10キロの重りがある。
それを二人で持ち上げる。これが付き合い。
二人が5キロずつ持っているというのが理想だけど、一人で9キロ、片方が1キロしか持たなくても、持ち上がってさえいれば付き合いは持続する。
重りは仕事とか距離とか相性といった、まぁ「環境」と思ってくれればいい。
問題は二人で持ち上げてみるまでその重りが何キロかわからないってことだ。1トンかもしれないし、500グラムかもしれない。
好意をも持った二人が一緒に重りを引き上げる。何キロかわからないから二人とも一生懸命持ち上げる。重りは持ち上がり付き合いスタートになるのだが、四六時中懸命に引っ張ってると疲れるのでちょっとゆるめてみる。「なんだ、そんなに重くないじゃん」またゆるめる、まだ大丈夫。そしてまたゆるめてしまう.....
自分は軽いと思ってるその重りは実は100キロで、もしかして相手は80キロを必至で支えてるのかもしれない。はじめは自分も60キロで引っ張ってたのがいつの間にか20キロしか負担してない。「もうちょっと」ゆるめた重りは片方が頑張っても耐えきれずにジ・エンド。

恋愛とはそういうことだ。
互いの引っ張り力の割合なんて些細な問題。続けたかったら、重さの見極めをして無駄に引っ張らず、二人で無理せず重さとイコールの力で引っ張ればいい。それだけだ。
ちなみにモテる人は重さの見極めが巧く、オトナは一生懸命引っ張ってるフリするのが巧い。
俺はとりあえず後者である。(笑)

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長梅雨の 湿った朝は 雨音の
かき消す如く 君に溺れる
子供がクレヨンしんちゃん劇場版「嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」を借りてきた。
同じシリーズの「戦国大合戦」もそうだが、ドラえもんの劇場用短編映画などもあきらかにオトナを意識してつくってある。それを知らず観てしまうと不意の涙腺攻撃にやられてしまうのだ(^_^;)。
という、前回の反省より、今回は斜に構えて観てみた。
はじまってすぐはテレビ版のクレしんとかわらず、「なんだよいつもの子供アニメか」といささか退屈するが....
しかーし、やられてしまった....見終わったときには制作者の術中にまんまとハマり、ついには涙を流してたのだ。
オトナが子供向けドラマで感動するのは主にノスタルジーが原因と考える。「あぁ懐かしい...」という油断が劇中に感情移入しやすくさせるのだ。しかし、そうなると子供が感情移入できなくなってしまう。オトナの感動と子供の感動はそのベクトルが違うからだ。「フランダースの犬」が子供に人気がないも当然なのである。子供アニメを自認する以上、ここが大きく異なるはずだった。
(ついでに言うとこの手のお涙頂戴ストーリーは観ないことにしている。わざとらしさが鼻につくのと、別に泣きたいために映画観てるワケじゃないから。)
はずだった....過去形で書いたのは、件のクレしん映画はあきらかに子供を無視して、大人にしかわからない世界を作っているにもかかわらず子供は笑っているからだ。そして感動している。子供と大人の微妙なツボのバランスに感心した。
思えばここが不覚であったのかもしれない。なめていた。クレしんで、まさかここまで(子供を無視した子供向けアニメという点で)挑戦的な映画をつくるとは....
父親のひろしが秘密組織イエスタデイ・ワンス・モアから逃れるとき「懐かしくて気が狂いそうなんだ!」と叫ぶシーンがある。
未来にまだ希望があり、社会も右肩上がりを信じて疑わなかったあの日、「あの頃はよかった」と今を生きる30代オーバーの人はきっとひろしと同じ思いになるだろう。できるならものまま夢現の中で暮らしたらどんなに楽か。しかしひろしは苦悩と葛藤の末、再びオトナとしてしんのすけと共に生きて行こうと決意する。前述の叫びはそんなシーンでのひろしの決意なのだが.....これはダメだよ、泣く。(笑)
導入部分がもたついたから、90点。
いやまてよ?あれも俺のようなまっすぐ映画を観ないやつ用のトラップなのか?
だったら95点だ。
おそるべし、クレヨンしんちゃん、ジブリの10万倍面白い。
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苦しんで 苦しみぬいて 浮浮の
心は月と なりにけるかも
「乳房というもの」編で乳に大事なのは感度と肌触りだ、と書いた。
これは、乳に限定せず「どんなオンナがいいか」という条件にももちろんそのまま当てはめることができる。で、もう一つ重要なファクターがあるのだ。
それは「香り」である。いや、ここは話に合わせて淫靡に「匂い」としておこう。
俺はトワレもパヒュームもコロンもつけない。理由は面倒だから(笑)。「化粧品」然とした匂いが嫌いってのも大きな理由だが整髪料も極力無香料を選ぶようにしている。
最近はメンズフレグランスも充実しており、当たり前のように甘い香りを漂わせる男の子もたくさんいるのは知っている。だけどなんか好かんのだよなぁ..。あぁチックや加美乃素K(って若い人は絶対知らないか)をぶっかけたおっさんより好感もてるけど。
そんな俺がどうしても忘れられないフレグランスが2つある。
ひとつはクリニークのご存じ「HAPPY FOR MEN」
メンズとしても使われるだけに爽やかで軽い香り。
これを常用してたのがAである。
抱きしめて首筋にキスすると鼻孔いっぱいに広がる匂いはもうそれだけで眠くなるような安心感があった。コトのあとのアフターノートっつーんですか?それもあんまり変化なく、だっこしたまま寝てしまったこともしばしば。精神安定剤のような匂いだった。
最近でも寂しくなるとテスターで嗅いでみたりする...って犬か、俺は。さすがにそこまではしない。(^_^;)
ふたつめはエスティローダーの「SPELLBOUND」
専門店にもないので個人輸入品かもしれない。E子にこっそりプレゼントしようと思って探したが、結局見つからなくて、別のモノをあげた思い出がある。
こいつはうってかわって甘くて官能的で抱きしめて首筋にキスすると(あぁ、どんなオンナも抱き方一緒だというのがバレでしまったぁ(笑))クラクラして押し倒したい衝動に駆られた。って結果的にはクラクラしようがしまいが押し倒してたんだが。
スペルバウンド、日本語では魅了、まさしく俺は虜になった。
フレグランスは体臭と混じって完成する。その人の汗や皮脂と混ざり合いそれが色香となる。大昔に人間はフェロモンを感じる能力をなくしたが、嗅覚は比較的マヒしやすい器官にもかかわらず、かわらずにすっと匂いを忘れないのは鼻孔の奥の嗅覚を司る細胞が過去の機能を記憶してるのだろう。
現代においても人は匂いを求め、惹かれ合うのだから。
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7年の 沈黙破り 顔を出す
 短い影の 季節のはじまり
この調子でいけば本日中に2000いきそうな勢いである。
そんな記念すべき日に書き込みしないのもなんだかな、
ということで、仕事途中にマンガ喫茶にはいって
オンラインで書き込み中。
我ながら律儀です。うんうん

つか、大事な資料を忘れたのでサーバーからゲッツ
するのが目的なのだけれども。

てなことはおいといて、以前お話してたように
太っ腹企画です。
俺厳選のアダルトDVDまたは手作り陶器プレゼントだ!
2000ゲッツした人はBBSに書き込むか連絡くれぃ
jin@chin.ne.jp
です。

仲良くなってろくろでしっぽり秘密計画の野望も
もちろん期待してるが(「キリ番というもの」参照)
とりあえず、されたくない人はその旨も
記載よろしく。
オトコでしっぽりいってみようと考えてる人は
俺、経験ないので優しくしてね。

ということで仕事だ。
昨日、2000を越える勢いである、とのたまったにも関わらずこの数字。原ジャイアンツのと同じくらいみっともない成績に赤面(。-_-。)
ということでタイトルもワケわかんなくなっているが、つまり昨日の続きってことである。

だいありぃにおいてカウンタをあげる方法にブックマークをつけて相互してもらうというやり方があろう。または各人それぞれのネットコミュニティをリンクするというのも効果的だ。
前者は「俺の日記を見てくれよ!」というような、なにやら自意識過剰な感じがするので恥ずかしいし(とかいって、日記を人様の前に晒すという段階でアレだがな<自分(笑))
後者は自分の多面性を全てネットでさらけ出すこともなかろうという考えに至り、二の足を踏んでしまう。(だいありぃの俺と他サイトの俺は分けておきたいってことだな)

数字は気になるが、数字の為の行動はしたくない、ということだ。
多感なお年頃なワケよ。

ということで、昨日の出来事

仕事が終わって家に帰った。
夏はビールがうまい。ということでネクタイをはずし缶ビールを1本。
「なにかアテはないものか?」冷蔵庫を探すと玉子豆腐がひとつある。ビールには合わないが、まぁ空酒よりなんぼかマシだ。醤油をかけて一口。
「!!!!」

四角く作ったハウスのプリンでした(T^T)......

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君が好き 一生絶対 離さない
 たまには素直に 口走ってみる
「一番好きな食べ物はなんですか?」
という問いには「お好み焼きです」と答えるようにしている。
庶民的で嫌味がなくちょっととぼけて見えるから。まぁ無難な答えというところだ。
「一番楽しい食べ物はなんですか?」
という問いがあるとすれば、「おにぎりかカレーです」と答えるだろう。
おにぎりは食って楽しい。家庭それぞれで味付けもカタチも海苔の巻き方も具材も違うから他人のおにぎりなんかそりゃもうお願いしてでももらいたくなる。
カレーは作って楽しい。冷蔵庫のある残り物の野菜と肉、そしてルーがあれば簡単にできるし、「今日はちょいと気合いをいれようか」と腕まくりして作っても完成形があってないようなものなんで、どんどん旨くなる(気がする)くらい懐が深い。
最近好きなのは無印良品のカレーシリーズだ。
スパイスが同梱されているので手軽に本格的なカレーが楽しめる。
「一番嫌いな食べ物はなんですか?」
という問いには「ニンジンです」と答えるようにしている。
別に不味いというワケではないが、脇役のくせに大きく乱切りされているのが嫌い。肉じゃがとかで大きいニンジンを見ると「デリカシーのないやつ」と感じてしまうのだ。ニンジンは「実は身体に良い野菜なのよ」という大義名分をたてにどこまでも遠慮なく首を突っ込む悪い癖があるように思う。
「一番悲しい食べ物はなんですか?」
という問いがあるとすれば、「チヂミ」と即答だ。
昔付き合った在日の彼女を思い出すから。
彼女が作ってくれたチヂミは絶品だった。当時は辛いものが大の苦手だったが、彼女の手料理を食うようになって随分と慣れた。ネギと海鮮の食感と香り、酸っぱ辛いタレとの絶妙のハーモニー。
たまに韓国料理屋で食ってもあの味にはお目にかからない。その度に胸がキュ〜ンとなり「食わなきゃよかったぁ...」と後悔する。
みなさんの「楽しい」食べ物と「悲しい」食べ物はなんだろうか?
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別れとは老い枯れ果てるワケでなく
 次の新芽の備えなりけり

出張というもの

2003年7月31日 日常
明日の午後から東京出張である。
出張ついでに、土日は学生時代の友人が多く住む横浜にも足を伸ばす予定。久々に母校にも顔を出してみようと思う。
出張.....なんかデキるエグゼクティブみたいで格好良い響きだ。
課長・島コーサク、みたいな。
そう、俺は出張に甘い幻想を抱いている。
俺が勤める会社は地場を主な商圏としているので基本的に出張というものがない。友人がやれ中国だインドネシアだと海外出張に行くというハナシを耳にする度に「うらやましい」とハンカチを咬んだものだが、これで俺も「いやぁ明日出張なんだよね」と同僚の飲みの誘いを申し訳なさそうに断ったりもできるってもんだ。

出張のステキなところは会社の金で乗り物に乗ったりホテルに泊まったりできるところ。
誰に気兼ねなく独りで旅行したりするのが好きな俺は、これがタダでできるということだけでハッピーな気持ちになる。飛行機はもちろん窓際を押さえた。
あとは実質の就労時間が少ないところだな。
出張を日々の業務におきかえてみると、往復の時間は通勤時間、商談が就労時間にあたるが、出張の場合、就労時間は極端に少ないことにくわえて通勤時間にもお手当がつく。仕事がおわって帰りの飛行機の中でビールなんか飲んだりしても、手当がつくのだ。これはおいしい。

兎にも角にも、そういうことで久々、ほぼ1年ぶりのTOKYOである。田舎モンまるだしでぽかーんと口をあけながら六本木ヒルズでも歩こうかと思う。
よって日記はしばらく書けませんのでよろしく。

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いまだ来ぬ キミの季節を 待ちわびて
また来年ねと 眠る朝顔

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