仲間ちゃんラブというもの
2005年7月29日 映画
だって恐いから。
そんな俺が明かりを煌々とつけ、身体を動かしながら、音量絞って、時々早送りしながら観た「リング0・バースデイ」はそんな俺の努力が無駄な映画であった。
恐くない。
これってホラーとしては致命的な気がするのだが、どうなんだろう？
まぁこの映画は前二作の疑問を紐解く”解決編”としての意味合いが強いので、恐怖だけではなく貞子がなんで貞子になってしまったのか？という悲哀の物語に重きを置かざるを得ないという事情もわかる。
だったら、怨念を抱かせる理由が必要ではないだろうか？
特殊能力のせいでタダでさえ疎まれて生活していた貞子があの程度の理由で怨霊になるなんて考えられない。「いつもの事ね」で済むはずだろ。あの性格からしても。
それと昭和40年代の雰囲気がまるで無い。このあたり、映画畑の美術監督ならこういうヘマはしなかったはず。惜しい。
「悪霊島」の生い立ち貞子は実は「富江」で「キャリー」でした、ってオチはまぁこのれくらいのライトホラーならこんなもんか。
俺的には貞子の生い立ちよりも、なんでビデオテープになって甦ったのか？とか「2」以降の貞子の行き先とかといった疑問に答えて欲しかった。
なんか途中で切れたうんこのように中途半端に感じた。残念。
でも仲間ちゃんがかわいかったので49点
