「ルールズ」という本があるらしい。
良くは知らないがなんでも幸せな結婚をするための指南書なんだそうだ。
「本の内容も知らないくせに言わないでよね」 というご批判もあるのを承知で書くけれども、こういった類のハウツー本に書いてあることをまんま信じて行動するってーのはどうなのか?と思うのだ。
もちろんそれは「ルールズ」に限った話ではない。さえない上司が読む「部下に慕われる法則100」とかダメな経営者が読む「これで完璧!売り上げアップ大作戦」とかモテないオトコが読む「オンナのイカせかたマル秘テクニック」とか、そういうのも同じであろう。
百歩譲ってそういうのを手に取ってちょこっと実践するまではまだいいかもしれない。ぶっちゃけて書くと俺もポパイやホットドッグプレスのセックス記事を穴が開くほど読み込んでた時期があるからな(笑)。
ただ、それを文字通り盲信して行動し、あまつさえそのことを得意げに自身のサイトや友人の公表するのはみっともないことこの上ない。
そればかりか他人に勧めるやつもいる。ここまでいけばある意味羨ましくもある。
「あぁ、文化も言語も違う毛唐が書いた一冊の本にそれだけハマれるなんて純粋な人なんだなぁ」と。

どうせ結婚するなら幸せな結婚をしたい。
部下に尊敬してもらい、敬ってもらいたい。
売り上げが上がる特効薬が欲しい。
セックスが上手いと思われたい。

これらの私利私欲は己の中にある卑しい部分であるはずだ。皆にある欲かもしれないが、せめてそれを人様に見られないようにする羞恥心は持っていたいものである。

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