今さらながら「隠し剣鬼の爪」を観る。

「たそがれ清兵衛」の藤沢周平作品&メガホン山田洋次という組み合わせだったが、「たそがれ.....」のほうがよかったと思う。最後が冗長、永瀬正敏も悪くはないが真田と比べるとどーしても見劣りしてしまう。
それと人情話なんだから尺がのびても高島礼子や小澤征悦の心情をきちんと描いて欲しかった。あれじゃステロタイプのテレビドラマキャラになっちまう。

画の作り方はさすがに映画をしってる山田洋次だけあって文句なしの出来。最後の隠し剣のシーンもスマートな演出のおかげで「必殺仕事人」にならずに済んだ。

ただ、山田洋次はこれを人情モノじゃなくハードボイルドとして作っているとしたら(それを匂わせるシーンはいくつかある)ちょっと空回りだったと思う。

そして一番始末が悪いのは「隠し剣 鬼の爪」=ハードボイルドとして観てみると、俺が感じる違和感が消えることと、そう考えるとこの映画は大失敗だったという結論に行き着くことである....
山田洋次.......(^_^;)

まぁとりあえず面白かったから60点

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