ダウン系ドラッグの代名詞マリファナ
芸能人ダイバー(恐)クボヅカ君が「いいっすよ!」と宣うたアレである。

日本では覚醒剤と同格に扱われ使用栽培はおろか所持してるだけで重い罰が待ってるのだが、外国では容認(黙認含む)されているところが増えてきている。

なぜか?

マリファナがタバコほど危険なものではないということが明かとなったからである。耐性が生じないのでいわゆる身体的依存性は起こらない。
精神病になることはない。
ヘロインなどの強力ドラッグにステップアップしてしまうという危惧もあるが、実際はオランダにおいてはマリファナを容認してから若年層のヘロインなどのハードドラックの使用は減っているという。これはマリファナ合法化により非合法組織を閉め出すことに成功したからだそうだ。

それだけ害がないにもかかわらず多くの国でマリファナが非合法なのはどうしてか?酒やタバコは合法であるにもかかわらず、だ。

1920年代後半、アメリカで悪名高い「禁酒法」が制定された。
これにはカソリックがプロテスタントの飲酒による乱れを正すという制裁的な側面があったのだが、ここに目をつけたのがアル・カポネである。
酒の密造販売で巨額の富を築く、その利権を守るためにギャングが横行し多くの人が殺された。結局10年あまりで禁酒法は廃止になるのだが、困ったのはエリオット・ネスら役人たちである。仕事がなくなったのだ。これではいかんということで新たに禁止する対象をつくった。それがマリファナである。

当時、マリファナの喫煙は南部のメキシカンや黒人たちだけの習慣で白人の間では広まっていなかった。禁酒法では対立が白人同士だったが、マリファナならのばそうした対立もない。当局はマリファナがいかに有害か(殺人草と呼ばれてた)と一大キャンペーンを張る。同時に大麻栽培に大きい税をかけ、南部の貧しい農家には大麻畑の転作を強要し、従わない場合は逮捕、農地の没収を行った。
主なマリファナユーザーが南部の有色人種だったのに対し、酒は白人も嗜む。利害関係から酒販業界は業界をあげてマリファナ禁止法を支持した。また、マリファナの副産物(というか、こっちがメインなんだけど)麻製品の宿敵であった化繊業界もこれを支持し、とうとう所持ばかりではなく栽培・売買も禁止するに至った。

第2次世界大戦を境に大きな力を持ち始めたアメリカは経済援助の条件としてマリファナ禁止を求めるようになる。国連やWHOを通じてもその普及をはかり「アメリカの正義」がグローバルスタンダードになってしまったのである。

と、一通り大麻問題を書いてみたが、日本で楽しむと捕まるので注意するように。
てか、吸っちゃダメです(^_^;。
でもオランダのコーヒーショップにゃ行けないよぅ、という貴方。

http://www.ritsumei.ac.jp/~akitaoka/

このページを酒でも飲みながら見つめると疑似体験できるかも。(笑)

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