泣いた。
久々に文章を読んで泣いた。
敬愛する人生の師匠であり、平成の吟遊詩人リリー・フランキーの長編小説「東京タワー」。
マーくん(リリー)の九州での幼少時代、フーテンのようなオトンと働き者のオカン。そして味のある友人たち。故郷とは?家族とは?親子とは?そして夫婦とは?
リリー自身の自叙伝ともいうべきこの作品は「母親」に対する優しさと煩わしさがストレートに表現された男の子の物語である。
彼の容姿言動からは想像できない熱い思いがそこには綴られている。
彼は母親の為にこの自叙伝を書き上げたのだと思う。病床のオカンの傍らにある何冊もの書籍、でも自分の本はない。しがないコラムニストでイラストレーターの自分はその母親が死んだ日にも仕事をこなさないといけない。その悔しさと苛立ちがほとばしる気持ちとなって紙面に叩き付けられているのだ。ボクのオカンはこんなに幸せ者で素晴らしい女だったんだ、と。オカン、こんな本を書いたから見てくれよ、と。
後半は泣きながら一気読み。そして読了後清々しさにも似た気持ちを分けてもらった。
エロでつっけんどんで軽いリリーの文章がなんでこんなに琴線に触れるのだろう?
そう思ってるそこのあなた。買え。そして読め。答えはここにある。
俺もオカンの料理が食いたくなった。
久々に文章を読んで泣いた。
敬愛する人生の師匠であり、平成の吟遊詩人リリー・フランキーの長編小説「東京タワー」。
マーくん(リリー)の九州での幼少時代、フーテンのようなオトンと働き者のオカン。そして味のある友人たち。故郷とは?家族とは?親子とは?そして夫婦とは?
リリー自身の自叙伝ともいうべきこの作品は「母親」に対する優しさと煩わしさがストレートに表現された男の子の物語である。
彼の容姿言動からは想像できない熱い思いがそこには綴られている。
彼は母親の為にこの自叙伝を書き上げたのだと思う。病床のオカンの傍らにある何冊もの書籍、でも自分の本はない。しがないコラムニストでイラストレーターの自分はその母親が死んだ日にも仕事をこなさないといけない。その悔しさと苛立ちがほとばしる気持ちとなって紙面に叩き付けられているのだ。ボクのオカンはこんなに幸せ者で素晴らしい女だったんだ、と。オカン、こんな本を書いたから見てくれよ、と。
後半は泣きながら一気読み。そして読了後清々しさにも似た気持ちを分けてもらった。
エロでつっけんどんで軽いリリーの文章がなんでこんなに琴線に触れるのだろう?
そう思ってるそこのあなた。買え。そして読め。答えはここにある。
俺もオカンの料理が食いたくなった。