ゲットした人にはご褒美を。
「GOEMON」観賞

あらすじ割愛



というか”筋”というもんは無く、ただただ前作「キャシャーン」の焼き直し的プロモーション映像でしかなかった。
金で集めたそれなりのキャストを使い捨てては引っ張り出しの繰り返しと1カット1カットの見栄えの良さは確かにあるものの、「キャシャーン」も「スピード・レーサー」ですらちっとも琴線に触れなかった俺にとってただただ退屈な映画でしかなかった。

あれですかね?最近はやりの”歴女”狙いっちゅーやつですか?
だったら惜しい。ジャニーズ集めて作らないと売れないっすよ?>紀里谷さん

「キャシャーン」のレビューを調べたら今作とまんま同じ感想でちょっと笑った。
http://hamaotome.diarynote.jp/?day=20040501 参照


22点

お赤飯というもの
ひなちゃん女の子になりました。多い日も安心できるように娘の履き古しのパンツに穴あけて履かせてみた。いやがらないのでしばらくはこれで(笑)

テスト

2009年5月8日
テスト
携帯より
セグラ・ヴューダスセミセコ

ワインを料理と共に楽しむという風習がない俺なんで、ダイレクトで酒の味だけで評価。
結婚式の披露宴かクリスマス会くらいしか飲まないスパークリングワインは甘ったるいか酸っぱいかでコップ一杯でもう飽きてたけどこれは味があって旨かった。

ちょいと甘めだなぁと思ってたらこれの辛口もある模様。独りで一本空けちゃった。
ちょっと時間が出来たのでライブラリを整理してたら出てきた一本。
VHS版でノイズも酷かったが久々に観たら見入ってしまった。

まずキャストがすごい。仲代達矢、あおい輝彦、三船敏郎、丹波哲郎に森繁久彌といやぁ当時の主役級男優オールキャストだ。
そしてバカバカと死んでく兵士をとても冷徹に描いてるあたり司馬遼太郎の「坂の上の雲」にシンパシーを感じた作品なんだろうが、なぜ203高地で多くの犠牲が出てしまったのか?という点においてはまず史実通りといっていいと思う。

今、こんな映画は作れないだろうなぁ.......
「グラン・トリノ」

今や東洋人のみが住むスラムに独り寂しく住む偏屈者で人種差別者の老人ウォルト・コワルスキーは隣に越してきたモン族の家族を当然のように煙たく思っていた。ある日その長男が自分の愛車「グラン・トリノ」を盗みに来るのだった....
 
 

俳優、そして監督として暮らしてきたクリント・イーストウッドの集大成。いや、朝鮮戦争を経験し、その後色々な体験を積んで生きてきた人間イーストウッド翁の遺言のような映画であった。

観ながら考えていた。
俺らはこういうジジイが嫌いだったから、押しつけられたくなかったから、もっと自由に生きたかったから、現在のような社会を望んだんじゃなかったのか?
それがどうしてこんなどんよりとした世界になっちまったのか?と。

その答えを彼は持っていたのだ。

強かったアメリカ、悪を問答無用の暴力でなぎ倒してきた「ダーティー・ハリー」、「許されざる者」からスタートし、「マディソン郡の橋」「スペースカウボーイ」で老いの色気を開花させ、「ミスティック・リバー」「ミリオンダラー・ベイビー」で”責任と赦し”問いただし、「硫黄島からの手紙」「父親たちの星条旗」「チェンジリング」で人種と国家についてのテーゼを示したイーストウッドは(おそらく)最後の主演映画で世界中の友人に語るのだ。厳しく汚い言葉で「強くなれ、ビビるんじゃない」と。

継承するのは血でも車でも技術でもない。
心意気とダンディズムだと彼は教えてくれる。

エピローグでタオがグラントリノ譲り受け、海沿いをドライブするシーンで笑いながら泣いた。
男の子の映画である。「チェンジリング」よか数倍良い。最高。

いやーーーーイーストウッドさん、次回作期待してます。

久々のオーバー90の94点
一夜経ってというもの
しかし.....大泉洋の結婚発表の日に逝くとは。
もう「アンダルシアの夏」観られないじゃんか。

苦しかったっすか?
無念っすか?

「まぁしょーがねーよ」と一服しながら笑っててくれたならちょっとホッとします。

カントリーフォークソングのスタンダード「500マイル」のカバー
http://www.youtube.com/watch?v=YpsMmdK-k6E

切なくて良い。

合唱
元気に見えたのに.......(ノ_・。)

寛平ちゃんも泣いてるだろうなぁ.....
「特ダネ!」でナカミーが未だに小倉さんに慣れないところを見て早く佐々木さん帰ってこないかなぁと思ってるハマです。

その中で昨年起こった土浦連続殺傷事件の金川真大のその後を放送してたんだが、反省の色無し3人目の殺人予告等々、もうヤンなっちゃうくらいの非道ぶりでもう死刑もしょうがないかなぁという気にさせられたんだが、それよか気になったのが「どうしてこうなっちゃったのか?」という点である。
親のせいにする人もいるだろう。社会のせいにする学者さんもいるだろう。でもどちらのせいでもないし、反面どちらも悪いといえるのではないか?とも思う。

多くの子供に言えることだが子供が自立するために必要不可欠なものは親の(特に母親の)愛情だと言われる。か弱い子供が逃げ込める場所、無条件で「大丈夫だよ」といってもらえる人、それが母親というわけだ。そんな母親が自分のことで精一杯で子供を顧みなかったらどうなるか?子供にとっては死活問題で、子供は母親に安全地帯になってもらう為、常に「良い子・大人しく手が掛からない子」を演じていくようになる。
ついでに父親との関係も傾向に拍車をかける場合がある。父親が厳しいこと自体悪いことはないがあくまで母親(=安全地帯)があってのこと。母親という逃げ道がない子供に叱ってしまったら家の中で伸び伸びすることができず殻をつくってしまう。幼少期の殻を成人になってから破ろうとしてもとてもやっかいであるのでできるだけ殻をつくらない育て方をせねばならない。その為には夫婦で話し合うこと、母性を中心としたしつけをすることが大事なんである。
簡単に言うと素直な子に育てるってことだな。
ちなみに昔は父親・母親がダメでも地域のコミュニティが寛容だったので社会が子育てをしてくれたから家族のしつけ自体の比重は軽かった。それを誤解して「今の親は何考えてるんだ!」とボケたコメントをしてる奴がいるが、そんな現状認識の甘い奴は今子育てすると絶対失敗するだろう。逆に社会のせいにする奴も子育ての気概と責任の無さの点において前者となんら変わりない。
今の社会を見据えつつ夫婦を中心に(片親の場合は母性を忘れず)全力で子供に安心させる育て方をするってーのが今の子育ての正解だと思う。

さて、金川くんはその後、友達を作ることができずやがて登校拒否になる。大人しく手の掛からなかった子供が急にグレはじめたのだ。親は焦っただろう。
大きな原因は幼少時代での親との関係性の脆弱さである。受け入れてももらえず安全地帯でもない母親に相談なんかできっこないのだ。きっと金川くんは助けてとサインを出していたはずだ。でも今まで順調に文句も言わず育ってきたと思ってる親にとってそのサインは甘えにしか見えず逆に突き放すように叱ったのではないか?「なんでできないの?」と。
もう一つの要因は自分で作った殻の存在だ。この殻のせいで本心を打ち明けられず、相手の気持ちを受け止められなくなった。つまり人間関係を築くことが困難になったのだ。
押しつける親と気持ちの受け止め合いができない社会が金川くんを追いつめたと思われる。
そして登校拒否という形になって表れる。
その行為自体は自己防衛の表れだったが、両親はこのときも「こんなはずでは...いつかはわかるときがくる...」と思っていたのかもしれない。
とにかく具体的な対処をしたとは犯行後のコメントを見ても書いてないので憶測でしかないが、「過剰な干渉」若しくは「無関心」な対応をした可能性が高い。そしてその対応は金川くんに更なる殻を被せることになる。殻がないと無理解な社会を渡り歩けないからだ。その殻は自己と社会の決定的な乖離を生む。そんな中で更なる両親の介入が金川くん自身の自己破壊に繋がる。多くの人は自ら命を絶つことで終結させるのだが、金川くんの場合は怒りの矛先を間違え外に向いたためこのような悲劇になったと考える。

随分と長々と書いたが、言いたかったのは両親さえ気付いていたら、或いは社会が彼を受け入れていたら、いつ何時からでもなんとかなった。彼を殺人者にすることも多くの人が死ぬこともなかったということ。
幼少のとき、中学生のとき、高校生のとき、引きこもりになったとき、いつからでもやり直しができたのだ。
その為に社会を変えることは中々できないが、親は変わることが出来る。子供と一緒にやり直せば良いのだ。0歳からやり直してどこで間違っていたのか?自分の息子の心を知り赦し、受け入れてあげることで子供は変わるはずである。一人や夫婦で難しかったら専門の施設や機関もある。子供の年齢が高くなると殻も大きくなるからできるだけ早い行動が大切だ。そういう点では自閉症などの障害児の両親は目に見える分だけ早い段階で克服してる人が多い。幸せな話である。
誤解を恐れず書くと、金川くんは今からでもやり直すことはできるのだ。たとえ死刑になるとわかったとしても、その間に親子として関係を再構築することが人として生きた意義であるし、そうすることこそ金川くんの親の役目だと思うんだが、未だにマスコミから避けてる両親を見てると両親はまだどうしてこうなったか気付いてない可能性がある。それがこの事件のもう一つの悲劇だ。
だから難しいけど本当は社会を変えていくことで、重症になるまえに親を気付かせないといけないのだな。こういう事件を起こす前にどうしないといけないのか?と。
最近歯茎から血が出ませんか?


40も過ぎると歯の健康のことも考えないといかんなぁ。ということで定額給付金でドルツを買う。
以前に安物の電動歯ブラシを使っていたが音波のははじめて。使って思ったことはどーしてもっと早くから使ってなかったのか!という後悔であった。
とにかく圧倒的な洗浄力。一部歯並びが悪い部分も強力な振動で根こそぎキレイにしてくれる。ついでにその振動が歯茎に心地よいってのも副次的な魅力で、トータルとしてとっても歯磨きが快感になるのだ。

色々なメーカーから電動歯ブラシが出てるだろうがやっぱトップブランドは違うと思った。
使ったこと無い人は是非どうぞ。
「純喫茶磯辺」観賞

高校生の一人娘と暮らす裕次郎は、父親の遺産相続で多額の金を手に入れる。それを機会に喫茶店を始めるが娘の心配通り全然客が来ない。そんなとき美しいがざっくばらんな女素子がバイト募集にやってくる.....


なんもない映画である。
あいや、バカにしてるのではない。なんにもない”日常”を上手に切り取った素晴らしい映画であった。素晴らしいといったって特別手に汗握ることもゲラゲラ笑うことも涙を溜めることもない。ん?じゃーどこがどう素晴らしいかというと....上手く言えないんだけど中身の無さというかメッセージ性がないというか.....とにかくなんにもない映画なところが良いのだ。

主演のいい加減中年に宮迫、前から巧いと思っていたが今回で確信。こいつは俳優としてやっていける。娘の今風女子高生に仲里依紗、「時をかける少女」の真琴役そのままの等身大女子高生を好演。そしてヤリマンヨゴレ女に麻生久美子がピカイチだった。この映画は麻生久美子にふりまわされる宮迫が柱なんだが、もうね、俺も枕噛んで振り回されっぱなしでしたわ。多分同性からみたら....いや、男からみても相当嫌われる自分勝手女なんだが、バカの後ろからそこはかとなく漂うエロスがたまらん(笑)。
ついでに言うと別れた奥さん役の濱田マリの疲れたエロさもキチンと描かれてて、仲里依紗の健康的エロとあわせて、てんこ盛りのエロさが楽しむのがこの映画の裏テーマだと思うんだがそんな裏を知らずとものんびりと画面観ててものほほんとできる。最近じゃ珍しいなぁこんな映画は。

73点

「ガチ☆ボーイ」観賞

とある大学のショープロレス研究会に五十嵐が入部した。弱小研究会は新入部員を歓迎し、プロレスの基本を教え、五十嵐もメモをとり練習も真面目だが全然上手くならない。そんな中、商店街での興業で試合の段取りを忘れた五十嵐はガチンコファイトをしてしまう...


昔のことは覚えているが最近のことは全く覚えられないという障害をモチーフにした映画といえば「メメント」や「50回目のファースト・キス」が有名だが、青春スポコンものというアプローチはまぁ新しい。
主演の佐藤隆太も身体はって熱演してるし、記憶が続かない為に何度も何度も好きな子に告白しフラれるシークエンスはちょっとウルッときた。
面白かったかくだらなかったか?と問われれば面白いの範囲に入ると答えるだろう。

でも、である。
実際のプロレスシーンがまったく迫力なく”泣かせ”のシークエンスの方が良くできてるという致命的な欠点がどうにも引っかかる。プロレスシーンが陳腐だからとても冗長に感じるのだ。映画の半分を試合シークエンスに割いたにもかかわらずとても手に汗握る「ロッキー」と比べると雲泥の差である。多分この監督はプロレスを好きではないな。
あと障害に対する扱いにも疑問が残る。
弁護士を目指してた主人公が夢を諦め風呂屋の父と妹に介護されながら生活していかねばならんという暗い未来だけ台詞で言わせて後のフォローはひとつもなし。
高次脳機能障害の青年とその家族のこれからに対する提示なしだと結局泣かせたいためだけに障害者を扱ったといわれても文句いえんだろ。
「50回目...」の珠玉なエンディングを見て勉強しなさい。

50点
快復というもの
エリザベスカラーがとれました。
長かった.....(ノ_・。)

昨年12月から4ヶ月、その間に成長したんだねぇ、えらい首が太くなった。
もう普通にオマタも手入れできます。
超ショックというもの
大好きなヨーグルトが販売中止になった。・゜・(つД`)・゜・
今月いっぱいで食えなくなるのか.......

新しいの探さないとなぁ
久々の大型ゴシップというもの
草なぎくん タイ━━━━||Φ|(|´|Д|`|)|Φ||━━━━ホ

裸で街を歩いてて注意した警官を殴ったとか。昔吾郎ちゃんも警官こづいて捕まったがそれよか悪質だから謹慎1年ってとこか。
ニュース自体はどうでも良いんだが、これ、関係各位に与える影響はでかいよな。

特に彼が主演している映画「BALLAD 名もなき恋のうた」の公開の行方だ。
これはあの名作「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶ アッパレ!戦国大合戦」を原案とした映画なんだがお蔵入りになる可能性高い。
CMに関しても地デジ広告とか差し替えになるだろうなぁ......

まぁおいおいと報道されるだろうが酒に酔っての行動なら随分と高くついたものである。

ちなみに画像は「ぷっすま」での草なぎ画伯が書いたダルメシアンです。(笑)

その他はこちらで
http://content05.mycountrylife.com/va040922.htm
「音符と昆布」観賞

フードコーディネーターの小暮ももは匂いがわからない嗅覚障害、父と共に過ごしている。ある日、父の出張中に一人の女性が訪ねてきた。彼女は「小暮かりん、25歳です」と名乗り、家の中に入ってくるのだった....


アスペについてはこちらに詳しく書いた(参照:http://hamaotome.diarynote.jp/200901250945467706/)コミュニケーションが成立しない上に今まで聞かされてなかった姉との共同生活に戸惑うもも役に市川由衣、そしてアスペルガー症候群故に人との接触を断ってきたお姉ちゃん役に天才池脇千鶴。
アスペルガーのお姉ちゃんと嗅覚障害の妹の小さな物語である。妹サイドから見ると家族の再生のドラマと見ることができるし、姉サイドから見ると音符を探しに未知の世界へ飛び出すロードムービーと見ることができるという多層的な構成となっているし、監修がよかったのかアスペルガーの特長を見事にとらえた台詞や演出が秀逸だった。

ただ、秀逸ではあったが、前半のゆったりした空気感と終盤の布石を収束させる強引さにちぐはぐ感があったのと、池脇ちーちゃんの演技がステロタイプすぎてアスペルガーの人たちの印象が悪くなる気がした。

DVDには監督のインタビューが載っているのだが中々誠実だし大きな才能を感じたので次回作に期待です。

とりあえずちーちゃんのかわいさにプラス15点の大甘65点です。

復活というもの
復活というもの
ようやく左手のギブスがはずれた。
骨が多少曲がってるがくっついた部分は太くなるし、筋肉もついてくるので見た目はわからなくなるだろうとのこと。
それよか足首がちゃんと曲がらず歩いてても引きずる印象をうける。ギブスが長くて筋肉が固まってるからかもしれないがそっちの方が気がかりだ。
あと、右手の固定ギブスがずれてきて皮膚を突き破りそう。ここはもしかしたら再手術して固定具を取り除かなきゃいけないかもしれないと先生のお言葉。(ーー;)

まぁとにかく手足自由になったから良く動くようになったしやんちゃも戻ってまいりました。
今回は毛繕いしてもらって気持ちよ〜〜〜いの図です。
「スラムドッグ$ミリオネア」観賞

インドの大人気番組「クイズ・ミリオネア」に出演したスラム出身のジャミールは、出演者の大方の予想を覆しトントンと勝ち進む。それに疑問を持ったスタッフはジャミールを拷問にかけイカサマを暴こうとするが.....


日本でもお馴染みのあの番組「ミリオネア」の番組収録を軸にインドという国が抱える問題点と国民性を表しつつ、英国のウェットでシニカルに物語を紡ぎながらも最終的には超正統派の青春映画として成立させた点がすごい。
お兄ちゃんのカタのつけ方と金と幸せのバランス感覚、答え知ってる理由がちょっと強引すぎる等々、多少(というか結構(笑))疑問符がつくところもあるにはあるが、すんなり受け入れることができるのは全体的にシンプルな映画だからだろう。

しかしこんな映画がアカデミー獲ったなんて、アメリカ人も相当見てるんだな>クイズミリオネア
だってライフラインの内容とか全体のルールと理解してないとよくわからんくないか?

往年のマサラムービーを彷彿とさせるエンディングとあわせて、目新しかったからオスカーだったのかもしれん。でも俺は「ベンジャミン・バトン」の方が良かったと思う。

62点
「レジェンド・オブ・フォール」深夜TVで観賞

20世紀初頭、騎兵隊大佐のウィリアムは引退し、アルフレッドとトリスタンという2人の息子とモンタナに移り住んでいた。やがて3人目の息子サミュエルが婚約者と共に帰省する。やがて第一次世界大戦がはじまり3兄弟はヨーロッパ戦線に出征するのだった....


エドワード・ズウィック監督なんで小難しく説教臭いかといえばそうではなく、モンタナの美しい自然をバックにトリスタンを中心とした家族の有り様を描いた情緒的な映画である。わかりやすく言えばハリウッド版「北の国から」といった映画か。

主演は「リバーランズ・スルー・イット」と「カリフォルニア」で好演技したブラピである。今作で”やんちゃな男の子”という鉄板キャラを確立し、それから怒濤の主演ラッシュに繋がっていくワケだが、これはリバー・フェニックスの死の呪縛から逃れられなかった多くのプロデューサーがようやく探し当てた”ポスト・リバー”アクターだったからだ。当時から華はあったが下積み長い割りには大根だった。
「レジェンド...」と同じ年に制作された「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」にもブラピが脇役で出演しているが、実はリバーが死ななかったら彼も出演するはずだったのだ。役どころ的に同じシーンに登場することはなかっただろうが、仮に共演して比較されたらブラピがリバーの跡を継ぐことはなかったと思う。当時の実力はそれほどまでかけ離れていたからだ。
それが映画とともに成長し今やリバーの影もない名実兼ね備えた看板俳優になった。リバーが生きていたら今ほど良い役ももらえず、せいぜいコリン・ファレル止まりだったろう。

話が逸れた。
ともかく「レジェンド・オブ・フォール」はブラッド・ピットという名の少年が大人になる間までの”さなぎ”を楽しむ映画である。色男好き、育成ゲーム好きは観るべし。(笑)

70点

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