2015 映画ベストテン!ベストワンは!
2015 映画ベストテン!ベストワンは!
2015 映画ベストテン!ベストワンは!
それでは2015年度第1位です。
ジャカジャカジャカジャカジャカジャカ......ジャン!

マッドマックス/怒りのデスロード !

シリーズ監督のジョージミラーが4度目のメガホン。実のところこのシリーズは1のみ傑作で2から先は北斗の拳のパクリじゃないの?と思ってるんだが(実際は2の方が先だけどね)、怒りのデスロードは2から先の話になってるので果たして2で盛り上がれなかった俺がハマるのか?と疑心暗鬼で鑑賞した。
結果、序盤からもう全身の毛が逆立ち、感情が制御できずにしまいにはワケわからん涙を流す始末(笑)、鑑賞後は疲れ切って立ち上がることもできなかった。
プロットは
捕まったマックスが他の陵辱されてる女子たちと楽園に逃げるものの楽園はすでになく、腹決めて元の地獄に戻る という行って→帰ってくるだけのお話し。それが類を見ない程魅力的なのは息つく暇なく続くCGを極力使わない"重たい"アクションが一因であろうし、異形の怪物イモータンジョーや隻腕の美女坊主フュリオサといったキャラクター、ぶっ飛んでるとしか言えないマシンの造形も一因だと思う。しかしなによりこの映画の画面の奥からあふれ出す生きることへの賛歌がもうすごいのだな。"水と種"、"男女と生殖"、"宗教と生死感"といった色々なポイントが全編にぎゅうぎゅうに詰まっててそれを追いかけてるうちに頭が付いて来られなくなる。
ここまでクルとミュージカルに近いかもしれん。

ここまで分厚い映画は近頃無かったし、個人的には「あ、こんなオッサンになってもまだ映画で楽しめるんだ」と自覚できた点でジョージミラーに心の底から感謝したい映画です。ありがとう、ジジイ。


というわけで今年一番はダントツでマッドマックスフューリーロードでした。
これはもうしょうがない。

その他は
海街diary、紙の月、キングスマン、007 スペクター、味園ユニバース、トイレのピエタ、ミッションインポッシブルあたりが面白かったです。
それではみなさん良いお年を!
2015 映画ベストテン!下
2015 映画ベストテン!下
2015 映画ベストテン!下
第4位「きみはいい子」
頼りない新米教師の高良健吾、どうしても子供に当たってしまう尾野真千子、認知症が出てきた独居老人喜多道枝の3人が交わること無く平行進む物語。
とにかくキャストが抜群に良い。主演3人はもちろんのこと脇の池脇ちーちゃん、松嶋亮太、富田靖子、そして子役の子ぁらもすごくうまい。中でも尾野真千子はこの映画が彼女のベストアクトだと思う。
ネグレクトや学校崩壊、などをテーマとしてるので重いんだが、人は人で救われるんだ、という呉美保の真っ直ぐで強い想いが全面に出ててステキ。本年度邦画ナンバーワン。

第3位!「ジョン・ウィック」
俺らのキアヌが帰ってきた!!!
静かな余生を過ごしてた伝説の元殺し屋が、ロシアンマフィアに犬を殺されてその復讐を果たす。という簡単なストーリーはそのままキアヌのキャリアに当てはまってもう感涙ものの格好良さ!アクションもすげー上手いサードパーソン・シューティングゲームを観てるようで、たくさん殺されるんですがスタイリッシュで気持ちいい。ガンカタアクションの新定番になりそう。キアヌもこれで本格復活です。

第2位!「インサイドヘッド」
正直言って「いよいよピクサーも終わりか」と思う作品が続いてたのでいっこも期待してなかった。んが、これが嬉しい誤算。人の心のビジュアル化し感情にキャラクターを付けるという手法は偶然にも今年公開の「脳内ポイズンベリー」と同じだけど百万倍こっちの方が良い。
ついでに「ベイマックス」の1兆倍良い。
すげぇと思うのが難解になりそうなテーマにもかかわらず小学生低学年くらいにもわかりやすい内容になっていることと、子供の情操教育にも喩えられそうだということ、それでいてオトナな自分にもすごく見応えがあったこと。イマイチ人気がないようですが、お子さんと一緒にどうぞ。損しません。

さてあとは一位です!
2015 映画ベストテン!中
2015 映画ベストテン!中
2015 映画ベストテン!中
第7位!「スター・ウォーズ/フォースの覚醒」!!!
もうここからはどれが一位でも良いです(笑) それくらい今年は豊作でした。
言わずと知れたSWサーガの新シリーズ、旧作キャスト達が元気な今こそが最後のチャンスだった。加えて全ての面において過去6作のクオリティを越える至上命題があった。そういう点においてはルーカスからディズニーに利権が移ったのは(資金面において特に)よかったのかもしれない。
今作の成功であと2作は間違いなく製作されることになるでしょう。よかったよかった。

第6位!「セッション」!
久々にDVDが欲しい!と思った一本。ジャズの名門校を舞台に鬼教官と生徒が心通わせるハートフルストーリー。いや画面からは全然そうは思えないんだろうけど(笑)。特にラスト10分の演奏シーンがもう鳥肌もの。あぁこういう師弟関係もあるのだと思った。映画館で観なくてよかった。観てたら号泣してたかも。「スゥイングガールズ」がウンコに思える圧巻の音楽映画です。

第5位「幕が上がる」!!
青春映画といえば「桐島部活」ですが、これはちょっと違ったアプローチをとる。現役アイドルの成長とリンクさせ、その一部を切り取ったようなリアルタイプな青春映画となっているのだ。演劇とはなにか?それを模索し作り上げていくことがそのままももクロちゃん達の成長に繋がっていることが手に取るようにわかってきて親目線で泣けてくるタイプのやつです(笑)。
2015 映画ベストテン!上
2015 映画ベストテン!上
2015 映画ベストテン!上
時期のものだから書いちゃおう。
詳しい解説はあとで書きます。

第10位! 女神は二度微笑む
第9位! 百円の恋
第8位! アメリカン・スナイパー

とりあえずここまで(笑)

追記

「女神は二度微笑む」はインド映画。踊るマハラジャしかしらないから観て度肝を抜いた。スマートで本格的なミステリーなのだ。そしてなによりラストのだーいどーんでんがえーーーしがもうすごい。「そうきたか!」と声をあげてしまったほど。
ポランスキーの「ゴースタライター」とかが好きな人は必見。

9位の「百円の恋」、安藤サクラをただただ愛でる映画です。おばはんいっぽ手前のダメ女が抱かれて捨てられてその反動でボクシングはじめるという、手垢のつきまくったありがちなお話しですが、出てくる人間がもうみんなダメ人間で微笑ましい。「嫌われ松子の一生」あたりが刺さる人は是非。

8位「アメリカンスナイパー」
齢84の巨人イーストウッド翁が監督した骨太反戦映画。イラク戦争で活躍したレジェンドと呼ばれた元スナイパーの実話を映画化、見る側によって人は悪魔にも英雄にもなるんだよ、人を呪わば穴二つ、といったキリストとイスラムの戦いをブッダ的に解釈した体がすごい。この爺さんいつまで映画作るのか?
「インターステラー」鑑賞

遠くない未来、砂漠化による食糧が枯渇はもはや人類の存亡を脅かすまでに至っていた。
そんな中、農業を営むクーパー宅で奇妙な事象が起こっていた。娘はそれを幽霊の仕業という。訝しがるクーパーはしかし、それが2進数のバイナリであることを知る。それを解析するととある座標をしめした。父娘はその座標に向かうのだが.....

3回観た。
前回2回は”ながら鑑賞”だったので結局なんでそうなったのか?がちゃんとわかってなかったが今回ようやく「なるほど!」と膝を打った。
まぁ膝は打ったものの、ちょっと動機としては弱いかなぁ。

シャマラン並みのミステリー調の前半、目的の星に着きそこから脱出する中盤、娘と再会する終盤、んで最後のパートと大きく分けて4つに分かれてるんだけど、それがちゃんと作られているのと、設定の相対的理論がやはり難解なので3時間を越えるとちょっときつい。
まぁ過去2回はそれが辛くておざなりで観てしまったんだけどね。
マッドデイモンのくだりばっさりカットしても良かったんじゃないかなぁ?

マットデイモンといえば、ちょっとぽっちゃりしてしょぼくれた風防になってたので、はじめて観たときはフィリップ・S・ホフマンだと勘違いしちゃいました。ついでに主演もエドハリスと思い込んでて、えらい若作りしてると思って観てました。マコノヒー、痩せたり太ったりしすぎだよ、マコノヒー。

あとアンハサウェイはいつものだらしなかわいらしさ満点でよかったのと、さすがイギリス資本、マイケルケインの存在感も光りました。

全体的にはノーランのやりすぎ感が上滑りしたちょっと残念な映画だったかな?と。
エンディングがよかったので、55点。


ディズニーの底力
「スターウォーズエピソード7フォースの覚醒」鑑賞。

ここ数年で一番のビッグバジェットだけあってシネコンは比較的混雑、でも「映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン!」の方が一杯だったのは内緒だ。

ep6から30年後の話、あんなバカみたいなお祭り騒ぎハッピーエンディングからどう物語を作ってくるのか?老けたルークやレイア、ハン・ソロを見て痛々しく思わないだろうか?一抹の不安を抱えながら上映開始。
いきなり20世紀FOXのオープニングロゴ無くファンファーレが始まり戸惑う。SWシリーズの版権が20世紀フォックスからディズニーに移ったからしょうないんだけど、ロゴ含めてのSWだから思った以上に違和感があった。

...が、本編はじまったとたん不安は払拭され、2時間強がすごく短く感じた作品だった。

特に素晴らしいのはただの過去作オマージュではない点だ。
前半はEP4を踏襲した作りにはなってるし、音楽やワイプはまさしくSWトラディショナルな作りだったが、新主人公レイがそんな過去オマージュを懐かしがる観客を置いてけぼりにするくらい颯爽にそして魅力的に動き回ってるのが素晴らしい。
EP7を観なかったもしかしたら気づかなかったかもしれないが、新三部作(1〜3)はダースペイダーの前譚としてあったが今観るとやはりオッサンの作ったラブコメといった古くささが鼻に付くところがある。それはコンテンツ自体がマンネリ化してたということ、定番といえば聞こえが良いが、20年間でゆっくり作品も作り手もオッサンになってしまったということを意味する。
そのオッサン化を本作はそれは見事に払拭させた。これはレイをはじめ、フィンやカイロレンなど新しいキャラクターによるところが大きいだろう。
なんつーの?SWなのに「桐島部活やめるってよ」とか「サマーウォーズ」を観るような新鮮さを感じた。

JJエイブラムスはレイとフィンにEP6以降の希望と再生を託し、カイロ・レンに旧6作の歴史と怨念に落とし前を付けさせ、この3人を中心に壮大なスターウォーズサーガというスペースオペラを完成させるつもりだろう。
あと5年、東京オリンピックとEP9をみるまでは死ねなくなったぞ。

しかし、このうるさ方が多い大作をしっかり納得できるように完成させるだけのディズニーの技術力と財力と政治力に感服する。

........これで売れたらTDLにSWアトラクションができるのね。
んでEP10の製作が決まるのね.......

そんなこと考えたらなんか腹立ってきた(←生粋のミッキー嫌い)
90点

Amazonプライム

2015年12月18日 映画
Amazonプライム
プライム会員ならただで映画が観れるということで、Amazonプライムの再生率が凄い。
先日からクレしんとドラえもんの劇場版が追加されたからもうずーーーっと垂れ流しです。

やっぱり今観ても「アッパレ戦国」と「モーレツオトナ帝国」は別格ですね。

アッパレ
http://hamaotome.diarynote.jp/200408271037270000/

モーレツ
http://hamaotome.diarynote.jp/200406041146230000/

むかしのレビューが残ってた。
まだ観てない人はDVDで是非。


大山版ドラえもんではこれ、パラレル西遊記が好きかな。
そういえば今日からSWepVII公開ですね。
年末忙しいから中々観れない....
自公 軽減税率の対象品目に「新聞」加える方針
消費税の軽減税率を巡って、自民・公明両党の税制調査会の幹部が東京都内で会談し、国民の知る権利を確保する必要があるとして、新たに「新聞」を対象品目に含める方針で一致しました。
消費税の軽減税率を巡って、自民・公明両党は12日、対象品目は「酒類」と「外食」を除いた「生鮮食品」と「加工食品」とするなどとした制度の大枠で合意しました。
これを受けて、自民・公明両党の税制調査会の幹部は、これまで検討してきた食料品以外も対象に含めるかどうか協議しました。その結果、国民の知る権利を確保する必要があるとして、新たに「新聞」を対象品目に含める方針で一致し、その具体的な範囲についてさらに調整することになりました。また、「書籍」や「雑誌」を対象に含めるかどうかも、引き続き検討することになりました。
このほか、会合では対象に含まれる「加工食品」と、対象から外れた「外食」の線引きがあいまいだという指摘が出ていることに関連して、「食品衛生法」で規定される食堂や喫茶店などで提供される食事を、「外食」と位置づける方向で調整を進めることを確認しました。
そのうえで自民・公明両党は、軽減税率の具体的な制度の内容を盛り込んだ来年度の税制改正大綱を16日に決定する方針を申し合わせました。


引用終わり。

新聞にたたかれたくない政府と部数を減らしたくない新聞社の利害一致。
上の方で勝手に決める。苦しい庶民を無視して。
こういうのを厚顔無恥といいます。
しかしここまであからさまにやるかね?

それもこれもちゃんとした野党がいないから。

これだけ歌詞が被ってるともうパクリというか写しだよなぁ...
作詞家のババアは知らなかったといってるようですが、それがホントならゴーストライターに書かせてたということだし、嘘ならもっとダメ。
こういうのって昔からあったのだろうけど、最近は歌を歌って検索できるスマホアプリとかあるから発覚しちゃったのだろう。
平浩二さんも気の毒に。

つーか、CD発売されるまで色々な人がかかわってるはずだろうに、どうして気づかなかったのか?

上質青春映画です

2015年12月10日 映画
今更ですがももクロファン、所謂モノノフです。
推しは箱です。

で、こんなワタクシですのでどうしても色眼鏡でみてしまうんですけど、映画館で2回観てDVD買って観たのでまぁいい塩梅で飽きてきてるにもかかわらずやっぱし涙してしまうのは青春映画としてきっと正しいのでしょう、うんそうだ。正しいはずだ。

ストーリーは高校演劇の話。
ダラダラと演劇部やってた主人公が部長になって、演劇強豪校から転校生が来て、昔高校演劇やってた顧問が新任に就いて、自分のやりたいこと、今しかできないことを今やるということ見つめ直す.....という点を主題にしてるんだが、これって我々オッサンオバチャンが忘れてきた何か、なんだよなぁ。
人生後悔なんかしたくないけど、あの時にもうちょっとやっておいてもよかったかな?という忘れてた気持ちを思い出させてくれる映画である。
実は演劇やってた俺ですのでもうその時の気持ちがフラッシュバックされちゃって5割増しでクルんですけど、そうじゃない人でも仄かににでも感じる点があると思う。懐かしいとか可愛いなぁとか、感じ方は違うかもしれないけど。

おすすめです

90点

後半失速

2015年12月9日 映画
ようやく、やっとこさ、4作目にして、ガンバレルオープニング
キタ━━━━━━\(゚∀゚)/━━━━━━ !!!!!

前作でMI6の新生キャストが揃い、今作では永遠のライバルブロフェルドが登場。頬の傷から下半身不随の原因が判明する過程はニヤリとさせられる。
圧巻はファーストシーンの長回し。初っぱなから最初の狙撃まで5分くらいをカット無しのワンカメで演出。モブシーンもちゃんと人を使ってて全体的に「あー金かかってるなぁ!」という印象。
007シリーズの肝であるちょっとしたギャグもクレイグ版としては珍しくてんこ盛り。

「スペクター」でいよいよエンターテイメント寄りのスパイアクションという007シリーズの王道に至ったといったところですな。

それ故に中盤以降のダラダラ展開が惜しい。
おそらく単体のシーンでいうとすごく立派な作りになってるんだろうけど、全部が超豪華過ぎて途中で飽きる。あと音楽がしつこすぎて煩い。SISの爆破のところとか。
緩急が甘いんだよな。

あと気になったのがダニエルクレイグがカットごとに痩せたり太ったりしてみえるところ。撮影中フィジカルマネジメントしてなかったのか?あるいはCGのミスか。

とはいうものの、SW公開までは(笑)ここ最近で一番金の掛かってるビッグバジェットですんで是非劇場でご覧下さい。

68点


M-1GP結果

2015年12月7日 笑い
M-1GP結果
トレンディエンジェル優勝。
今年も外した...(´д`)

んー順当...というか、消去法でいくと行き着く答えでしたな。
馬鹿よとハライチだけが外した感じになったけど(笑)決勝9組は全部面白かった。
頭一つ抜けてたのはジャルジャル、ただ決勝ネタが素晴らしすぎたので最終決戦が相対的につまらなく感じてしまってトレエンの優勝を呼び込んでしまったのだと思う。

あとはもう順番の差くらい。メイプルだって中盤の暖まったときにやってたらもう少し点数高かったろう。

ともかくトレエンの安定感と賑やかしさが他のコンビに比べてちょっとだけ勝っていたということだ。おめでとう、斉藤さん。


今更ガルパン

2015年12月5日 映画
Amazonプライムの作品数がバンバン増えて嬉しい。
今まで興味もなかったジャンルのも「まぁとりあえず観てみるかな」とタダでお試しできるのが特にいい。

で、こいつですよ。ガールズ&パンツァー、通称ガルパン。
戦車と萌えの融合アニメ。もうオタク臭全開でちょっと引いてましたよ。そう観る前までは。

テレビ版12話を一晩で鑑賞するくらい面白かった。

「戦車道」という部活を通して、転校生西住さんと大洗女子学園の生徒たちが学校の存続をかけ全国大会に挑む、というのが物語の基本路線。
まず学園ものとしての基本プロットと人物描写がとてもしっかり作られてる点がステキ。
そして21世紀CG全盛だから可能になった戦車の動きと作り込みが圧巻だし、過去の歴史的な機甲戦における戦術を模することで「弱者が強者に作戦で勝つ」というこれまたスポ根の定石を踏まえた物語を形成している。
そのお陰で歴史マニア、アニメマニア、美少女マニア(笑)、メカマニア全てが高い満足感を得ることができる類い希な作品と相成っている。

いやぁ、なめてたわ。なんでも食わず嫌いはダメですね。

パンツァーフォー!!

役割というもの

2015年12月3日 映画
役割というもの
紀里谷和明監督作品の「ラストナイツ」を観る。

「CASSHERN」「GOEMON」で世の映画好きの失笑を買い、ふて腐れたリア充がハリウッドに移って起死回生を狙った本作。前評判が良かったのでタダ券で観てきた。
モチーフは忠臣蔵だそうで、それをモーガンフリーマンをぶっ込んで西洋ライクに作ってきたというもの。

紀里谷さんお得意(つか2つしか観てないけど)のコントラストのえぐいCGアニメの調子を極力抑えた、まぁいってしまえばチープなロードオブザリング?キングアーサー?という感じで一言で言ってしまえば

   地味

な映画であった。
あとから調べてみると、「ハリウッド進出!」とか謳っているものの、実際はインディペンデントなマイナーレーベルの作品で、元々脚本はあったらしく、資本があったら作ってみませんか?的なオファーからスタートした企画らしい。当然資金集めからプロデュースまで紀里谷監督が奔走されたそうで、DMMとかがスポンサーになってるのはそういう理由からだそうな。
日本で2本、しかもそんなに面白くない映画しかとったことないぺいぺい監督が資金をちゃんと集められたこと、またマイナー作品であれだけ普通な(褒めてます)映画を作れたことは素直に評価します。

評価するけど、それって監督としての評価じゃないよね?あくまでプロデューサーとしての評価。
もっといえば自分の売り込みに長けてるだけの....今風なTEDに出る頭の良さそうな人と同じなダケのような気がする。
で、彼の過去の仕事をみてみるとやっぱりそう、写真も映像も、それが良いワケではなく「こういう作品を作りましたよ」というプレゼンのセンスが良いだけでした。

もちろんそれも才能ですが、それはそれとして映画はやっぱり退屈でした。
彼は映画が好きなんじゃなくって映画を作ってる自分が好きなんでしょう。

18点
神奈川県海老名市の市議会議員がインターネットのツイッターに「同性愛は異常だ」などと同性愛の人たちを差別する書き込みをしていたことが分かりました。議員は「表現に行き過ぎた点はあったが撤回はしない」と話しています。
書き込みをしていたのは、海老名市議会の鶴指眞澄議員です。鶴指議員は、みずからのツイッターに「同性愛は異常なのだ。異常人間の行動を正当化した報道はするな」などと同性愛の人たちを差別する書き込みをしていました。
これに対してツイッター上では、「差別であり、人権侵害だ」などと批判の書き込みが相次いでいます。
鶴指議員はNHKの取材に対し、「同性愛の人たちを取り上げるマスコミの報道を批判したのだが、表現に行き過ぎた点はあったと思う。同性愛は個人の自由だと思うが、私としては受け入れられるものではなく、書き込みの撤回はしない」と話しています。
同性愛や性同一性障害など、LGBTと呼ばれる、性的マイノリティーの人たちを巡っては、東京・渋谷区が同性のカップルを「結婚に相当する関係」と認める証明書を発行するなど、差別を無くそうという取り組みが進められています。


これ、「同性愛者が異常」といったことに怒ってるんじゃなくってその後の文章「異常人間の行動を正当化した報道はするな」の部分じゃないかなぁ。
同性愛は俺も生物学的には異常だと思うけど、文字通り常とは異なるだけで、人として間違っているワケでも社会的に糾弾される存在でもないはず。それを報道するなと言い切るのは行き過ぎだと思うがどうだろう?
って誰に聞いているのか。

まぁマイノリティの中には抑制された感情をこじらせて妙に攻撃的になるひとも散見されるし、そういう人達が自らの立場を余計に悪くしてる事にも気づかんといけませんわな。
あれですよ。感覚的にはシールズと同じ感じ。怒りを行動原理にする人達ね。

大事なモノが世の中にはあるんです

的な書き込みができるDNはホント良いなぁ
M-1 2015予想
M-1 2015予想
M-1 2015予想
今年から復活のM-1GP、決勝進出者決定しましたな。
面子は

メイプル超合金
馬鹿よ貴方は
スーパーマラドーナ
和牛
ジャルジャル
銀シャリ
ハライチ
タイムマシーン3号

と敗者復活戦により決まる1組。
知名度ではジャルジャル、ハライチ。上手さでいえば和牛、インパクトはメイプル超合金。
ですが、ココは敢えて馬鹿よ貴方はを推してみたい。
あと敗者復活で天竺鼠、そのまま優勝もあり得る。
個人的にはタイムマシーン3号大好きなんだけどね。いちおうこの3組が決定戦進出と予想。

「グッモーエビアン」鑑賞。

元バンドのギタリストでシングルマザーのアキと、その娘ハツキは友達のような母子。貧乏ながらも楽しく暮らしていた。そんな中、アキの彼氏ヤグが2年ぶりに帰ってくるが....

大泉洋と麻生久美子という大好きACTがデンと構えてる時点でつまらなくなるはずが無い、とは思うが、何故か触手が動かなかった作品。この度、Amazonプライムの見放題サービスで観た。いやぁすごいな、Amazonプライム。映画ドラマ1000本以上見放題。音楽も10000曲以上ただで聞けるのに月割りで300円ちょっとで済むなんて。
発送料無料の為に年間4000円払うの勿体ないので止めようと思ってたけど継続決定です。

で「グッモーエビアン」ですが主役の三吉彩花ちゃんがすごいいい。
一緒に観てた娘曰く、ヒルナンデスに出てるそうで、とってもしっかりした子らしい。
佇まいもいいし、タッパもあるし目力もあるし演技もまぁヘタじゃ無いのでこれから出てくると思う。要チェックですよ。

内容については、かたちや血のつながりより大事なものが家族にはあるんだよ、ということを解りやすく描いていてよかった。
裏テーマはタイトルの「グッモーエビアン(good morning everyoneの意。外国で放ろうしてたヤグが母子に送ったハガキに書いた一文)」だろう。これは上手な発音、ちゃんとした家族、しっかりと考えた進学こそ大事と考えるハツキの担任(小池栄子)と対になってて、「いいかげんでも通じりゃいいじゃん」という意味を示し、「自分の人生は自分で考え自分で決める。でも後ろには私らがいるわよ」という親の愛に気づくまでの青春譚となっている。

まぁそんなにかしこまった作品でもないし、人生を左右する大仰なものでもないけど観て損はなし。
結構よかった。

60点
(点数は偏差値制です50点が平均ね)




カケホーダイなんか無かった時代からNIFTY-Serveで通信してた者にとって、WWWサービスというのは画期的だったと同時にとても違和感があるものだった。
特に2ちゃんねるに代表されるテキスト系掲示板は以前のNIFTYフォーラムを模していたとはいえ”匿名OK"のスタイルは様々な混沌を生み、遂には悪意が実生活を脅かす事件が頻発するに至る。そんな中SNSとブログというサービスが誕生する。
このダイアリーノートがはじまったのもその辺りだったように記憶している。90年代の個人HP的なフォーマット、表だけでなくひみつ日記実装で生まれる表裏の気持ちを吐露できる満足感は当時心に大きな傷を持っていた自分にとても合っていた。おそらくmixiあたりも機能的には同じようなものだったと思うが、きっとこじんまりした規模もよかったのだろう。
常連さんの日記を読み笑ったり時には憤ったりもしながらとにかくも2002年から10年近く日記を書いた。
しかし人間というものは.....いやさ、自分は欲深い生き物であった。画面の向こうの人達ともっと深くお付き合いしたいと思うようになった(エロくない意味で)のだ。いい加減な情報や悪意がのさばる環境にも辟易していた。
そんなとき実名制のFacebookが現れる。
「これだ!」
と思った。
発言にたいする責任が担保される掲示板、リアルとの親和性の高いサービスはNIFTYの復活を感じさせ、すぐに登録ボタンをポチっていた。
徐々に増えるお友達、様々なサービスとリンクする柔軟性、仕事に繋がる実用性....実名SNSってすげぇなあと思い知らされると同時にこれこそがネットワークサービスと実感した。

ところがあるときにふと気づく。「あぁこの風景FBに上げたら見てもらえるかな」とか「あ、うまそう写真撮ろう」と無意識に自分の行動動機何パーセントかが縛られているという現実に。
そして「お友達として」一緒くたにしている方々みんなに一様に見る見られる心地悪さに。
所謂「SNS疲れ」だ。
特に意識高い系の方々の「私を見て!!!」圧と「いやん!可哀想!シェアしなきゃダメ人間ね」圧がもう神経をすり減らしていく。話をしてると悪意が無いのは重々解った。ただ自分にはだんだん耐えがたいものになっていったのだ。

ここに至りバカな俺はようやく気づく。
匿名の悪意よりも実名の善意の方がたちが悪いと(笑)。

さて、そんな時思い出した。ここを。だいありーのーとを。

ググると     ....まだあった。
俺のページも  ....ある。
ID....38325。パスは........なんだったっけ?
2つ3つ、それらしいのを打ち込んだら繋がった。

そこには。
昔の馴染みの人達がまだ居た。
あの人もあの人もあの人も。
まだこんな小さいところで。リンク一つ貼るにも面倒なところで。今更HTML言語で文字修飾するようなところで。
淡々と、昔と同じように日常を綴っておられたのだ。

ちょっとだけ泣けた。(笑)


昔通ってたスナックにまだ自分のボトルがあったような、常連さんがカラオケしてたような、そんな懐かしさと有り難さを感じてしまった。
そして末席にまた腰掛けさせてもらおうと思った。
もしかして戻ってきた人の為に常連さんになりたいと思った。

これがダイアリーノートに戻ったワケです。

長々とすんません。三行で書くと。

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色々と
面倒っちぃ

です
さすがに10年以上前のテンションで書けませんし、こっぱずかしいのでタイトルと画像を変えました。
ももクロは相変わらず聴いてます。良いカンジで余裕が出てきてフォークとかロックとか色々な人とコラボしてるようなんでずっと続けて欲しい。

あとですね、自転車を再開しました。
ミーハーですが、これがハマる。休みのときに100キロくらいのツーリングにいってます。
オルベアのカーボンにアルテグラの6700フルを載せてます。格好イイ。

あとこの間にあったことといえば.....
長男が就職試験を忘れて就職失敗しました(笑)。しょうがなく、院に進学。お金が心配です(ーー;)
次男は独り暮らしがしたい!と言いだし家を出ましたが、高卒2年目が独り暮らしできるだけの給料ももらえるはずもなく、うちの実家に居候というかたちでプチ独り暮らしを楽しんでるようです。
長女はある日突然「学校にいけない」と泣き出し登校拒否に。学校には籍はありますが、単位足らずで留年中。でも最近は退学を強要されることもないみたいで、認定試験が受かればそのとき退学して大学か専門学校かに進学するつもりです。お陰様でそういう未来の話ができるくらいに回復しました。

まぁこんな感じです。
またボチボチ書いていきます。

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