反省というもの

2004年11月5日 映画
リンク頂いてる方より、映画のオチがわかっちゃった(^_^;)というコメントをいただいた。
犯人探しを楽しむ話において、観る前からオチの読める物語ほどつまらないものはなく、それを言っちゃう行為ほどの愚行はない。

ニフティサーブ時代からネットを始めて12年、己の書き込みの責任を明確にすることと、自分に対する戒めのため、おおよそのことは自ら削除せず訂正で済ませてきたが今回はその該当部分は削除させて頂きたいと思う。

多少言い訳をさせてもらうと俺はあのヒントと予告で○○○が○○○したとき○○から○○を出したのを観て、「あーきっと実は○○が○○で、最後は○ー○○○○○○○○○的なオチなんだろう」と想像してたからあのヒントがそういう意味だったのかとわかったときすごくびっくりしたのです。色々な意味で。

ということであのヒントじゃわからんだろうと判断した上での掲載だった。
とはいうもののそれが呼び水になりオチがわかる人がいる以上、削除が正しいと判断した次第。

あとはその方の想像したオチが外れであることを願うばかりである。

ほんと申し訳ありませんでした。
「クエスチョン」
夫婦の性生活に特化した「フルモーション」というレーベルから出た第一弾。エロビデオ業界人の気合と良心をひしひしと感じることができる良作である。

主演は水元ゆうな、もちろんAV女優である。俺はこの子を知らなかったのだが最近はこんなにもレベルが高いのか!↓参照
http://msd.no-ip.com/dvd/shop/d4988117030669.htm
いや、ボディだけじゃなくって演技においても。(^_^;)
監督は田口ランディの「アンテナ」で助監督をつとめた亀井亨。オリジナルエロドラマ、いわゆるTSUTAYAで18歳未満でも借りられるエッチなビデオを中心に活躍する監督なのだが、AVでは決して出来ないカメラワークやカッティング見せつけてくれる。

サラリーマンの順は真理と結婚して1年、二人の趣味はクイズを出し合うことだった。食事をしながら、散歩をしながら、釣りをしながら。クイズを考えている時の真理が、順は好きだった。だが、二人には「約束」があった。それはセックスをしない事だった....

脚本ははっきりいって煮詰めが甘い。「結局セックスかよ」的大団円はセックスレスの深刻さを捉えてるとは思えないし、女性性を表現してるとは言い難いからだ。(セックスに恐怖感ある処女がフェラなら大丈夫ってことありえるのか?)
しかし、過去のトラウマ故に愛してるけど身体をゆるせない真理、この難しい役どころをやりきった主役がピカイチであった。はっきりいってこれが大根だとこのドラマはただのエロ度の薄いAVになるだろう。水元ゆうな19歳、レンタルビデオ屋の片隅で埋もれるには惜しい逸材である。

多くのセックスレス夫婦に観てもらいたいのだが、問題はその妻が水元ゆうなじゃないところだろう(笑)
あと、R15だから中学生は観ちゃダメよ(はあと)

65点
FMVの新シリーズCM、キムタクと哀川翔が共演してるやつだが、あれを嫁さんが見て「格好良い」と言い出した。「ゼブラーマン」を観た影響も多少あると推測。
俺が借りてくるVシネマをバカにしてた分際でなにをかいわんや、という話だが、そんなみみっちぃことを突っ込んで険悪になるのもアレだったので(笑)とりあえず流して聞いてると、なんか面白い出演映画はないかと聞いてくるではないか!

三池崇史アンド哀川翔といえばこれしかないだろう「DEAD OR ALIVE」三部作。

荒唐無稽、抱腹絶倒、疾風怒濤。数多あるスゴ系四文字熟語を総動員してもこの映画にかなうモノではない。主演は哀川翔&竹内力。この二人が刑事とヤクザ、殺し屋同士、警官とアンドロイド(笑)になってタイトルの如く生死をかけたスーパーアクションを繰り広げるスペクタル日本映画である。数々のメジャームービーからのリスペクトとVシネ独特の世界感の見事な融合は観るものを虜にしてやまない。特に「ファイナル」でのワイヤーアクションは本場香港のソレを彷彿とさせる素晴らしいものであった。また、各作品のエンディングの爆発もこれこそアクション映画!とテレビに向かって喝采を送ったね、俺は。

俺の中では手塚治虫の「火の鳥」クラスのサーガを感じてしまうのだが一般的評価はどうも芳しくない。寂しい限りである。
でも私のことを愛してるならこの映画を観て!BY百恵ちゃん@潮騒
てな具合に嫁さんに薦めてみたのだが、案の定、不評でした(笑)。

88点
監督のジェームズ・ワンが脚本のリー・ワネルにインディーズムービーの原案見せたとき「まぁいいんじゃない?」と言われたそうだ。この「まぁいいんじゃない」は彼がそんなに面白くないアイディアに対してよく使う返事で、それに気付いたリーは慌ててジェームズに電話をかけて褒め称えたそうである。もし気付かずにいたらこの作品もこの2人も世に出ることはなかったかもしれない。
撮影期間18日間、うち、一週間で全体の80%を撮り終えたという27歳の若い二人が作ったこの低予算インディーズは一級品のサイコサスペンスに仕上がった。
インディーズではお目にかかることのないケアリー・エルウィス、ダニー・グローバーらが手弁当で出演をOKしたのはその脚本の妙故であろう。「CUBE」的シチュエーションムービーの傑作、必見。

目が覚めたらそこはバスルーム、足には鎖が繋がれ対角の壁には同じく繋がれた男、そして二人の間には自殺死体。ほかにはテープレコーダー、一発の銃弾、タバコ2本、着信専用携帯電話、そして2本のノコギリ。状況がまるで呑み込めず錯乱する2人に、「6時までに目の前の男を殺すか、2人とも死ぬかだ」というメッセージが告げられる....

これだけで面白そうじゃないっすか。
しかし内容はどんでん返しにつぐどんでん返し。というか、2度目がもっと楽しく鑑賞できるであろう作り方。これは「シックス・センス」以上と断言できる。
くわえてたたみ込まれるような後半の展開は「セブン」の嫌さを遙かに凌駕し、観賞後ぐったりすることうけあい。で、小一時間もすると誰かに話したくなってたまらなくなるのだ。(笑)

あーーーーでもここから先は書きたいけど書けない(^_^;)
公式サイトにも書いてあるのでヒントくらいはいいだろう。
犯人は「※(ここも案外とネタバレの可能性があることが指摘されましたので削除させていただきます。2004/11/5)らしいぞ。
是非劇場で観て欲しい。

90点

※6万ヒッツ多謝!
自転車(バイク・チャリンコ)の魅力はミニ四駆と似てる。
フレームにそれぞれ特性があったり、色々なスペシャルパーツで自分の一台を作ったり、実際走ってみてそれが早いかどうか確認してほくそ笑んだりするところが。(笑)
俺のXtC870もサドルとリムとタイヤとペダルとブレーキシューを替えてるからな。

マラソンの魅力は駆け引きの妙だろう。敵同士が協力しあって進まなければいいタイムが出ない。短距離は早いやつが勝つが、マラソンは体力が劣っていても足が遅くてもタイミングとコースと気象によって勝者が違う。

ということでミニ四駆とマラソンが好きなら絶対ハマるレースが通称”ツール”と言われる長距離自転車レースである。日本ではツール・ド・フランスが有名だが、その他、ジロ・デ・イタリア、ブエルタ・ア・エスパーニャが世界三大ツールと呼ばれている。「茄子」というマンガの一編にあるその中のジブエルタ・ア・エスパーニャを舞台にした本格的ロードレースマンガを完全映像化した本格自転車アニメーションがこの「アンダルシアの夏」だ。ミニ四駆とマラソンとアニメが好きなら必見。

主人公ぺぺはビール会社がスポンサーの二流チームのセカンドレーサー。メインレーサーの為に今日も先導役を引き受けるが今シーズンの成績のふるわないぺぺはレース中に契約解除を通達される。今日のコースは自分の生まれたアンダルシアの村を通る。そこではかつての恋人カルメンとそれを奪った兄の結婚式がとりおこなわれていたのだった.....

あらすじを書くとなにやら奪い奪われのラブロマンスと思われるかもしれないが、さにあらず。ストイックなレースとアンダルシアの青い空と空っ風が印象的なさわやかな?いやいや...暑苦しい?いやいや.....うーん、なんつーかなぁ?心地よい映画なのだ。スペインに行ったこともないのだけど、すんげえ情景が浮かぶのです。
50分弱という上映時間も好印象、余計な伏線を張らずレースとカルメンとの過去のみをスパッと描ききって余韻を残すあたりは演出的にも素晴らしい。

残念なのはエンディングの清志郎の自転車唱歌(--;)と絵があまりにもジブリっぽかったこと。いくら監督の高坂希太郎がジブリと仕事をしてたとしてもやりすぎ感がつきまとった。残念。

66点

余談だがバイク好きのおにーちゃんにチャリンコと口にすると怒られるので注意が必要だ。(笑)
有言実行、十日町に物資を運びに行って来た。
片道6時間、いつもの倍近い時間がかかった。
詳しくはまた別の機会に書くとして、テレビで報道されてるのと違い、町中は案外と普通な感じだった。もちろん被災地に住む方々にとってみたらなにをかいわんやという話だが、ちょっと安心。

さて、久々に映画の話でも書こう。
今夏の陣では俺のハートをくすぐる映画は少なかったが今回の秋の第2弾はちと違う。
邦画から「隠し剣鬼の爪」、「今、会いにゆきます」
洋画は「コラテラル」「SAW」「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」
この5本が観たい映画である。久々に玉揃い。

「隠し剣鬼の爪」は「たそがれ清兵衛」の藤沢周平作品をこれまた同じ作品でメガホンをとった山田洋次が監督するのだ。「たそがれ..」で宮沢りえに新境地を開かせた山田洋次が松たかこをどう料理するのか?

なにかと「セカチュー」と比較される「今 会いにゆきます」だが、原作を比べるとこちらの方がは比べモノにならない完成度を誇っている。これを「セカチュー」の二番煎じと言うやつの気が知れない。実は事前知識なくこの原作を読んだんだが泣いた。(笑) よい作品だと思う。問題はヒロインが俺の大嫌いな猿顔の竹内結子だってことだ。獅童くんもちょっと心配。

「カラテコル」?「コラテカル」?
違います「コラテラル」です。
最もいじりやすい天才的オールラウンドアクター(笑)のトム・クルーズがはじめて悪役をするってのと再び肉体改造で挑んだ本作品である。脚本制作が「外れなし」のマイケル・マンだからとりあえず彼女とデートで使える映画ではあろう。よーし!とりあえず彼女から探さんとな。(笑)

タランティーノやコーエン兄弟、ロバート・ロドリゲスを発掘した「サンダンスフィルムフェスティバル」で大好評だった「SAW」。東京ファンタではオリジナルバージョンか全米バージョンかでもめにもめたそうだが、日本公開も全米バージョンになるそうですな。結局DVD発売まで待たんとダメか...(__;)

と、色々書いたが結局レンタル発売までなぁなぁで観ない映画もあるように思う(笑)。
でもこれだけは、この作品だけは観る、観なきゃいけない。
「ナイトメア・ビフォア・クリスマス」デジタルリマスター版。
ホーンテッド・マンション?アダムス・ファミリー?なにを言ってんだい、与太公!こちとらぁこれを観ないとクリスマスがやって来ねぇんだぃ!べらぼーめ。
と全米80%のアメリカ人が思ってる(想像)愛らしく、おどろおどろしく、グロテスクで可愛い傑作だ。それが21世紀に、10年の月日を越えて大画面で楽しめるなんて...あたしゃ〜幸せだよっ!おまいさんっ!!
悪名高き「2ちゃんねる」より新潟地震ボランティアオフ会が開催されることになった。
http://yaplog.jp/railu/

また各所の情報を集めた新潟中越地震 被災者救援本部@2chのサイトも開設されている。
http://eq.maido3.com/

さすが電脳カオスの巣窟である。こういうときの反応は早い。もっとも2ちゃんだけにソースの真偽には充分注意が必要であろうが。

 
2度目の奇跡は起きなかった。
長岡で亡くなったお母さんと未だ救出されないお嬢ちゃんを迎えるご家族ご親戚の心中を察すると言葉もない。
この事故以外にも報道されてはいないが、同じように苦しんでお亡くなりになった方々もいらっしゃること、未だ自宅に帰れず震源地付近で頑張ってらっしゃる方々を思うとやっぱ出来ることをせねば、と思う。

正論や理屈はいらない。
偽善でも、己のマスターベーションでも、不純でも構わないのだ。
そこで苦しんでる人とっては差し伸べる手が欲しいはずなのだから。

とりあえず今日も千円。
イーバンクや郵便局以外も手数料免除措置がとられればもっと募金集まると思うのだがどうか?
眠い目を擦りながら登社、午前中の仕事を済ませて日記アップ。その頃には昨日の酒も抜けるのでコーヒーも美味しく頂ける。
午後からは本月決算なので半年分の帳尻合わせに翻弄(笑)。
18時より会議の連絡がある。それまでの仕事の段取りをつけるものの、こういうときに限って余計な雑用が入る。断ればいいのだけど、良い人ということくらいしか才能がない俺なので快く引き受けるフリをする(^_^;)。
テキトーに流してたら取引先が自己破産という連絡がある。

大至急会社に向かうももぬけの殻だったようだ....
この会社、威勢のいいこといって先月新しい車かったばっかじゃなかったっけ?営業車も買い換えたばっかだし。
車のセールスらしき人が青い顔をしてケータイで話をしてたらしい。
「ナニワ金融道」みたいだなぁ、なんて話をしながら伝票整理。

取引先の営業さんが被災地に応援物資を送りたいんでなにかないか?と来た。うちの会社の製品は災害時に役に立たないものばっかりなのでカンパをすることに。こういうときに人の本性が見えたりする。
たかが500円を渋る人、札を渡す人、小銭貯金箱をそのまま渡す人。俺は500円、一口。だってさ、一昨日もカップラーメン2箱送ったばっかだったもん(^_^;)。十日市の仲間んとこに義援金ということで数千円渡したしさーー。

インターネットオークションで「中越地震復興」と名付けたオークションが流行ってるらしい。モノを売ってそのお金を義援金に回そうというのだ。
人の親切を疑うワケじゃないが、どうにも胡散臭い。そんなもん買うくらいならそのまま募金したほうが楽じゃん。
あと、生ものや不要品を物資として送ってくる輩がいるそうだ。バカか。やめろ。

道路が寸断されているので、揃う品にもばらつきがあるから各所で必要なものが違う。どこにナニが不足してるか?それくらい確認してから送るように。
それと物資は届くがそれを搬出する人手が圧倒的に足らないそうである。各業界団体からボランティアスタッフが派遣されるのは今週末くらいからか。俺も出来ればお手伝いに行こうと思うがなかなか...(__;)
とりあえず、今日も500円募金だ、ちくしょう。

詳しくはここ↓
http://www.pref.niigata.jp/content/jishin/jishin_1.html
徐々に被害の状況が明らかになってきた。
昨日、リンクを張ったサイトで一部ホストの停電やアクセス集中のためひらくことが出来ないページもあるようだ。

被災地周辺にお知り合い、ご家族がいらっしゃる方々は気が気ではないとは思うし心中察するに余りあるが、ここはひとつ落ち着いて向こうからの連絡を待って頂きたい。こういう状況では安否の連絡より自身の生活を優先させるほうが大事だからだ。電気のとまってしまえばかけられない電話も数多い。そのうちNTTさんが災害用の移動公衆電話を設置してくれるだろう。それまでの我慢。

上越新幹線は越後湯沢まで走っているし、羽田新潟間の航空機も飛んでるらしい。
磐越道を使えば新潟市まで車を使えるし、上信越道を使えば上越方面にもスムースに行ける。
湯沢以北、柿崎以東、三条以西以外は平常に戻っているので安心してもらって構わないだろう。

とりあえず行政サイドからの義援金情報と災害ボランティア情報をはりつけておく。

義援品(義援物資)の問い合わせ先    県庁102会議室
   直通電話:025-280-5987
   県庁内線:2406,2407,2408
    FAX:025-280-5989
義援金の問い合わせ先    県庁出納局管理課
   直通電話:025-280-5484
   県庁内線:3486,3487,3488
    FAX:025-284-2772 

新潟県災害救助ボランティア本部
新潟県社会福祉協議会ボランティアセンター内
   〒950-8575
   新潟県新潟市上所2-2-2 新潟ユニゾンプラザ3階
   TEL:025-281-5527 FAX:025-281-5529

各地区本部
長岡市ボランティア受付    社協内
   TEL:0258-33-6000
柏崎市ボランティア受付    柏崎市社会福祉協議会内ボランティアセンター
   TEL:0257-22-1411 / 0257-23-8615 
十日町市ボランティア受付    市役所前
   TEL:0257-50-5010
川口町ボランティア受付    町生涯学習センター
   TEL:0258-89-3120
川西町ボランティア受付    社協内
   TEL:0257-68-3343

くれぐれも遊び半分で連絡することのないように
あと、食料、寝袋等寝具は持参してください。

日本赤十字社でも救援活動を行っており、準備が整い次第災害ボランティアならびに義援金を受け付けると思うので関心のある方は随時チェックよろぴく。
http://www.jrc.or.jp/
グラッと揺れたときはめまいかと思った。
比較的地震が少ない地域だから余計にビックリした。テレビをつけると新潟は小千谷周辺が震源地とのこと。M6....阪神淡路の惨状を想像してしまう。
ここには俺の知人が住んでいるのだ。
即行メールを送るが返信はなし。電話も不通だ。
テレビからは次第に詳細がはいってくる。崖崩れ、新幹線の脱線、家屋の倒壊...死者、行方不明者の数が増えていく。

ここ最近はめっきり冷え込んでるのでガス・水道・電気の止まった生活はこたえるだろう。豪雨に続いての地震だから弱り目に祟り目である。
こんなとき部外者が出来ることは少ない。とりあえず行政の準備が整ってから力にならねばと思う。

NHK安否情報のページ
 http://www3.nhk.or.jp/anpi/pc/index.html
 NHK教育TVとNHK-FMで安否情報を放送しています。

○NTT災害伝言ダイヤル等について
 音声 http://www.ntt-east.co.jp/voiceml/news/index.html
 iモード http://www.nttdocomo.co.jp/info/customer/caution/2004102300.html

○新潟県地震対策本部からの情報
 http://www.pref.niigata.jp/content/jishin/jishin_1.html

○JR運行状況
 http://www.jreast.co.jp/train_info/shinetsu.asp

○JH
 http://www.jhnet.go.jp/info/hw_info/008.html

○BSN新潟放送(最新ニュース随時更新中)
 http://www.ohbsn.com/top.asp

○国土交通省防災情報
 http://www.mlit.go.jp/bosai/disaster/index.htm

○ながおか防災情報(長岡市企画部防災課)
 http://bousai.city.nagaoka.niigata.jp/
台風直撃!
海王丸が座礁し、街灯が折れ、ガレージがぶっ飛び、年寄りが屋根から転落した。
北陸は北アルプスのおかげで台風が直撃しても比較的風が弱いのだが、今回は大型だったので東側から風が入り込み我が県でも甚大な被害が出た。
幸いにして我が家はガレージのシャッターが外れた程度だったが、床上浸水した住宅もたくさんあったと聞いてる。お気の毒としか言い様がないが心よりご健闘を祈るばかりである。

こんな台風が年に10回も味わった九州四国中国地方の方々におかれましては御地でのご苦労も知らず今の今までのほほんとしておりましたことを深く反省し、謹んで災害お見舞い申し上げます。
世の中には「スタートレック」を死ぬほど愛してる連中がいる。そういうヤツらは「トレッカー」と呼ばれ、困ったことに一定数いるもんだからスタンドアロンな市場経済が発生し、煮詰まってることもわからずにその中で楽しんでしまって周りが見えなくなっていて、周りの失笑をも気にならなくなるという自体に陥る場合が多い。
これは「スタートレック」に限られたことではなく、映画、アニメ、といった映像作品から自作PC、セルロイドドールといった製品まで多岐に渡って偏愛する者がいるのだ。一般的にそういう人間を「オタク」と称する。

さて、そんなオタクの溜飲を下げる映画といえばこれ「ギャラクシークエスト」である。

以前テレビで爆発的人気を誇ったSFドラマ「ギャラクシークエスト」も今では全米各地にどさ廻りの毎日。しかも集まるファンはコスプレしたオタクのみ。出演者も惰性で仕事を繰り返してた。そんなある日、タガート艦長役のネズミスの前に奇妙な4人組が現れ「自分たちの星を守って欲しい」と助けを求めてきたのだ。なにかの冗談だと思った彼らはその与太話に合わせ敵を攻撃するのだが、実は4人組は本当の異星人で、TVでの彼らの活躍を本物と思い込み番組そのままの宇宙船も用意していたのだった.....

DVDがあったので久々に借りてみた。
格好良い艦長を演じるが実はいい加減なオトコなネズミス役にティム・アレン、乳がでかくてブロンドというだけでドラマに出てたグェン役にシガニー・ウイーバー、俳優として身を立てたいが「ギャラクシー..」の博士のハマリ役のおかげで他の仕事が来ないデイン役にアラン・リックマン、ドラマではすぐ死ぬ役だったので今回も自分が死ぬんだと以上に怖がるガイ役にサム・ロックウェルと、もうB級俳優勢揃いの配役も面白いが、なによりこのプロットを本格的なウェルメイドストーリーにしたのがステキである。くわえてギャグも「チアリーダー忍者」の一兆八百万倍キレがありヒネリも効いてて思わず笑ってしまった箇所多数。
特にあれだけこの役を嫌がってるデインが仕事を投げ出そうとしても、宇宙船で格闘しても、爆発でズレても、そのトカゲズラを外そうとしないところは最後までニヤニヤさせていただきました。いやぁ「ダイハード」のアラン・リックマンがこんな役をねぇ...(笑)キャスト見るまでわかんなかったよ。(^_^;)
何度観ても新たな発見があるってのは良い映画なんでしょうな。

トレッカーの方々はもちろん必見であるが、オタクじゃなくても充分楽しめる佳作です。さすがドリームワークスといったところか。

76点。
 
 
 
 
 
え?つまんなかったって?
シガニーじゃなく萌えキャラを出せって?
エイリアンの造形がなってないだって?
ストーリーに大きな穴があるって?
CGがイマイチだって?
こんなんだったら「スターシップトゥルーパーズ」の方がいいって?


ちっ!これだからヲタは(以下略) (笑)
結局借りてみたのだがすっごい面白かったです。
ただのバカ映画じゃありません。
インターネットの有効性と危険性、異文化の相互理解を主軸に動物愛護をも訴えるエコロジックでアカデミックな青春映画でした。
 
 
 
んなワケねぇ...(__;)
ツッコミどころ満載のエロでパロでグロなサイテー映画でした(^_^;)。俺はこれを受け入れる度量がないのでアレだが、これを褒め称える人がいるのだろうと思うし(主にアルバトロス関係者)、実際英語圏の人が観たらもっと面白いのだろうと想像できる部分はある。

バカ映画にコメントするのもバカみたいだが(笑)、こういうクソ映画の中でニンジャというのは必須アイテムであるのはわかる。タイトルにも使われてるしな。しかし俺らが普通に思う忍者がひとりも出てこないってのはどういうワケだ?(^_^;)
あと、商店街を守るチアガール忍者が街を壊しちゃいかんだろう。(__;)

てな具合に中学生が友達とくだらないことで大笑いしながら作った、って感じのストーリーで全てが頭が悪いデキになってる。まー確信的にやってるんだろうけどねぇ
パロディも満載。パワーレンジャー、スタートレック、スターウオーズ、ベストキッド、マトリックス、エルム街の悪夢.....とてんこ盛りだ。まだまだ色々パクってると思うが頭が働いてなかったので覚えてない(笑)。全然笑えなかったし。(^_^;)

ただひとつ、「おお!」と思ったネタがマトリックスのアクションをCGを使わずダッチワイフでスタントさせてるところ(笑)、これは新機軸だと思ったね。

とにかく時間を無駄に使いたいと思う人は必見。
観ると頭悪くなること必至なので、その点を注意して鑑賞してくれ。
あと、苦情は一切受け付けません。(笑)

20点
賞味期限
PL法というワケのわからんものができたおかげで色々な食べ物に表示されるようになった。賞味期限の意味は「この期間は損なうことなく美味しく食べられますよ」という目安らしいが、あと二日は大丈夫だと思ってる牛乳が賞味期限を一日過ぎてたとなると「これ以上経過すると責任もてませんよ」とクギをさされてるみたいでなんかヤだ。(笑)
駄菓子や医薬品、口に入れるほぼ全てのものにこういう使用期限が表示さてれるのだが、歯磨き粉はどうなんだろう?

石けんに使用期限がないのだから歯磨き粉もないと考えて良いのか、口に入れるものだから当然ある、と考えるべきなのか??

いえね、今朝歯磨き粉が切れてたんで10年くらい前のデンターライオンで磨いたのよ。シンクの奥にあったやつで。
色は白かったけどちょっと固かったなぁ...あ、味は普通でした。

午後から腹痛くなったらやだなぁ...

と小心者の俺であった。

*******
帰り道 うすらと浮かぶ カシオペア
 背中に残る 君の体温
「キルビル」DVDボックス買った。
と、いうことで今週ずーーーっと1観て2観て1観て2観て....と繰り返しているのだが、やっぱ面白いなぁ...
「チルソク」と「VOL.2」で同じように感動できる俺は案外とロマンチストなのかもしれない(笑)。

税込み5,023円。一昔前に比べると安くなったものだ。
買ッチマイナァ〜〜〜〜!!

あとTSUTAYAで手は伸びるのだが、どうしても借りられないビデオがある。「チアリーダー忍者」。アルバトロス配給なんでつまらないこと必至なのだがどうにも気になってしょーがない。
どうしましょう?
ホントに大評判ですね>デビルマン(^_^;)

実写版「デビルマン」を観てとっととハリウッドに売れと息巻いてる映画ファンならびに漫画版デビルマンファンの皆様。チミたちの言いたいことはよく解る。
こんな駄作が東映本体から上映されたことで今後「デビルマン」が劇場版映画として日の目を見ることが無くなったのだから怒りもおさまらんことだろう。
まぁ百歩譲って制作されたとしても、10年は待たねばならんだろうからな。しかもその映画とて漫画をリアルで見てた人が満足できるデビルマンになる保証はないときたもんだ。
10年後以降のデビルマンが良い出来であると保証されたとしても、リアルファンが喝采を送る時にはお孫さんも居る.....という場合もあり得るんだよなぁ....
そう考えるとつくづく東映の罪の深さを感じずにはいられない。(__;)

だからといってハリウッドに持っていけばお国柄、あのプロットから「悪魔」と「天使」と「最終戦争」がごっそりと他のものに置き換えられる可能性が高いことを忘れてはならない。くわえて暴力に厳しいアメリカではあの人面のシーン、そして多くの人にトラウマを残した美樹やタレちゃんのあのシーンも間違いなくカットだ。
だからこそ永井豪はこれをハリウッドには売らなかった。(と信じたい)

バイオレンスとエロスを高次元に融合できるのは日本とイタリア、韓国くらいなものだ。しかし、この三国同盟が束になってもハリウッドのVFXにはかなわないであろう。ここで我々は究極の選択を迫られることになる。
ハリウッドにもっていってハリウッド版「ゴジラ」のようなキレイなだけの「デビルマン」が作られるのを待つか、現在公開されているクソ作品には目をつむり、再度東映の良心に賭けてみるか?だ。

できることなら東映は配給に専念してもらいたい。
今度の「デビルマン」は日中合作でいく。大丈夫だ、中国人は海賊版で「デビルマン」も「バイオレンス・ジャック」もちゃんと見てるはず(笑)だし、キリスト教の世界観を冷静に捉えることができる仏教国だから。バブルでパトロンも揃うだろう。
監督はチャン・イーモー、脚本北野武。北野武の荒々しさとチャン・イーモーの美しさはそのまま「デビルマン」のエログロと神々しさに繋がるじゃーないか。
明と了は誰が良いかしら?高校生を演じられる若手実力者となると安藤政信、妻夫木聡あたりか?設定でいくとヅカの男役の子でもいいかもしれん。いや宝塚はよくわかんないんだけど(^_^;)。
いっそのこと「無間序曲」からエディソン・チャンかショーン・ユを引っ張ってきても構わない。それよか美樹ちゃん役だ。ここは絶対長澤まさみちゃんでいってもらいたい。屈託のない彼女の笑顔が暴徒に襲われ歪んでいく様、そして最後の串刺しシーンを想像すると.....ウンガーーーーー!!だめだ、絶対トラウマになる。夢に出てくる(T_T)。でもこの映画はそれくらい衝撃があってナンボなのよ。チャン・イーモーならここもキレイに作っちゃうかもしれないのでタケちゃんは是が非でもこのシーンの重要性をたたき込むように。
R15?もうしょうがない。徹底的にやってくれ。漫画デビルマンだって親に隠れて見る漫画だったのだから観たい小学生はこっそり観るってば。で、世のお父さんと同じトラウマを植え付けてやれ。
え?長澤まさみで東映映画はダメ? 
じゃーお前らが降りろ>東映

人生80年のうち色恋で眠れなくなったり涙を流す期間というのは多く見積もって30年だろう。そのうちホントに駆け引きのないピュアな気持ちで相手を想い続けられる期間となると10年もない。若いうちのせいぜい5年か。
80分の5。人生のたかが6%強の体験がこれほどまでに人の心に深く刻まれて、切なさと共に反すうしてしまうのは、80年の人生の中でそれがかけがえのない思い出だからに他ならない。

「チルソクの夏」

誰もが心に持ちうるその珠玉の6%を淡々とそして丁寧に描いたノスタルジックなラブストーリー。「セカチュー」のような子供だましの絵空事ではない、70年年代後半の等身大の貴方が、俺がそこにいる風景をそのまま映画にした佳作である。

舞台は1977年7月下関、姉妹都市である韓国の釜山との関釜陸上競技大会を毎年交互に開催していた。釜山で行われた大会に出場した日本人女子高生郁子(水谷妃里)は同じハイジャンプの選手の韓国人の安(アン)と出会う。帰国前夜、安は戒厳令中にもかかわらず、郁子の宿舎まで会いに来る。淡い恋心を抱いた二人は来年下関で行われる大会に再会すると約束するのであった.....
日韓交流が今ほど活発で無かった時代である。韓国では日本の歌謡曲は禁止され、街には戒厳令がしかれていた。日本でも韓国と北朝鮮の違いも解らず朝鮮人というだけで差別をしていた。隣国でありながらお互いの意志疎通は片言の英語であったり、釜山では日本の電波が届くのでラジオから禁止されてる歌謡曲が流れるあたりはなんという皮肉であろうか。

主人公郁子の友人役の3人の女の子も陸上選手らしいスラリとした肢体と相まって好演であった。特に上野樹里の演技は群を抜いて素晴らしかった。「ジョゼと虎と魚たち」でも感心したが(「スィウングガールズ」まだ観てねぇ〜)100点満点だ。
安君と別れる展望台で4人が泣きながら歌う「なごり雪」のシーンはその演技力にオッチャンも涙しちゃったよ。

監督脚本は「半落ち」の佐々部清。この人が上手いのは小物から台詞、行動パターンに至るまで「その当時の中高生」を完全にトレースできてる点にある。
この「あーーあるある、そうだった」感はそのうち出てくる女子高生4人の無意味な着替えシーンの多用をもって「このオッサン、偏執者じゃなかろーか?」という疑問にかわるんだけど(笑)、とにかく山口百恵からピンクレディー、ツイスト、イルカ、石川さゆりといったごちゃ混ぜの歌謡曲ってやつをラジオで死ぬほど聴いていた40代前半から30代後半の方々が観たら熱いモノがこみ上げてくること必至。また下関出身で今回映画初出演の山本譲二の弾き語りも鳥肌もんである。ここも注目だ。

この映画は「町おこし」映画である。
山口県の方々と40歳前後のオッサンオバチャンというとてもターゲットの狭い作品なので大手配給会社がつかず山口県をはじめ西日本でしかロードショーされなかった。(突発的に大阪東京で上映されたけどね)
しかし青臭く古臭いこの青春ドラマはきっとみなさんの6%の想いを揺さぶるはずである。
あ、そうそう、日本海側の港町の方々は義務鑑賞。今すぐTSUTAYAに走るように。

90点
俺の大好きなケビン・ベーコンが(いつものように)裸を見せてるのにどーしてシャーリーズ・セロンは乳ひとつ見せてくれないのか?「モンスター」で太ってる暇があったらその美貌とナイスバディをもっと有効利用してください!!!

....と、思いの丈をぶちまけたところでこの映画、連続誘拐グループと誘拐される家族の息詰まる攻防を描いたクライムサスペンスである。
犯人(ケビン達)作戦はこうだ。
金持ちで小さい子供がいる3人家族を3人の犯人がバラバラに拘束することで警察に悟られず安全に身代金を受け取るという用意周到な完全犯罪。これで過去4回の営利誘拐を成功させたという。

....俺は誘拐をしたことがないのでわからないが、その方法だと犯人もバラバラになるので意志疎通に時間がかかったり、足がつきやすいのではないだろうか?いや、犯人グループの素性を特定させないため、ならわかるけど、ケビン・ベーコン、奥さんに会うなりグループの人数喋っちゃうし(^_^;。で、実際この携帯通話が原因で警察にバレちゃうし。(笑)
あと、誘拐する子の病状くらいわかるだろ?素行調査するから。
まてまて、過去4回それで成功してるんだからそれもまたアリと考えたのかもしれない。うん、犯人が自分の成功に慢心して手口がおざなりになることはよくあることだ。きっと今回は自らが招いた失敗なのだろう。

そう納得して観てたらこの誘拐が営利目的ではないとゆーではないか、ケビンくん。ほほぅ、自分の娘がねぇ...可哀想に....(T^T)
っておいおい!!
じゃー過去4回の誘拐はなんだったのよーー?(^◇^;)
予行演習か?それともその4家族も北部病院関係者なのか????
復習のためならどうしてそんな面倒臭いことするかなぁ...
はじめの勢いはどこいった!>コートニー・ラブ
なんだよーそんなワザがあるなら最初から使えよ!!>スチュアート・タウンゼント
なにがしたかったんだ!>ケビン・ベーコン
とにかく乳みせろ!>シャーリーズ・セロン

とツッコミどころ満載のB級サスペンス。
やっぱケビンはこうでなくっちゃ!(満足してるんじゃん<俺(笑))

さて、そんな映画でキラリと光ったのは「アイアム・サム」のダコタ・ファニングちゃん。天才子役の本領発揮、良い女優になってもらいたいもんである。

55点

無間道というもの

2004年10月13日 映画
香港ノワール完全復活と映画ファンから喝采を浴びた本作、このたび続編が公開され、それも話題を集めている。

マフィアの幹部ヤン(トニー・レオン)は、実は潜入捜査を命じられた警官である。
一方警察で課長のポストに就くラウ(アンディ・ラウ)はマフィアのスパイだった。
180度正反対の立場の二人が両極端であるからこそ似てしまう悲劇。
お互いの10年の歳月と各人の組織への忠誠や信念をかけた闘いを濃縮還元100%の男臭さで描いた秀作だ。

これを再観したのはもちろん新作のための復習であるが、やはり「インファナル・アフェア」はオープニングからエンディングまでこれで完成してる作品であった。
非の打ち所がない、とは言わない。たとえば最初のプロローグは早送り過ぎて消化不良だし、とってつけたラブロマンスはそんなに必要とは感じない。
もっともそれは今回の「2」と遠くないうちに公開されるであろう「3」で落とし前つけるのだろうから無問題。

で、あらためて思うのはこの映画のキモはやっぱし脚本なんだけど、100点の映画の中の脚本だけを抽出してリメイクするってのはどうかってことだ。
今のハリウッドの映画産業がリメイクでもっているのは疑いようもない。オリジナルの宣伝にしたって「ハリウッドでリメイク決定!」で客を呼んでるくらいである。アジアでの爆発的ヒットもそれと全く関係ないとは言えないだろう。
リメイク=オリジナルを尊重しないということはそのまま異物を排除する、変質の強要というアメリカの悪しき習慣を連想させるのだ。

「小さな一地域」が作った映画、それを金の力で搾取する大国と、大旦那の妾になったと喜ぶ売女と取り巻き...って感じ。なんだかなぁ...トホホ。

82点
え〜〜〜各所で大評判の「デビルマン」でございますが、ワタクシも御多分に漏れず見終わったあと、デーモンになって帰ってきました。
「面白いよね」というレビューがいっこも見当たらない映画ってーのも近年珍しいんじゃないだろうか。どうしてこれほどまでにくだらない映画になってしまったのか?

一番の問題は制作サイドが「デビルマン」を良く知らないということだろう。
アニメと同時期に描かれた漫画版「デビルマン」はサタンと人間の最終戦争を描いた世紀末ドラマである。圧倒的な画力と救いようのない怒濤のストーリーは当時の小中学生に大きな衝撃と忘れ得ぬトラウマを与えた。この映画の対象は当時の小中学生であるそういう大人たちなのだ。あの時の鳥肌ものの衝撃を、より洗練された映像を、または新解釈のデビルマンを求めて劇場に足を運ぶのである。
にもかかわらず、原作のエピソードをつぎはぎしただけシロモノを出されたらそりゃコアなファンじゃなくっても怒って当然だ。(^_^;

キャストが悪いという意見も多いが、近年の邦画はアイドル抜擢の場合も多いので「デビルマン」のキャスティングが特別失敗だったということはないように思う。問題はそのヒヨっこに演技指導してないのと、この演技でOKを出した監督にある。ホントなにやってんだ>那須博之

もっともこの駄作の責任がすべて那須博之にあるとは言わない。
「ビーバップ・ハイスクール」「ピンチランナー」等のVシネやヌルい映画を作ってた監督である。(脚本は奥様の那須真知子氏で「ビーバップ...」も共作)そんな監督にこんな大作が作れるワケがないのだ。だから彼は「デビルマン」を氏の得意としている
膨大な原作の中からトピックとしてエピソードを拾い上げ世界を限定した学園モノに矮小化する
という手段を愚かにもとってしまった。いや、この企画を受けたときそれしか出来なかったというのがホントのところかもしれない。
で、俺が言いたいのは、こういう男に「デビルマン」を託す東映サイドこそ元凶だということだ。
作れないのに従ってしまった那須博之。そのやる気のなさは無意味なカメオや幼稚なCGにも見て取れる。
これ、「ゴジラ」「仮面ライダー」あたりから「パクリ&使い回し」という東映の悪しき伝統をそのまんま引きずってしまっている.....

原作の壮大なストーリーを蔑ろにした上によくわからんアイドルユニットを主役に据えたとなると、原作ファンからも映画ファンからもおきゃんぴーなおっかけからもソッポ向かれるのは当然だ。
とりあえず原作と数本出てるov版デビルマンを観て反省文提出な>制作

あとひとつ、東映子飼いの冨永理生子プロデューサー、この「デビルマン」失敗で
「千年の恋 ひかる源氏物語」「北京原人」と併せて東映トンデモ映画製作者として殿堂入り決定です。おめでとう。

0点

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