北海道映画というもの
2005年10月12日 映画
北海道のド田舎にあるローソン。そのオーナーの北島は店の切り盛りを妻に任せて悠々自適な生活を過ごしていた。そんな折り、妻が交通事故にあってしまってさあ大変。急きょ深夜枠の勤務をやる羽目になる。それと同時に一人娘とも向かい合わなければならなくなった。味のあるバイトくんや配送係、常連客に囲まれながら四苦八苦する北島....季節は雪虫がまう頃、人々の思惑と運命がローソンで交差する......
「水曜どうでしょう」でブレイクした道産子人気スター鈴井貴之の監督作品第3弾。
「チルソクの夏」と同じ”おらが街”映画であるので青森以南の人が観るのと北海道の人が観るのとでは感想が違うと思われる。「北の国から」とは別のアプローチの北海道映画ということになるが、ドラマチックじゃない分、ちょっと分が悪い。
色眼鏡を外して観れば、テレビドラマ的演出が稚拙であり粗も目立つ。タイトルの「銀のエンゼル」をみて想像したとおりのエピソードが出てきたときは、なんつーベタなのか?とちょっと気恥ずかしくもなった(^_^;)。まぁハートウォーミングの皮を被った二流の映画と言い切ってもかまわないと思う。
.....思うけど、絶対的な北海道の雄大さと、地方都市独自の都会的な薄ら寒さの下にある土着のしつこさが同じ地方都市在住の俺にとって妙に心地よかったのも事実。
主演の小日向文世はもちろんのこと、村上ショージ、嶋田久作、西島秀俊らが楽しく演技してるのもわかるし、ミスター鈴井の盟友大泉洋をはじめとした道産子アクターも端々で光る演技をしている。これは鈴井貴之の人脈とキャラクターなんだろうな。
北海道民は必見。
鈴井貴之、韓国で映画の勉強をしたそうなので、第四弾はもちっと一般ウケする作品を期待。
58点
「水曜どうでしょう」でブレイクした道産子人気スター鈴井貴之の監督作品第3弾。
「チルソクの夏」と同じ”おらが街”映画であるので青森以南の人が観るのと北海道の人が観るのとでは感想が違うと思われる。「北の国から」とは別のアプローチの北海道映画ということになるが、ドラマチックじゃない分、ちょっと分が悪い。
色眼鏡を外して観れば、テレビドラマ的演出が稚拙であり粗も目立つ。タイトルの「銀のエンゼル」をみて想像したとおりのエピソードが出てきたときは、なんつーベタなのか?とちょっと気恥ずかしくもなった(^_^;)。まぁハートウォーミングの皮を被った二流の映画と言い切ってもかまわないと思う。
.....思うけど、絶対的な北海道の雄大さと、地方都市独自の都会的な薄ら寒さの下にある土着のしつこさが同じ地方都市在住の俺にとって妙に心地よかったのも事実。
主演の小日向文世はもちろんのこと、村上ショージ、嶋田久作、西島秀俊らが楽しく演技してるのもわかるし、ミスター鈴井の盟友大泉洋をはじめとした道産子アクターも端々で光る演技をしている。これは鈴井貴之の人脈とキャラクターなんだろうな。
北海道民は必見。
鈴井貴之、韓国で映画の勉強をしたそうなので、第四弾はもちっと一般ウケする作品を期待。
58点