マハラジャが復活したらしい。
ヴェルファーレ、ジュリアナではない、マハラジャというところがキモ。
マハラジャといえば、80年代後半、ユーロビートの台頭とともに店舗を拡大し、日本中を席巻したディスコの雄である。北陸の田舎にもあったくらいだからきっと相当数の人がお世話になってることだろう。ド派手な装飾とあの金の象を思い出すだけで身体がうずく御仁もいらっしゃるのではないだろうか?

30代から40代のあのときを謳歌した人にとっての聖地、マハラジャ(と、キング&クイーン)。その聖地が復活するのである。
うう....行きたい。
当時横浜在住の俺がよく通ったのは「横浜ベイサイドクラブ」や「横浜サーカス」。ベイブリッジが出来て大黒パーキングにかっちょいい車が集まりワンワンいわしてたそんな時期である。

あのときのテンションの高さはなんだったのだろう?個人的にもそうだし、日本中がバブルに踊ってたあの頃。クリスマス時期の赤プリスイートが満室だったり、バカ高い高級外車が売れたり、ブランドスーツ着てみたり...あぁあの頃はよかったなぁ(T^T)。
で、ここでふと思う。マハラジャの復活はそういう哀愁の具現化なのか?
でもそれって、おっちゃんがカラオケでクールファイブをこぶし効かせて歌うのと、もっと具体的にいえば、亡き美空ひばりのフィルムコンサートに大挙して押し寄せるあのおばちゃん軍団となんら変わりないんじゃないだろうか?
そう考えるとちょっと冷静になる。事実、10代20代の子にしてみれば「?」な部分はおおいだろうし。(^_^;)

時代は変わる。その時代についていけない人や過去を懐かしむ人がその場に留まる。そこに、ジェネレーションギャップという壁が出来上がる。
できればついていきたい、と、思う。
若い子と話をしてたら楽しい、と、感じていたい。「最近の若いモンは..」という愚痴は死んでも言いたくない。
でも、「マハラジャ」という言葉にはやっぱり郷愁を感じずにはいられないのも事実だ。「この年でクラブなんてなぁ..」というヒガミに近い感覚も湧く。

って、ちょっと待て。ひがみなのか?これって。
ということは、おっさんが良く口にするところの「最近の若いモンは..」発言も妬みひがみから来てるのかもしれない。書いてて目からウロコが落ちる。

という風にたかがディスコひとつ復活するくらいでうろたえてしまうのよ、このおっさんは。

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誘う手に 魅せられたるまま かたどりて
 童のをどり 故郷を見たる

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