最近のウイルスメールは半端じゃない(__;)
一日30通くらい届くんだけど、なんとかならんのか?いや、届くのは別にいいんだけど、PCに届いたメールは携帯に転送かけてるから、ウイルスを受信するたびにピコピコうるさいのだ。かといって仕事上のメールもあるから転送解除できないし。
みなさんも早急に自分のPCをチェックしましょう。

さて、「砂の器」である。中居くんがドラマ主演で話題になったのか、過去の作品がDVDになって復活。松竹系のビデオなんてそんなにないからとりあえず復活するのは素直に喜びたい。
’04版の「砂の器」は時間があるときぼちぼちと観てたが、その薄っぺらさに笑っちゃって大変楽しくみさせていただいた記憶がある。中居くんは人を笑わせるのがうまいなぁ。あのドラマをあの脚本とキャストで作っちゃうTBSはホントにすごいと思う。こと、名作のリメイクという点ではフジの方がよほど真摯だということが良くわかった。

ということで’74版「砂の器」だが、まずスタッフ&キャストが凄い。
「天城越え」「ゼロの焦点」等、清張作品を撮らせたら右にでるものはいない野村芳太郎、脚本に山田洋次、音楽は東京交響楽団という原作に負けず劣らない重厚な布陣。キャストは今西刑事役に丹波哲郎、和賀英良役に加藤剛を迎え森田健作、笠智衆、菅井きん、佐分利信、緒形拳、渥美清、加藤嘉という松竹内外を問わないまさしくオールキャストを揃えてる。
当時は日本映画界も斜陽期に入り、そんなに予算はかけられなかったはずだ。
また大御所の原作を大きく曲げて作ったシナリオは清張ファンから異論も出たと聞く。しかし、明らかに原作より面白くなったシナリオを「どうだ!」と、このスタッフが作り、キャストが演じるのである。昭和日本映画の心意気を感じるではないかっ!

’04版で感動した人は是非こちらを観ていただきたい。時代設定が多少違うので違和感はあるかもしれないが(らい病と太平洋戦争の知識くらいは必要)きっと何十倍も感動できるだろう。

74点

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