので予約、すぐ向かう旨を告げナリちゃんを抱え上げる。
ショーコさんに荷物を持ってもらいホテルに向かった。
ヨロヨロになりながら、フロントでチェックイン。宿帳っての?アレにナリちゃんの名前を書こうと聞いてみるも、すでに死亡状態(ーー;)...
「あ、あたし書くから。ツインでしょ?あたしも泊まっていくわ。心配だし」
助かった、泥酔者を放っておいて帰るのも気が引けてたので渡りに船だ。
「いつもこんな調子でぶっ倒れるまで飲むからねぇ、この子は」
と、冷静に言う。この人と同じ血が俺にも流れているかと思ったら恐ろしくなってきた(笑)。
部屋につき、ベッドにナリちゃんを寝かせ、ショーコさんに挨拶をし、帰ることにする。
「来年もナリコがこんなんなったらよろしくね、浜ちゃん」
「任せてください!」
みたいな話をして部屋を出た。ロビーで代行に電話する。「30分くらいかかります」とのこと、まぁ忘年会シーズンだからしょーがないか、と諦めロビーで待つことにした。
そのホテルはカードキー式に自動精算システムのビジネスホテルでロビーに人はいない。電気も空調とまり、とても寒い。
がたがた震えながら待っていると、後ろから声が
「あら?浜ちゃん!帰ったんじゃないの?」
ショーコさんである。
飲み足りなくて自販機でビールを買うところだったみたいだ。
「いや、代行が遅れてるみたいなんですよ」
「あらー、ここ寒いでしょ?部屋に来なさいよ」
確かに寒いのでお言葉に甘えることにする。
このとき、ショーコさんの目がキラリと光ったことに俺は気付かなかった....
つづく
飲み屋で偶然出会った迷子の叔母さん”ナリちゃん”、お店をつきとめ届けるものの、ご友人につかまり一杯ごちそうになる羽目に。
なんとかその場を逃れるものの、騒動は終わっていなかった.....
***
宴もたけなわな午後11時、雪もひどいしそろそろお開きにしようとしたとき、俺の携帯に一本の電話が鳴る。番号を確認しても登録されてない番号だ。どーせワン切り業者だろうと放っておいたが、またかかってきたので出てみる。
「あ、浜ちゃん?あたしーーーショーコでーーす。」
(ーー;)...ナリちゃんと一緒にいたおば....おねーさんである。
浜「あ、先ほどはご馳走様でした....って、なんで俺の携帯知ってるんですか?」
シ「それがね、ナリちゃんが大変なのよ」
ナリちゃん、今日は俺の母宅に泊まることにしてたのだが、夜遅いからか、家に電話したら「もう迎えにいけないから近くのホテルにでも泊まりなさい」と言われたらしい。で、俺が近くに飲んでるのを聞くと、俺の携帯番号を教えて「あとは浜に聞いて」といって電話切ったそうだ。さすが我が母....(笑)
ともかくこの泥酔巨漢をなんとかしないといけない。
ちょうど、このビルの道路を挟んで向かい側にビジネスホテルがある。そこに電話をかけると季節柄かシングルは空いてない。ツインの部屋がひとつ空いていたので背に腹はかえられないので予約、すぐ向かう旨を告げナリちゃんを抱え上げる。
ショーコさんに荷物を持ってもらいホテルに向かった。
ヨロヨロになりながら、フロントでチェックイン。宿帳っての?アレにナリちゃんの名前を書こうと聞いてみるも、すでに死亡状態(ーー;)...
「あ、あたし書くから。ツインでしょ?あたしも泊まっていくわ。心配だし」
助かった、泥酔者を放っておいて帰るのも気が引けてたので渡りに船だ。
「いつもこんな調子でぶっ倒れるまで飲むからねぇ、この子は」
と、冷静に言う。この人と同じ血が俺にも流れているかと思ったら恐ろしくなってきた(笑)。
部屋につき、ベッドにナリちゃんを寝かせ、ショーコさんに挨拶をし、帰ることにする。
「来年もナリコがこんなんなったらよろしくね、浜ちゃん」
「任せてください!」
みたいな話をして部屋を出た。ロビーで代行に電話する。「30分くらいかかります」とのこと、まぁ忘年会シーズンだからしょーがないか、と諦めロビーで待つことにした。
そのホテルはカードキー式に自動精算システムのビジネスホテルでロビーに人はいない。電気も空調とまり、とても寒い。
がたがた震えながら待っていると、後ろから声が
「あら?浜ちゃん!帰ったんじゃないの?」
ショーコさんである。
飲み足りなくて自販機でビールを買うところだったみたいだ。
「いや、代行が遅れてるみたいなんですよ」
「あらー、ここ寒いでしょ?部屋に来なさいよ」
確かに寒いのでお言葉に甘えることにする。
このとき、ショーコさんの目がキラリと光ったことに俺は気付かなかった....
つづく