花一輪というもの
倉庫の修理にン百万の見積もりが届く。
もちろんそんな金なんかないし、先月シャッターの修理にン十万もかかったが、これからもっとかかりそうだし...
もう売り払って事業縮小しか道は残ってないのか?いっそのこと資産があるうち業務停止か?
と結構シビアに考えてた。そんなときふとホワイトボードを見ると小学生の娘が遊びに来て作ったであろう一輪の花びらが。
ありがとう、ちょっと元気でた。(ノ_・。)
もう少し考えてみよう。
とある漫画家の日記を綴った本を読む。
その漫画家は三十路を待たずビルから飛び降り自ら命を絶ったのだが、その日記はまぁ日々生きていく上での苦労や心情を吐露してるのは想像できた。でも実際は想像をはるかに超える苦しさに溺れる女性の魂の叫びであった。

漫画家の名前と書籍名はあえて書かない。
なぜなら本を読んでる途中、彼女と同調してしまうと発作的に自死をチョイスしてしまう程に引きずり込まれるからだ。
適応障害という先天性な要因と教育や環境といった後天性要因ががっちりかみ合う不幸故に苦悩する彼女が最後に選んだ自殺という道は決して支持しないけれど、彼女の吐き捨てる言葉のそれぞれが腑に落ちてしまう俺は多分彼女と同じアンテナを持っているのだと感じ、亡くなった彼女に「よかったね、死ねて」とも思ってしまうのだった。

現在、鬱で悩む日本人は治療を受けている人だけで約400万人、実際には1000万人以上いるといわれる。そういう人が生きるためには彼彼女らを(自分も含めて)認めてあげる社会になる必要があるのだな。
民主党がどんなもんかわからんが、友愛を謳うならこの不寛容な社会を変えて見せろ!と心底思う。
社民党と国民新党という水油と手を繋いでいるのは来年の参院選を考えてるだけ、ってワケじゃーないよね??(ノ_・。)

「重力ピエロ」観賞

大学で遺伝子の研究をする泉水と落書きを消す仕事をする春は種違いの兄弟で養蜂を営む父正志と慎ましく暮らしていた。そんな中、彼らの住む仙台で連続放火事件が発生する。春はその放火事件と街に書かれた落書きに関連があることに気付き兄に相談する....


加瀬亮、岡田将生、小日向文世という新旧バイプレイヤーがきっちり仕事をしたサスペンスの仮面を被ったヒューマンドラマ、ちょいミステリー寄り。
放火場所にある落書きがDNAに関する暗号になってる点だの物語のキーマンである渡部篤郎のファーストシーンが「いかにも!」だったりだの、ちょっとアレかなぁ?と思ってたら見事なスカシで映画的構成としても正統だし、実力派揃いなんで安心してみてられる。
でもガンジーの生き方をずっと模範にしてた岡田くんの落とし前のつけ方や篤郎の行動、一応政令指定都市である仙台に住んでるにもかかわらず、一戸の家族に対する周りの好奇の目が大きすぎる点などがちょっとちぐはぐしてた気がする。
それを強引に良作然(あくまで”然”の域だが)に戻したのは小日向文世の父親としての演技に他ならない。いやぁ、今年一番大化けしましたな。

あとは吉高由里子の自閉症的演技が一服の清涼剤となった気がする。

というようにキャスティングを楽しむ映画であった。全体的な印象は行って来いの普通。(笑)
50点

時間が出来たので書きます。
M-1 2009の予想です。
まずは決勝進出者、ネタ見せ順に

ナイツ(マセキ芸能社)
南海キャンディーズ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
東京ダイナマイト(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ハリセンボン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
笑い飯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ハライチ(ワタナベエンターテインメント)
モンスターエンジン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
パンクブーブー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)


まずは一番手のナイツだ。
塙の怒濤の小ボケを土屋が丁寧に拾う漫才スタイルは制限時間4分というM-1ルールにとてもマッチしているのと、吉本のように四六時中テレビや舞台でネタ披露してるわけじゃないので鉄板ネタをまだ隠し持ってる可能性があるという点からやはり優勝候補の一角だろう。しかし過去の例を見ると圧倒的に分の悪い一番というのがどう影響するか?といったところ。

つぎは南海キャンディーズ
4回大会での神懸かりネタ「これはクリリンの分!」以上のネタを持ってるのかどうか?がキモ。まぁ水ものなんでわからないけれども、ここまでこれただけでも良しとしたい。

東京ダイナマイト
オフィス北野→オスカー→フリーメキシコプロレス修行(笑)→とプロダクションを渡り歩いた孤高のコンビである。前回のM-1進出で名前も売れて、そこそこメジャーになって年数回の単独ライブと年に2回のDVD制作というやりたい仕事と金になる仕事だけやって過ごしても食っていけたはずなのにそれを蹴って再び吉本に入社、一から舞台にたち月間30本以上ライブをやった。なぜか? M-1で優勝するためである。
なんという男気。惚れるぞ、ハチミツ。
でも、その優勝したいという気持ちが強すぎるからか松田の破天荒さは影を潜めてしまったのが気がかりといえば気がかり。

ハリセンボン
南海キャンディーズと同じく「どーして決勝進出したのかわからない」組。大化けする気もしないんだけどなぁ.....

笑い飯
8年連続決勝進出ということは全年齢的にばっちり受ける鉄板ネタを最低8つは持ってるってことだ。これは凄い。しかもまだまだ引き出しがあるようで今年はひと味違うともっぱらの話。優勝の最右翼であることは疑いないところであろう。

ハライチ
ノリ突っ込みならぬノリっぱなしのノリボケ漫才という新しいジャンルを開拓した新星コンビである。ナイナイのおもしろ荘から全国デビュー、その後トントン拍子って売れ方が去年のオードリーと同じというのも気になる点である。台風の目だが、ボケの岩井のデキに全てかかっているといってよい。緊張して去年のパンチみたいにならないことを祈るのみ。

モンスターエンジン
多く選出されると目されてたにもかかわらず、baseよしもとからまさかの単独選出。それ故に気合いと期待はハンパないものがあるだろう。連続の決勝進出だけでなく今年のキングオブコント決勝にも進出した人気実力を兼ね備えたコンビなだけに要注目にはかわりないだろうが優勝かと言われれば疑問符がつく。そんなオーラを感じない。

パンクブーブー
漫才の実力だけを比べれば今回出場コンビの中でも1.2を競う実力派コンビ。オーソドックスでありながら、スピード感もあるストロングスタイルの漫才師。俺、イチオシ。



ということで、いまのところ笑い飯、ナイツ、パンクブーブーが決勝ファイナルにすすむと予想するが問題は最後のワイルドカードである。

スマイル
ダイアン
かまいたち
ギャロップ
ハイキングウォーキング
タイムマシーン3号
とろサーモン

あたりだと想像するが、そのうちファイナルに残る可能性があるコンビでいうとダイアンだけだろう。
となるとそれ以外が敗者復活しても笑い飯、ナイツ、パンクブーブーの上位に変動はないと思われるがどうだろう?



って誰に聞いてるのか
m-1決勝進出者決定!!!!


ナイツ(マセキ芸能社)
南海キャンディーズ(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
東京ダイナマイト(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ハリセンボン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
笑い飯(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
ハライチ(ワタナベエンターテインメント)
モンスターエンジン(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)
パンクブーブー(よしもとクリエイティブ・エージェンシー)

ってスマイルとダイアンいねぇ!!!(´д`)
南海キャンディーズに東京ダイナマイト、ハリセンボンかぁ.....
復活組がこれだけ多いとは予想外。
ハライチはよくやった!

詳しい解説はまた今度書きます。
いやぁこれでナイツの優勝が見えてきたなぁ......
先日の予想では

スマイル
ダイアン
パンクブーブー
の3組プラス

笑い飯
ハライチ
かまいたち
ギャロップ
ナイツ
ハイキングウォーキング
モンスターエンジン
タイムマシーン3号
とろサーモン

と予想したが、昨日の芸人ドッキリを観てナイツ塙の底力を垣間見たので

スマイル
ダイアン
パンクブーブー
笑い飯
ナイツ

までは確定にします。
プラス3組は以前通りで。


.......ってどして真剣に予想してんのか?俺は。金にもならんのに。



ニュースサイトで九電工の従業員が月170時間の残業でうつ病を発病した件を扱ってた。
こういう事件はまぁ色々の立場で意見も違うしニュースソースが毎日だったりすると多少脚色もあるのかなぁと思ってしまうのでとやかく言わないが、気になったのは厚労省(なのか?)が設定する過労死のガイドラインで「2ヶ月以上にわたり80時間以上の残業」は過労死の認定を受けられるという点である。


俺、仕事して20年近くになるけど、労基法にあわせてみるとほとんど毎月80時間残業してるんですけど(笑)
今は経営サイドだから残業もないのはあったり前で気にもしないけど、労働者サイドのときから80h/月だなぁ...
でもサービスや接客だけでなく多くの会社では普通なような気がする。
それが嫌だから、福利厚生がしっかりしてないと損だから若い子は公務員を目指したり一部上場企業を目指すんだろうな。んで、中小は募集かけても全然人が集まらない。
それが有効求人倍率の正体。

まぁそれが今の日本なんだろう。
でも俺から見たら「就職先がない!」と一流企業しか回らず嘆く就活組より、崖っぷちでnscに入学してm-1目指すバカの方が好感持てる。同じバカだから良くわかるといった方がイイか。(笑)

さて、12月。
旨いメシ食う為に死なない程度に働くぞーーーー

人気のカラリオmeにキーボードが付きました。
これで宛名書きも簡単です






.......これってワープロじゃね?
さて、今年も近づいてきました。年末の一大イベントM-1GP。
大本命のオードリーが不参加ということで、グランプリの存在意義すら怪しくなってきた感もあるが、東の吉本以外の芸人にとっては未だに最高峰のコンテストであることには変わりないし、知名度はやっぱりでかいので今年もなんとか盛り上がることでしょう。

それでは予想します。準決勝進出者は以下の通り。

オリエンタルラジオ
上々軍団
チャド・マレーン
Wエンジン
レモンティー
プリマ旦那
いけばな教室
スマイル
ソラシド
ガスマスクガール
ジャルジャル
とろサーモン
藤崎マーケット
キングコング
さらば青春の光
ミサイルマン
コマンダンテ
ソーセージ
プラスマイナス
ダイアン
和牛
銀シャリ
見取り図
志ん茶
千鳥
笑い飯
スーパーマラドーナ
ヘッドライト
アジアン
天竺鼠
ギャロップ
モンスターエンジン
かまいたち
タイムマシーン3号
NON STYLE
東京ダイナマイト
ハイキングウォーキング
なりきんショージ
ラフ・コントロール
南海キャンディーズ
パンクブーブー
井下好井
ジャングルポケット
磁石
カナリア
朝倉小松崎
メメ
アームストロング
ナイツ
スリムクラブ
ダブルネーム
我が家
ポテト少年団
ハマカーン
囲碁将棋
U字工事
ハリセンボン
風藤松原
ロシアンモンキー
鬼ケ島
天狗
ゆったり感
トレンディエンジェル
チーモンチョーチュウ
三拍子
流れ星
ハライチ
POISON GIRL BAND

うーむ....代わり映えのしない面子だなぁ、と。(笑)
せいぜいbese吉本組の台頭が目立ってきた程度だが、チャンピオンにはまだ早い。

実力から言えばスマイル、キングコング、ダイアン、千鳥、笑い飯、アジアン、タイムマシーン3号、NON STYLE、パンクブーブー、ナイツ、ダブルネーム、U字工事、ハリセンボン、三拍子、POISON GIRL BAND....ってもう面子オーバー。
勢いで言えば、ジャルジャル、天竺鼠、モンスターエンジンといったbase芸人やハライチといった声が聞かれるだろう。
あとは漫才という舞台にもかかわらず大量に選出されているコント芸人らである。サンドウィッチマンの例もあるようにあれよという間にまくってくる可能性もなくはない。我が家とかハイキングウォーキングとかジャングルポケットとか。

うーむ....逆に選びにくくなってしまった。

ということで好き嫌いで行きます。決勝進出は

スマイル
ダイアン
パンクブーブー
の3組プラス

笑い飯
ハライチ
かまいたち
ギャロップ
ナイツ
ハイキングウォーキング
モンスターエンジン
タイムマシーン3号
とろサーモン

から5組。ついでに敗者復活もこの中からとみた!
「誰も守ってくれない」観賞

とある殺人事件の容疑者が逮捕された。その加害者家族をマスコミからまもるため勝浦刑事が担当にあたり妹を保護することになるのだが....


「うん、まぁわかる」
という印象しかない。原因は明瞭で、どっかでみたことあるステロタイプな描写とこの流れでいけばこうなるだろうという想像をいっこも超えない展開だからだ。

少年犯罪、ネット、被害者家族、加害者家族 この4つを使って物語を作りなさいと言われれば十中八九こういう話を作るだろう。プロはそのプロットに色々と肉付けして多層的に加害者家族の問題だのを提示していくものなんだが、君塚監督は多分そんな素人が作ったプロット以下の話を作ってみせた。何でそんな風になったのか?監督には加害者家族の問題はどーでもよく、昨今のネット事情の方が大事な問題だからだ。

インターネットを使ってこんな犯罪紛いのことができる世の中ですよーーー

って言いたいだけ。だってネットの部分を削ったら分量半分以下になるもんな。(笑)
だからいくら渾身の演技で志田未来が佐藤浩市に独白しても、佐々木蔵之介が部下にいう一言も全然心に響かない。トゥルトゥルに上滑る。
ちゅかそんな犯罪が技術的に可能だというだけで、やるやらないは別問題だろ。ことさらにネットの危険性を煽ってどーするよ?
特に誠実じゃないなぁと感じたのはエピローグでも柳葉敏郎と石田ゆり子のシーン。あの激高や葛藤も結局後付けってことかよ! (´・ω・`)ショボーン

というわけで、結構期待してたのにダメダメでした。
キャストは松田龍平くんはじめ、巧かった。そこがまた脚本のダメさを際立たせたが。

38点

久々に読みふけったマンガ。
次男(中2)の本棚から拝借。

ものすごく端折って言うと「イデオン」の不条理と業に「バイファム」での登場人物の成長を足した感じの作品。一応群像劇か。
彼の本棚には「金色のガッシュベル」と「あたしんち」があった。中々良い趣味である。
スーパーコンピュータ等の予算削減を求めてノーベル賞受賞の先生が揃って鳩山首相に陳情する姿をテレビで映してるのを見て、「学者の先生クラスになるとお願いするだけで総理に会えるようにセッティングしてもらえるんだなぁ」とヘンなところで感心した。

一応理系ではあるんだが、スパコンの必要性をことさら訴える人の気持ちが実はよくわからない。
資源のない日本において科学技術は生命線だと思うけど、それとスパコンの開発競争は関係ない気がするんだな。スパコンを使って技術研究をすることが大事なら最速スパコンを買えばいいじゃね?と思うんだけど、違うのだろーか?
大体、今まで金かけても世界3位にも入ってないんでしょ?一位至上命題だったら実質無駄だよねぇ....

あと不思議なのが末端の大学では既に産学連携して独自に財源を確保して研究を続けてるのにどーして科学技術分野だけは保護されてるのか?という点。文系なんて酷い状況なのに研究者・学者さんの文句は首相には届かないもんなぁ。まぁ裏で手を回す企業・理化研が居ないってのが大きいんだろうが....
こういう点だけみても優遇されてるってことやNECが撤退した理由に気付かないといけないわな、ノーベル賞の先生は。


とかなんとか思ってたら....

http://www.nishinippon.co.jp/nnp/item/136999

>>スパコン開発で「ゴードン・ベル賞」 長崎大助教ら受賞 「国内最速」安価で実現

富士通涙目(笑)
今年の漢字は「民」だろうなぁ。
世の中のご夫婦はどうでしょう?
なんか昨今のクリスマス的な「ハメられ」感を感じませんか?























俺はチョー感じます。w
キワモノというもの
コンデジの雄、リコーがトチ狂った。

http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20091110_327768.html

リコーは、ユニット交換式デジタルカメラ「GXR」および対応ユニット2製品を
12月上旬に発売する。価格はいずれもオープンプライス。店頭予想価格は
GXRが5万円前後、単焦点レンズ付きユニット「GR LENS A12 50mm F2.5 Macro」が
7万円前後、ズームレンズ付きユニット「RICOH LENS S10 24-70mm F2.5-4.4 VC」が
3万円前後の見込み。



ユニット交換式にすることで、レンズ交換式デジタルカメラに比べて小型化できることや、レンズ、撮像素子、画像処理エンジンの最適な組み合わせによる画質向上をメリットとする。また、ユニットの交換が簡単に行なえることから、レンズ交換を行なうよりも操作性が高まるという。さらに、撮像素子が露出しない構造のため、レンズ交換式デジタルカメラに比べてゴミの浸入が防げるとしている。


とあるが、価格の高さと汎用性の無さが致命的な誰得モデルだよなぁ。
例えばccdとマイクロフォーサーズ規格マウントのみのユニットを作ればデジイチの分野にも討って出られると思うんだけど、そんなら始めからマイクロフォーサーズで作れって話だし。
良いコンデジを作ってるメーカーなのになんでこんなキワモノを作ったのか理解に苦しむ。大丈夫か?


三つ巴というもの

2009年11月19日 映画
「ゼロの焦点」観賞

松本清張原作の映画化は多くある。
一番好きなのは「砂の器」。04年に中居くん主演のテレビドラマ化があまりにもへっぽこだったので更に評価が高まったという作品だ。ライ病に対する社会的偏見に翻弄された青年の生き様を通して人生を考える重厚でドラマティックな内容はなんど観ても飽きない出来である。特に台詞一つない回想シーンが秀逸。
「天城越え」も良い。少年に芽生えた性と娼婦に眠っていた母性が交錯したことによる哀しいストーリーは「伊豆の踊子」をトリビュートされてると言われるだけあって、どこか文学的な匂いのするサスペンスとなっている。
ところが61年版「ゼロの焦点」は監督・野村芳太郎&脚本・橋本忍という職人コンビ且つ当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった久我美子、高千穂ひづる、有馬稲子というい3大女優を使った割りには低調な作品という印象しかない。
演出の古さと後半にサスペンス部を収拾するために説明調になってしまったからだと思う。

さて、枕が長くなったがそれを踏まえての09版「ゼロの焦点」である。
平成の職人監督犬堂一心が、今を生きる人たちに、戦後の混乱の中でそうすることでしか生きられなかった人たちの悲哀、という物語のキモをどう伝えるのか?がとても興味があったので観てきた。

結論から言えば  「うん、普通」(笑)

いや、キャスティングは絶妙だと思う。
ポスト大竹しのぶ筆頭株の中谷美紀、ベスト・オブ薄幸美人の木村多江の間で役どころだけでなくキャリアまでもが翻弄されっっぱなしで観ていて痛々しいほどの大根女優っぷりを発揮する広末涼子の三つ巴は観ていて面白い。広末は批判の多い女優さんだけど、彼女の魅力はブサイクにあるのでこれで良いんです。色々な意味で。
男をステロタイプに描くことで女の個々の生き様に焦点をあてるという手法も犬堂監督らしい演出だし、61版と違う後半部も現代風だと思う。
でもなんかそれだけって感じがしないでもない。このあたりは61年版と同じ印象だ。

行為は別にしてモラルという点であの時代より緩い現代において、画面に出てくる人たちの行動原理が共感されるかどうか、という点に対する解が弱いよなぁ、「サスペンスというより女のドラマなんです」ってのは逃げだと思うぞ?>監督
最終ラストまで火サステイストを失わずサスペンスに描いてくれてたなら、もうちょっと点数よかったと思う。まぁそうしたら絶対売れないだろうけどね。

つーことで可もなく不可もなくです。松本清張生誕100周年記念作品と息んでいったら肩透かしくらいます。女優さん目当てが正しい。
50点

機関車もの、というジャンルがあるかわからんが、ベストを選べと言われれば、これか「カサンドラ・クロス」だな。(次点はセガール様の「暴走特急」(笑))
昔はゴールデン洋画劇場とかで結構放映されてた記憶があるのだけど、今じゃ深夜枠でしかお目にかかれない。

原案が黒澤明ということでただの勧善懲悪アクションものではなく、人間をきっちり描いてる点と無駄のないストーリーが秀逸。主演は偉大なるB級アクターでありアンジーパパであるところのジョン・ボイト。共演にジュリアの兄、エリック・ロバーツと渋めなキャスティングと相まって。とっても見応えのある作品である。

これもTSUTAYAのワゴンセールでゲット。
おい、TSUTAYA○○店よ、絶対ワゴンに入れる作品間違ってると思うぞ?
掃除してたらみつけたショーヤのcd、もう聴くと高校生に戻りますな(笑)
寺田の姐さんはいまだ現役。そういうの見てたらおれも頑張らないとなぁと思う。心底。


よし!!!
セックスするぞ!!!(笑)
「サマーウォーズ」観賞

ある夏の日、仮想空間「オズ」のメンテナンスバイトをしてた高校生健二のところに先輩夏希が割の良いバイトを持ってくる。それは彼女と共にお婆ちゃんの住む本家に帰るバイトだった。本家では大家族が健二を歓迎してくれるのだが、夏希には健二に内緒にしている話があって...


かのSF作品「時をかける少女」を新解釈し21世紀の正統派恋愛物語として復活させた細田守の新作ということで期待はしてた。なかなか観る機会が無くようやくの観賞。
トレーラーと前評判から大家族の話と漠然と思って観てると初っ端、オズの世界観のクダリを観て大家族プラス「攻殻機動隊」的な話と早とちりして観る気を無くす。それから恋愛ものとも大家族ものともとれないどっちつかずの「イノセンス」もどきで更に観る気をなくす。中盤まででグッときたのは婆ちゃんの電話シーンだけだが、ここすらさらりと流した演出にすっかりふて腐れるのもつかの間、○○の急死から後半にかけて怒濤のようなスピーディー且つ無駄のない演出にすっかり画面から目が離せなくなった。
思えば前半の期待はずれ感は「時をかける少女」の出来の素晴らしさとトレーラーの感想で期待値が大きくなりすぎてただけで、二度観たら結構しっかりとした作りになってたことに気付いた。テンポの問題だったのだろう。

長野の旧家、大家族とネットの仮想空間とのリンク、という一見奇をてらった物語に見えつつ実は、どちらもコミュニケーションのひとつで心を通わせてナンボなんだよ、という21世紀の道徳に改めて気付かされるとともに細田演出脚本の見事さに舌を巻いた。
最高傑作とは言わないまでも、良作であることは間違いなし。

80点
ゴルフというもの
俺はゴルフが大嫌いなんだが、とりあえずどーしてもやらなきゃならんことになりそうなんで、昔2回だけ使ったクラブセットを引っ張り出してみたらドライバーのヘッドが小さくてちょっとかっちょわるい。
今風のでっかいやつだったらとりあえず当たりそうなんで、そういうのをヤフオクかなんかで落として使おうかなぁと思ってるんですけど、どういう基準で選べば良いのでしょうか?
いや、とりあえず試打して自分に合ったのを......ってのはわかってるんですけど、店で新品買うほどのもんじゃないなぁとも考えてるんで(笑)。

誰か教えてくださいm(__)m

M-1予想というもの

2009年11月13日 笑い
M-1GP2回戦も順調に消化し、徐々にではあるが決勝進出者が見えてきた。

ということで日本で10番目くらいに早い決勝予想をしたいと思う。

3回戦進出者を見て、ここ数年の若手お笑い界(なんだそれ?(笑))のだぶつきと停滞が如実に現れてきてるのがわかる。つまり去年となんら変わりないってことだ。
ということで予想も去年と同じということになるが、気になるのが優勝候補筆頭のオードリーがエントリーされてない点である。
3回戦までは主催者の計らいで書類復活もあるのでオードリーも出てくるのかもしれないが、最近の忙しさを見てもうM-1には興味がないのか?
だとしたらM-1も本格的斜陽期に入ってるといえるだろう。

そんなこんなを踏まえて考えると

ダイアン、ナイツは堅いか。
常連組の笑い飯、千鳥、キングコングから1組。
初出場組は漢字から平仮名に改名したかまいたち、最近伸びてきたスマイル、遅れてきた実力者パンクブーブーを推したい。
あとはアジアン、モンスターエンジン、タイムマシーン3号、天竺鼠も有力。
個人的にはハライチとジェニーゴーゴー、ビタミンS、ギャロップから是非ひと組、そんなところか。

いまのところこんな感じで。
3回戦が終わったら最終予想をいたします。

< 25 26 27 28 29 30 31 32 33 34 35 36 37 >

 

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