注目の映画というもの
2004年8月12日 映画
http://www.teamamericamovie.com/
感想
「すげぇ...いいのか？これ」
今年の秋、遅くとも年末年始にはこの映画の話題で持ちきりであろう。保証する。
監督はトレイ・パーカー、あの「サウスパーク」の産みの親である。（画像参照）
「サウスパーク」といえば以前WOWOWで放映されたからご存じの方も多いだろう。
かわいいキャラクターが毒舌吐いたりゲロを吐いたり人を殺したり殺されたりする極悪短編アニメーションだ。PTAや左派のお偉いさんが観たら卒倒すること必至。
ちなみにその中の「チンポコモン（ポケモンのパクリらしい）」という作品はこれでもか、というくらい日本人を茶化してるので右派の人が観ても卒倒するはず(笑)。（当然日本では発禁）
そんなアニメを作った監督がその毒をそのまま持ち込んで作った人形劇。
人形劇といえば「三国志」や「サンダーバード」が有名だが、「チーム・アメリカ」では人形劇の持ち味を殺さず、所々に効果的にCGを使いよりスムースな動きになってるのでストレスが少ない。（しかし、操り人形のワイヤーはそのまま残してるあたり、監督の茶目っ気なのだろう）
内容は世界平和維持を任務とする国際警察の秘密組織「チーム・アメリカ」が独裁者やテロリストをやっつけるという至極単純なストーリー。
凄いのはその独裁者を「某国の頭首」ではなく「金正日」と呼び、テロリストを「中東の原理主義者」ではなく「ビンラディン」と呼び、「アメリカの大統領」でなく「ジョージ・W・ブッシュ」と明言してることだ。当然クレジットにそれらの方々の名前が入る(^_^;。その他、声の出演（だけか？）でショーン・ペン、ティム・ロビンス、ジョージ・クルーニー、リブ・タイラー等のそうそうたる顔ぶれが揃う。
想像してほしい、サンダーバード調の金正日がカクカク動くんだぞ？それだけでも観る価値あり、じゃないか？
「華氏911」なんか目じゃない。きっと「バトルロワイヤル」以上に問題になるはず。試写会で潰される可能性もあるから興味のある人はおさえておくように。
