出生率が1.3を割ったそうだ。
主要先進国ではダントツの最小値、ということは全世界的にもナンバーワンクラスということになるのだろう。
「結婚しないオンナ」や「子供を生まないオンナ」が全員「だってぇ、自分の時間が奪われるのイヤっしょ?」と思いネイルをいじったりエステに通ってるワケではない。住宅事情や仕事とのかね合い、所得や将来のことを考慮し泣く泣く第二子を諦めるご家庭が多いのだ。
男女共同参画がさけばれて久しいが、こと子供に関していうとオトコのできることはせいぜい分娩室で嫁さんの手を握ってることと、ベッドの組み立て、乳母車を引くくらいか。(ってそんなことないですか?(笑))かといって、育児に完璧を求めて、やれミルトンの濃度&浸け置き時間や離乳食の種類まで気にする旦那もウザいと思うけど(^_^;。
いくら男女平等といっても育児は基本的には母親の仕事である。父親は母親が気持ちよく育児に専念できるように精神的経済的にバックアップするというのが本来あるべき姿と考えるが、生活レベル維持のため共働きしてる夫婦にとって収入減と支出増が確定的な子づくりという選択肢はなかなか選べないのであろう。
政府公報では「旦那さんも積極的な育児参加を!」と自らの無策を家庭に丸投げして逃げてるが、少子化を防ぐのに必要なのは旦那の手伝いではない。最も効果的な手段は「児童手当の充実」である。第三子に20万円/月の手当が出れば1年後には出生率が一気に上がることだろう、根拠もなく言い切るけど。(笑)

保育園幼稚園の不足には老人向けのデイケアハウスとの併設や小学校空きクラスを使用するなどいくらでも方法があるように思うのだが、管轄省庁が違うからなかなか話が前に進まないらしい。
最も深刻なのは地域コミュニティの崩壊である。無計画な宅地分譲と核家族化、細々と残ってる学区自治会も選挙の時の実働部隊か公的会報の配達員としての役割に成り下がってる。大政翼賛会的な自治活動が正しいとは言わないが、持ちつ持たれる関係が身近にないと子供を育てることは難しい。

とまぁ、愚痴ばっか書いてもしょうがない。子供を生むのをためらってる人に一言だけ書こうと思う。
一人目より二人目、二人目より三人目がかわいいものである。家庭なんか屁とも思わない俺だが、一番下の娘だけ(だけ?(笑))はかわいい。腹も痛めてない俺ですらそう思うんだから母親だと何倍も毎日感動できることだろう。感情の余り叩いたり心に傷をつけることもあるかと思う。しかしそれを乗り越え母になった自分の成長過程を実感できるのは2人目からである。そしてそれは何事にもかえられないすばらしい体験であると考える。
旦那は安易に「次の子供欲しい」って言わない方がいい。「一人っ子は可哀想」とか「息子(娘)が欲しいんだよね」なんてもってのほかだ。口にするなら「金の事は心配するな。俺に任せろ。だから生め」くらい言い切ってもらいたい。そして死に物狂いで働くのだ。
苦しいかもしれないがよく考えてみてもらいたい。娘なら嫁さん公認で若いオンナを彼女にできるようなもんなのだ。手を繋いで歩いても一緒に風呂に入ってもお咎めなし、しかもこの彼女は安易に「別れましょ」と言わない(笑)。息子なら一生の酒飲み友達ができる。まぁ後輩だから毎回おごらないといけないけどな。
なにより愛情をこめて育てれば将来リタイアしたとき養ってくれる可能性が2倍3倍に膨らむのだ、公的年金に加入してるより確実性があると思わない?(笑)

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