「しゃべれどもしゃべれども」鑑賞

古典落語にこだわるが故に未だ二つ目の三つ葉は師匠に新しい落語を教わろうとするものの教えてくれない。そんな折り、ひょんなことから実家で話し方教室を始めることになるのだが.....
 
 
TOKIOの国分くんといえばぐるナイやオーラの泉など、お笑いやひな壇芸も無難にこなす技巧派というイメージがあったが、まさかここまで芸達者とは思ってもなかった。
さすがジャニーさんちの稼ぎ頭の一角というところか。
 
映画自体は特別捻ったところもなく、今日び流行っている「日の当たらないところにスポットを当て、人間愛を軽いタッチで描く感動作」の枠を一歩たりともでてない。香里奈も松重豊も一本調子でヘタだとはいわないが特別グッときたということもない。八千草薫、伊東四朗のベテランもどちらかといえば抑え気味の演技で地味である。
そんな中唯一光ったのが子役の森永悠希くん。神木くんや柳楽くんのような圧倒的演技力はないものの、愛嬌の良さで演者を喰ってた。そのあたり、劇中で彼が気に入った噺家、二代目桂枝雀(饅頭こわいのコピーは必見、すげぇ)ととてもリンクしていた。

言葉の伝統芸”落語”を背景にして、言葉に表すことがヘタクソな男女が一生懸命言葉をものにしようとあがくも結局は言葉の内の想いが大事、って転がり方は物語として悪くないと思う。ボチボチでした。

67点
朝からシコシコと書いてたレビューが消えた・゜・(つД`)・゜・

鳥肌立つくらい面白くて、痴漢えん罪事件とそこから監督の書きたかったであろう日本の裁判制度の問題点について触れ、更にはそのうち始まる裁判員制度に大きな期待を持つというレビューを気合い入れて書いてたので大ショック&書く気ナッシング

ちゅーことで簡単に書くと

ここに来て本年度最高作品に決定。
ちゅかここ10年の社会派邦画の中でも屈指の出来。
三谷幸喜には逆立ちしたってつくれないエンターテイメント作品でした。

最高

92点

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