「スーパーマン・リターンズ」を前に「スーパーマン」再観。

アメコミヒーロー映画化の元祖であり金字塔。
「スーパーマン」の成功があったからこそ「バットマン」や「スパイダーマン」が製作された。

クリプトン星から脱出し、老夫婦に普通の人間として育てられた青年期。それ故の苦悩は後に「ヤング・スーパーマン」として映像化される。また続編も5まで作られるなど、(残念ながら原作アメコミは未見だが)豊富なエピソードがある原作ならではの懐の深い作品群となっている。

もっとも70年代後半ということを考えてもちょっとショボいCGや展開の強引さは当時のレベルに照らしてもクオリティが高いとは言えないだろう。
しかし、途中に挟まれるウェットなジョークやクリストファー・リーブのナイスガイぶりが全てを帳消しにしてくれる。
あぁあの時代のアメリカにはまだあんな純真な俳優さんがいたんだなぁ。
あのかなしい落馬事故がなければ、トム・クルーズのポジションの大半は彼が持っていったのではないだろうか?とさえ思ってしまう。

ちゃちゃちゃ〜〜〜〜〜
とあのテーマソングを叫びながら両こぶしをグーにしてグラウンドを駆け回った3〜40代のちびっ子にゃ忘れられん作品のひとつだろう。

今回の「リターンズ」はリメイクではなく、その後のクラーク・ケントを描いてるとのこと。「バットマン」が「リターンズ」でその存在意義を取り戻したように、「スーパーマン」も頑張ってもらいたいもんである。

54点

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