黄昏の切なさというもの
2004年8月1日 映画
プレイステーション2の「ボクの夏休み2」というゲームをご存じだろうか?
魚釣り、昆虫採集、水泳という夏休み恒例イベントの他に、淡い恋愛や出会いと別れといったひと夏の出来事を、陽水の「少年時代」の曲にのせて体験できる夏休みRPGである。ヒグラシの鳴き声を聞くと無条件で切なくなってしまう人(そりゃ俺だ)はハマってしまうこと必至のオススメゲームである。
さて、あの切なさをおじゃる丸の世界観で描いた映画が今回紹介する「おじゃる丸 約束の夏 おじゃるとせみら」だ。
熱い夏が大嫌いなおじゃる丸。みんなが太陽の下で遊んでいても自分は日陰のなかから動こうとしない。そんな彼の前にせみらという少年が現れる。夏が大好きなせみらは、おじゃる丸をどんどん外に誘い出す。その誘い方は尋常ではなく、おじゃるもタジタジになるが次第に心をひらきはじめ.....
この作品、10分の短編ナンセンスアニメを50分のストーリーものにすることに成功したとは言えない。せみら担当の野沢雅子@オラ悟空!の声も耳について、おじゃるの世界観には合っていないし、話の半分を占めるドタバタは単調で、おじゃる独特のまったり感は皆無である。あれだけ生き生きとしたサブキャラクタが全く活かされてない。そんなシロモノだ。
では、これは失敗作なのか?
俺の答えはノーである。
テレビの「おじゃる丸」はそのキャラクターの良さ、世界観の良さが売り物のアニメである。テレビシリーズが続く限り、おじゃるはだから、何年経ってもあのやんごとなき雅なお子さまだし、月影町のみなさんもずっとあのキャラクターでいるはずだ。今作品のテレビシリーズも手がける大地丙太郎監督は故におじゃるのアナザーストーリーを作りたかったと想像するに難くない。クレしんにおける映画とテレビの関係性を目指したかったのだろう。
ただ、クレしんのテレビは子供向けに特化しているがおじゃるは本編にもオトナのファンが多くいるということを見逃していた。あの世界観を破壊されることに拒否反応を示す頭の硬い人が多くいたのだ。残念ながらこれはマーケティングミスであると言われてもしょうがないかもしれない。
俺自身は充分及第点を与えられるデキではあるが、原作(本編テレビアニメ)の存在が大きすぎたということか。
とりあえず色眼鏡を外してみてみよう。お盆に家族と観てもよい。きっと幼いときの記憶....草の匂いやヒグラシの鳴き声や黄昏時周りが暗くなるまで遊んだ記憶が蘇ってなんとも言えない切なさを感じることができるだろう。
77点
魚釣り、昆虫採集、水泳という夏休み恒例イベントの他に、淡い恋愛や出会いと別れといったひと夏の出来事を、陽水の「少年時代」の曲にのせて体験できる夏休みRPGである。ヒグラシの鳴き声を聞くと無条件で切なくなってしまう人(そりゃ俺だ)はハマってしまうこと必至のオススメゲームである。
さて、あの切なさをおじゃる丸の世界観で描いた映画が今回紹介する「おじゃる丸 約束の夏 おじゃるとせみら」だ。
熱い夏が大嫌いなおじゃる丸。みんなが太陽の下で遊んでいても自分は日陰のなかから動こうとしない。そんな彼の前にせみらという少年が現れる。夏が大好きなせみらは、おじゃる丸をどんどん外に誘い出す。その誘い方は尋常ではなく、おじゃるもタジタジになるが次第に心をひらきはじめ.....
この作品、10分の短編ナンセンスアニメを50分のストーリーものにすることに成功したとは言えない。せみら担当の野沢雅子@オラ悟空!の声も耳について、おじゃるの世界観には合っていないし、話の半分を占めるドタバタは単調で、おじゃる独特のまったり感は皆無である。あれだけ生き生きとしたサブキャラクタが全く活かされてない。そんなシロモノだ。
では、これは失敗作なのか?
俺の答えはノーである。
テレビの「おじゃる丸」はそのキャラクターの良さ、世界観の良さが売り物のアニメである。テレビシリーズが続く限り、おじゃるはだから、何年経ってもあのやんごとなき雅なお子さまだし、月影町のみなさんもずっとあのキャラクターでいるはずだ。今作品のテレビシリーズも手がける大地丙太郎監督は故におじゃるのアナザーストーリーを作りたかったと想像するに難くない。クレしんにおける映画とテレビの関係性を目指したかったのだろう。
ただ、クレしんのテレビは子供向けに特化しているがおじゃるは本編にもオトナのファンが多くいるということを見逃していた。あの世界観を破壊されることに拒否反応を示す頭の硬い人が多くいたのだ。残念ながらこれはマーケティングミスであると言われてもしょうがないかもしれない。
俺自身は充分及第点を与えられるデキではあるが、原作(本編テレビアニメ)の存在が大きすぎたということか。
とりあえず色眼鏡を外してみてみよう。お盆に家族と観てもよい。きっと幼いときの記憶....草の匂いやヒグラシの鳴き声や黄昏時周りが暗くなるまで遊んだ記憶が蘇ってなんとも言えない切なさを感じることができるだろう。
77点
TSUTAYAに行くと「王の帰還」が一本余ってたので遅まきながら借りてみた。
「旅の仲間」「二つの塔」ともレンタルで済ませたのだが、超大作は劇場で観てナンボということをわかっていても足が向かないのは「西洋ファンタジー(&歴史もの)」にどうにも感情移入ができないからである。
いや、俺だって学生のときは「D&D」のテーブルゲームやPC-8001で「ザナドゥ」を楽しんでたくらいファンタジーには馴染みがあるのだ。
でも触手が動かん。自分でも不思議なくらい。
さて、「ロード・オブ・ザ・リング」の最終章は200分というこれまた超長尺映画であった。三部作を全部観ると10時間弱、すげーな、おい。
先に書いたように余り興味がなからか、前2作の内容が頭に入ってないのでキャラクターの名前と顔が一致しない。はじめの1時間半は前作との統合に当てられたので比較的緊張して観ることができた。
オーランド・ブルームかっちょよかったな。きっと前2作で評判があがったから急きょ活躍の場を追加したんだろう。さすがピーター・ジャクソン、そのあたりは抜け目なし。
ただ、そんな無駄なシーンが多いので戦闘が長い長い。俺はここで挫折(^_^;、
全てがクライマックスということは相対的に盛り上がりに欠けてるワケで、なんかこう、ピリッとしなかったんだよなぁ。
え?劇場で観なかったからだってか?うん、まさしくその通りなんだけど、やっぱりね、興味ないんだと思う、俺は。(笑)
そのせいで丁寧に作られたエピローグも俺にはただただ冗長に思えてしょうがなかった。あの30分近いエピローグは三部作を楽しくハラハラしながら観たもののみに与えられるご褒美なのだろう。
それと、この最終章でようやくアカデミー賞をほぼ独占したわけだが、これは過去の2作品を含めた評価だと考える。続編が続くたびにパワーが落ちる映画が多い中(喩え端からストーリーが決まってたとしても)これだけのスケールとクオリティを維持し、完成させたことは素晴らしいことだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」は「ベン・ハー」のように映画というものがあるかぎり語り継がれる映画である。おそらく今後30年はこれほどのファンタジー超大作は作られないと思う。そんな映画にリアルタイムで出会えたこと、それはとても幸せなことではないだろうか。
まぁ俺は「カリオストロの城」のほうが好きだけどな。
69点
「旅の仲間」「二つの塔」ともレンタルで済ませたのだが、超大作は劇場で観てナンボということをわかっていても足が向かないのは「西洋ファンタジー(&歴史もの)」にどうにも感情移入ができないからである。
いや、俺だって学生のときは「D&D」のテーブルゲームやPC-8001で「ザナドゥ」を楽しんでたくらいファンタジーには馴染みがあるのだ。
でも触手が動かん。自分でも不思議なくらい。
さて、「ロード・オブ・ザ・リング」の最終章は200分というこれまた超長尺映画であった。三部作を全部観ると10時間弱、すげーな、おい。
先に書いたように余り興味がなからか、前2作の内容が頭に入ってないのでキャラクターの名前と顔が一致しない。はじめの1時間半は前作との統合に当てられたので比較的緊張して観ることができた。
オーランド・ブルームかっちょよかったな。きっと前2作で評判があがったから急きょ活躍の場を追加したんだろう。さすがピーター・ジャクソン、そのあたりは抜け目なし。
ただ、そんな無駄なシーンが多いので戦闘が長い長い。俺はここで挫折(^_^;、
全てがクライマックスということは相対的に盛り上がりに欠けてるワケで、なんかこう、ピリッとしなかったんだよなぁ。
え?劇場で観なかったからだってか?うん、まさしくその通りなんだけど、やっぱりね、興味ないんだと思う、俺は。(笑)
そのせいで丁寧に作られたエピローグも俺にはただただ冗長に思えてしょうがなかった。あの30分近いエピローグは三部作を楽しくハラハラしながら観たもののみに与えられるご褒美なのだろう。
それと、この最終章でようやくアカデミー賞をほぼ独占したわけだが、これは過去の2作品を含めた評価だと考える。続編が続くたびにパワーが落ちる映画が多い中(喩え端からストーリーが決まってたとしても)これだけのスケールとクオリティを維持し、完成させたことは素晴らしいことだ。
「ロード・オブ・ザ・リング」は「ベン・ハー」のように映画というものがあるかぎり語り継がれる映画である。おそらく今後30年はこれほどのファンタジー超大作は作られないと思う。そんな映画にリアルタイムで出会えたこと、それはとても幸せなことではないだろうか。
まぁ俺は「カリオストロの城」のほうが好きだけどな。
69点
そーかそーかそーなのか というもの
2004年7月28日 お仕事昨日、お客さんのところに製品を届けに行ったときの話。
20時という常識のない時間指定はまぁ許そう。ただ、「20時ジャスト。誤差はプラスマイナス2分」ってのはどうだろうか?
車が混んでたりたて込んでたりするとどうしても早く着いたり遅れたりするんですよ。早く着いたら着いたで「忙しいのに!」とぶつぶつ言う。困ったことに時間というやつもラジオの標準時間ではなく彼女の室内時計が基準だからタチが悪い。わからんっちゅーの(^_^;。
まぁそんな不良顧客だが金払いはいいので無下に断れない現状だ。不況だからしょうがない。むしろ有り難いと思わないとな。
さて、そんな彼女が昨日珍しくニコニコしながら対応してきた。
一通りの営業会話のあと「浜乙女さん、貴方に良いものを差し上げるわ」と取り出してきたのは日蓮の語録集みたいな本であった。イヤな予感がする...
「すごい良いことが書いてあるの。目から鱗が落ちるわよ。ほら、お宅の会社もなかなか厳しいでしょ?これを読めば仕事もうまくまわるようになるわ」
一介のご婦人に我が社の心配までしてもらうとは落ちぶれたものである(^_^;
しかしこの本どっかで....
「あぁ、日蓮の本ですか」
「ううぅん、日蓮大照人よ」
うわぁ〜〜〜やっぱりそっち系か(^_^;...
しかし、相手は大事なお客、無下に袖を振るわけにもいかない。「はぁはぁ」と相づちを打ち話を聞くハメに。30分も過ぎたころ、話は教育問題からイラク問題に。政府の判断はおかしい!という姿勢を見せず早期解決を願うあたり、最初は○○○○会 かと思ったが○○学会のようだ。
日本には信教の自由という権利がある。個人がどの宗教を信仰しようが本人の自由意志によるという権利だが、裏返して信教をしないという権利も当然認められる。
個人的には原理主義的な一神教はメジャーもカルトも同じようなもんだと思ってるので、少なくともそういうところに頭を垂らすつもりはない。特に彼女の本の宗教団体がどんな汚い手を使って選挙を含めた活動をしているか知っているので「大きなカルト教団」という認識しか持っていない。
「講演会があるのよ。ちょっと話を聞いてみない?」
「今度友達と会合するんだけど来ない?みんなすごいいい人だよ」
「とりあえず行ってみるだけ行こうよ、イヤならすぐ帰ればいいんだし」
インチキ商法と同じ手口で誘う信者、見てて痛々しくなるのは俺だけではあるまい。
彼彼女達はその団体に救いを求めて実際救われたのだ。この幸福を皆に分けてあげたいという気持ちや団体に恩義を感じるのもわかる。自分のアイデンティティーを委ねてしまったのだからしょうがない。
でもきっとそのような人は他の宗教や団体でもきっと同じように救われたと思う。教義や教典なんてものはそんな変わりゃしないのだ。オームだってライフスペースだって統一教会だってタメになることは言ってるし、納得できることを書いてるのだから。
てなことをボケーっと考えてたらケータイに着信、ラッキー、帰ろう。
帰宅したのは午後9時をまわってましたとさ。
20時という常識のない時間指定はまぁ許そう。ただ、「20時ジャスト。誤差はプラスマイナス2分」ってのはどうだろうか?
車が混んでたりたて込んでたりするとどうしても早く着いたり遅れたりするんですよ。早く着いたら着いたで「忙しいのに!」とぶつぶつ言う。困ったことに時間というやつもラジオの標準時間ではなく彼女の室内時計が基準だからタチが悪い。わからんっちゅーの(^_^;。
まぁそんな不良顧客だが金払いはいいので無下に断れない現状だ。不況だからしょうがない。むしろ有り難いと思わないとな。
さて、そんな彼女が昨日珍しくニコニコしながら対応してきた。
一通りの営業会話のあと「浜乙女さん、貴方に良いものを差し上げるわ」と取り出してきたのは日蓮の語録集みたいな本であった。イヤな予感がする...
「すごい良いことが書いてあるの。目から鱗が落ちるわよ。ほら、お宅の会社もなかなか厳しいでしょ?これを読めば仕事もうまくまわるようになるわ」
一介のご婦人に我が社の心配までしてもらうとは落ちぶれたものである(^_^;
しかしこの本どっかで....
「あぁ、日蓮の本ですか」
「ううぅん、日蓮大照人よ」
うわぁ〜〜〜やっぱりそっち系か(^_^;...
しかし、相手は大事なお客、無下に袖を振るわけにもいかない。「はぁはぁ」と相づちを打ち話を聞くハメに。30分も過ぎたころ、話は教育問題からイラク問題に。政府の判断はおかしい!という姿勢を見せず早期解決を願うあたり、最初は○○○○会 かと思ったが○○学会のようだ。
日本には信教の自由という権利がある。個人がどの宗教を信仰しようが本人の自由意志によるという権利だが、裏返して信教をしないという権利も当然認められる。
個人的には原理主義的な一神教はメジャーもカルトも同じようなもんだと思ってるので、少なくともそういうところに頭を垂らすつもりはない。特に彼女の本の宗教団体がどんな汚い手を使って選挙を含めた活動をしているか知っているので「大きなカルト教団」という認識しか持っていない。
「講演会があるのよ。ちょっと話を聞いてみない?」
「今度友達と会合するんだけど来ない?みんなすごいいい人だよ」
「とりあえず行ってみるだけ行こうよ、イヤならすぐ帰ればいいんだし」
インチキ商法と同じ手口で誘う信者、見てて痛々しくなるのは俺だけではあるまい。
彼彼女達はその団体に救いを求めて実際救われたのだ。この幸福を皆に分けてあげたいという気持ちや団体に恩義を感じるのもわかる。自分のアイデンティティーを委ねてしまったのだからしょうがない。
でもきっとそのような人は他の宗教や団体でもきっと同じように救われたと思う。教義や教典なんてものはそんな変わりゃしないのだ。オームだってライフスペースだって統一教会だってタメになることは言ってるし、納得できることを書いてるのだから。
てなことをボケーっと考えてたらケータイに着信、ラッキー、帰ろう。
帰宅したのは午後9時をまわってましたとさ。
一、CGを使いません
二、ワイヤーを使いません
三、スタントマンを使いません
四、早回しを使いません
五、最強の格闘技ムエタイを使います
という公約を掲げるタイ発ガチンコ・ムエタイ・アクション・ムービー。
インド娯楽映画を「マサラムービー」と称するがさしずめこいつは「ソムタムムービー」とでも申しましょうか、とにかく全編アクションアクションまたアクションというすっごい映画でありました。
ストーリーには見るべきものはない。
タイの田舎にある仏像の頭が盗まれ、それを取り戻すために孤児のティンを向かわす...というお話。ね、2行書いただけでどんな展開か手に取るようにわかるだろう(笑)。
いや、これは内容云々という映画ではないのだ。
主人公トニー・ジャーの華麗なローリングソバットを、恐ろしく滞空時間の長いフライング・ニーを、寸止めなしで顔面に入れる拳を、マルチカメラで楽しむ本物のアクション映画なんである。
ワイヤー一本で世界の映画ファンの度肝を抜いた香港映画台頭から30有余年、ハリウッドをも巻き込むアクション映画はVFX(ビジュアルイフェクツ)の発達とともに進化してきたといっていいだろう。精密なCGやモーフィング技術は既に人間の認知視覚範囲を超え、もはや俳優すらいなくとも映画が作れるまでに至った。
事実、「バットマン2ND(サードだったっけ?(^_^;)」ではバットマン登場シーンそのものが全部CGで作られたし、スターウオーズの新シリーズは(背景を含めれば)ほとんどのシーンにCGが使われてるといってよい。
そんなご時世にカメラのレンズを通してフィルムに焼き付けられた手を加えられてないシャシンのみで勝負する潔さは、喩えそれが途上国故の予算の無さや労務問題に無頓着でいられるお国柄からくるものだとしても、特筆に値するものである。
更に言うなら、VFXのカタマリであるところの「少林サッカー」に通じる「面白い映画をつくるのだ!」という姿勢に俺なんかは昭和40年代の邦画に対する羨望の念に似た甘酸っぱい感情を抱いてしまうのだ。
監督はタイのミュージック・クリップ界出身のプラッチャヤー・ピンゲーオ。
そんな人間は聞いたこともないが、ミュージック・クリップを作っているということは、それなりに各国で勉強を重ねてきてるはずである。きっとVFXバリバリの映画を作る器量も才能もあると思う。しかし彼は「ガチンコ肉体映画」というスタイルを選んだ。そして多分、彼は母国=タイという国が好きなのだと思う。画面に見えるタイの町並みは整然としてないし美しくはないけれど、きっとこういう国なんだなぁ、ということを海の向こうの人間にもよくわかるように撮られてるところにものすごい好感をもてた。
ジャッキー好きは観にいくように。
へっぽこ空手のヴァンダムやクソつまらんマーシャルアーツのセガールじゃ素直に任せられないだろう。
本当の後継者はここにいる。
80点
二、ワイヤーを使いません
三、スタントマンを使いません
四、早回しを使いません
五、最強の格闘技ムエタイを使います
という公約を掲げるタイ発ガチンコ・ムエタイ・アクション・ムービー。
インド娯楽映画を「マサラムービー」と称するがさしずめこいつは「ソムタムムービー」とでも申しましょうか、とにかく全編アクションアクションまたアクションというすっごい映画でありました。
ストーリーには見るべきものはない。
タイの田舎にある仏像の頭が盗まれ、それを取り戻すために孤児のティンを向かわす...というお話。ね、2行書いただけでどんな展開か手に取るようにわかるだろう(笑)。
いや、これは内容云々という映画ではないのだ。
主人公トニー・ジャーの華麗なローリングソバットを、恐ろしく滞空時間の長いフライング・ニーを、寸止めなしで顔面に入れる拳を、マルチカメラで楽しむ本物のアクション映画なんである。
ワイヤー一本で世界の映画ファンの度肝を抜いた香港映画台頭から30有余年、ハリウッドをも巻き込むアクション映画はVFX(ビジュアルイフェクツ)の発達とともに進化してきたといっていいだろう。精密なCGやモーフィング技術は既に人間の認知視覚範囲を超え、もはや俳優すらいなくとも映画が作れるまでに至った。
事実、「バットマン2ND(サードだったっけ?(^_^;)」ではバットマン登場シーンそのものが全部CGで作られたし、スターウオーズの新シリーズは(背景を含めれば)ほとんどのシーンにCGが使われてるといってよい。
そんなご時世にカメラのレンズを通してフィルムに焼き付けられた手を加えられてないシャシンのみで勝負する潔さは、喩えそれが途上国故の予算の無さや労務問題に無頓着でいられるお国柄からくるものだとしても、特筆に値するものである。
更に言うなら、VFXのカタマリであるところの「少林サッカー」に通じる「面白い映画をつくるのだ!」という姿勢に俺なんかは昭和40年代の邦画に対する羨望の念に似た甘酸っぱい感情を抱いてしまうのだ。
監督はタイのミュージック・クリップ界出身のプラッチャヤー・ピンゲーオ。
そんな人間は聞いたこともないが、ミュージック・クリップを作っているということは、それなりに各国で勉強を重ねてきてるはずである。きっとVFXバリバリの映画を作る器量も才能もあると思う。しかし彼は「ガチンコ肉体映画」というスタイルを選んだ。そして多分、彼は母国=タイという国が好きなのだと思う。画面に見えるタイの町並みは整然としてないし美しくはないけれど、きっとこういう国なんだなぁ、ということを海の向こうの人間にもよくわかるように撮られてるところにものすごい好感をもてた。
ジャッキー好きは観にいくように。
へっぽこ空手のヴァンダムやクソつまらんマーシャルアーツのセガールじゃ素直に任せられないだろう。
本当の後継者はここにいる。
80点
トレンディでデンジャラスな映画というもの
2004年7月24日 映画
「海猿」の関一由、「踊る大走査線」の亀山千広制作、「破線のマリス」の井坂聡監督というフジテレビ映画部門担当スタッフの精鋭が揃って作った緊張感のないグズグズサスペンス。
21世紀の邦画を間違った方向に導く悪人どものつくった映画(のようなテレビドラマ)だからこれが面白いはずがない。
という思い切り偏ったスタンスで観たのでそんなに腹が立たずに済んだ。
今さら広告代理店?80年代後半のトレンディードラマじゃねぇんだからさぁ
とか
仲間ちゃんの女子大生はちと無理ないか?
とか
結局藤木直人ラブのアイドル映画なのか?
とか
IZAM、生きてたか
とか
うわぁ、opはゼブラかよ〜
とかいうツッコミをとりあえず横に置いて観れたのは、原作の「ゲームの名は誘拐」の構成がしっかりしてたのと、石橋凌が所々で画面を締めていたからであろう。
「存在感」というのは俳優の必須条件だ。そこんとこ若手はもっと精進するように。特に藤木くん、そんなんじゃ40歳になると仕事がなくなるから勉強してね。
「破線のマリス」の井坂聡が作ってこれだけ魅せるんだから、どっかの大学の素人が撮っても案外いいものができる気がする。
結局のところフジテレビがそこそこの金を出して、自社番組でバンバン宣伝して、騙された客と「藤木くぅ〜ん」目当てな客から金を引っ張り出すための映画つーことだ。「映画館に行きにくい人はビデオで観てね」ってフォローもキチンとしてるし。まぁ最近の邦画のほとんどはこんな感じだから別に気にしないけど。
いかんいかん、書いてたらどんどん憎悪が溜まっていってしまう(笑)。
さて、こんな作品にもいいところはある。
それは予告編が全くの別撮りだってこと。全てネタばらししたり、面白いところだけつなぎ合わせた予告編が多い中、含みを持たすイメージビデオのような予告編はちょっとだけ誠意が感じられた。
フジテレビぃ、儲かってるんだろうからちゃんとした映画つくってよ。(^_^;
お前らが制作に係わらなくていいからさ。頼むよ。
30点
21世紀の邦画を間違った方向に導く悪人どものつくった映画(のようなテレビドラマ)だからこれが面白いはずがない。
という思い切り偏ったスタンスで観たのでそんなに腹が立たずに済んだ。
今さら広告代理店?80年代後半のトレンディードラマじゃねぇんだからさぁ
とか
仲間ちゃんの女子大生はちと無理ないか?
とか
結局藤木直人ラブのアイドル映画なのか?
とか
IZAM、生きてたか
とか
うわぁ、opはゼブラかよ〜
とかいうツッコミをとりあえず横に置いて観れたのは、原作の「ゲームの名は誘拐」の構成がしっかりしてたのと、石橋凌が所々で画面を締めていたからであろう。
「存在感」というのは俳優の必須条件だ。そこんとこ若手はもっと精進するように。特に藤木くん、そんなんじゃ40歳になると仕事がなくなるから勉強してね。
「破線のマリス」の井坂聡が作ってこれだけ魅せるんだから、どっかの大学の素人が撮っても案外いいものができる気がする。
結局のところフジテレビがそこそこの金を出して、自社番組でバンバン宣伝して、騙された客と「藤木くぅ〜ん」目当てな客から金を引っ張り出すための映画つーことだ。「映画館に行きにくい人はビデオで観てね」ってフォローもキチンとしてるし。まぁ最近の邦画のほとんどはこんな感じだから別に気にしないけど。
いかんいかん、書いてたらどんどん憎悪が溜まっていってしまう(笑)。
さて、こんな作品にもいいところはある。
それは予告編が全くの別撮りだってこと。全てネタばらししたり、面白いところだけつなぎ合わせた予告編が多い中、含みを持たすイメージビデオのような予告編はちょっとだけ誠意が感じられた。
フジテレビぃ、儲かってるんだろうからちゃんとした映画つくってよ。(^_^;
お前らが制作に係わらなくていいからさ。頼むよ。
30点
Mr.ビーンスパイ編というもの
2004年7月23日 映画
「ミスター・ビーン」のローワン・アトキンソン主演のダブルオーセブンライク....つーか、音楽から小物までまんまパクったスパイものコメディー。
ビーンの持つ精神病的キャラクタは多少影を潜めているが、やっぱりビーンの呪縛からは逃れられず、観ている側は「あー今回のビーンはこういう設定なのね」ってな風に観てしまう。はっきりいってローワン・アトキンソン、もうビーンと共に生きるしかないのかもしれない。渥美清as寅さん、みたいな感じ。
(全然関係ない話だが、素のアトキンソンはジョージ・クルーニーにクリソツだと思うのは俺だけか?)
英国情報機関「MI7」のエージェント全員(!)を自分のミスで死なせたデキの悪い事務員ジョニー・イングリッシュが急きょエージェントに昇格して、フランス人大富豪の下にある王冠の警備にあたるんだが、まんまと王冠は盗まれてしまう。
王冠の行方は?会場で出会った謎の美女の目的は?そしてフランス人富豪の陰謀とは!?
イギリス人が作ったイギリス人向けのドメスティックムービーなので、ガイジンである我々が観ても真の笑いは伝わってこないのかもしれない。イギリスとフランスの確執とか、大富豪役のフランス訛りの英語とかなんか笑えないもんなぁ。
ただ、作りはさすがに本物志向で、過去の「アリG」や「アンダーカバー・ブラザー」とは違いしっかり金をかけている。
笑ったのは自白剤と間違えて筋弛緩剤打つシーン。キチガイっぽい役をやらせたら天才だ>アトキンソン
あ、そうそう、キチガイと言えば大富豪役のジョン・マルコビッチ(!)もいい味を出してました。やっぱり名優はどんなキャラをやっても光るもんがあるんだなぁ。
俺はスパイコメディの雄「オースティン・パワーズ」の方がギャグもキャラも馬鹿馬鹿しさも一枚上手だと思うのだが、「ジョニー..」の方が好きという御仁もいらっしゃることだろう。それはそのまま「ミスター・ビーンが好きかどうか?」の差であるように思う。
59点
※ゆうきさま ブックマークありがとうございます(^^)
ビーンの持つ精神病的キャラクタは多少影を潜めているが、やっぱりビーンの呪縛からは逃れられず、観ている側は「あー今回のビーンはこういう設定なのね」ってな風に観てしまう。はっきりいってローワン・アトキンソン、もうビーンと共に生きるしかないのかもしれない。渥美清as寅さん、みたいな感じ。
(全然関係ない話だが、素のアトキンソンはジョージ・クルーニーにクリソツだと思うのは俺だけか?)
英国情報機関「MI7」のエージェント全員(!)を自分のミスで死なせたデキの悪い事務員ジョニー・イングリッシュが急きょエージェントに昇格して、フランス人大富豪の下にある王冠の警備にあたるんだが、まんまと王冠は盗まれてしまう。
王冠の行方は?会場で出会った謎の美女の目的は?そしてフランス人富豪の陰謀とは!?
イギリス人が作ったイギリス人向けのドメスティックムービーなので、ガイジンである我々が観ても真の笑いは伝わってこないのかもしれない。イギリスとフランスの確執とか、大富豪役のフランス訛りの英語とかなんか笑えないもんなぁ。
ただ、作りはさすがに本物志向で、過去の「アリG」や「アンダーカバー・ブラザー」とは違いしっかり金をかけている。
笑ったのは自白剤と間違えて筋弛緩剤打つシーン。キチガイっぽい役をやらせたら天才だ>アトキンソン
あ、そうそう、キチガイと言えば大富豪役のジョン・マルコビッチ(!)もいい味を出してました。やっぱり名優はどんなキャラをやっても光るもんがあるんだなぁ。
俺はスパイコメディの雄「オースティン・パワーズ」の方がギャグもキャラも馬鹿馬鹿しさも一枚上手だと思うのだが、「ジョニー..」の方が好きという御仁もいらっしゃることだろう。それはそのまま「ミスター・ビーンが好きかどうか?」の差であるように思う。
59点
※ゆうきさま ブックマークありがとうございます(^^)
国営放送の底力というもの
2004年7月21日 音楽
突然だが、NHK教育の子供番組の質の高さには驚かされる。
乳幼児の心を捉えて離さない「いないいないばあ」、理系小学生の好奇心をかきたてる「ピタゴラスイッチ」、文系小学生には「にほんごであそぼ」が用意してあるし、密かに世の新米ママの知恵袋としても活用されているという「ひとりでできるもん」。そして小学生バラエティの雄であり、売れない芸人救済番組「天才テレビくん」もある。
これは民放各社が子供向け番組を縮小している中で優秀なプロダクションがNHKの仕事を受注するようになったことと、NHKの制作サイドに柔軟な人間が増えてきたことによるものだろう。(余談だがフジの「ウゴウゴルーガ」を作ったスタッフが「ムシムシQ」を作っている)
民放の番組はスポンサー次第だ。子供向け番組となれば玩具メーカー、出版社、教材メーカーが主なスポンサーになるが、自社商品の売り上げ促進が目的であるから「子供の情操教育」より「自社商品(キャラクタ)が活躍する」番組づくりになってしまう。というワケで民放子供番組のほとんどがアニメ(含特撮)になるのは致し方のないことなのである。
さて、アニメ番組で考えてみても実はNHKのクオリティは高いのであった。
「カードキャプターさくら」「十二国記」「カスミン」「プラネテス」「ナディア」「火の鳥」と個々の番組を語るだけで紙面が埋まるくらいの重厚ラインナップ、「プラネテス」と「火の鳥」は大人にも見応え十二分であろう。
さて、そんな番組陣の中で俺の心を捉えて離さない番組がある。
やんごとなき雅なお子さまが主役のアレである(笑)。
ナニが凄いか?ってまずあれだけのキャラクターを出演させながら皆キャラが立ってるということだろう。
プリンが大好きなおじゃるを筆頭に、惚れっぽい召使い電ボ、趣味は石集めのカズマ、この物語で唯一マトモと思われるアオベエ・アカネ・キスケ@ヒヨコじゃないっぴ!の子鬼トリオ、皆さんの周りに絶対似た人がいると言われるうすいさちよ28歳独身...
もう書くとキリがないのだが、カズマのパパと祖父のトミーは親子なのになんだあんなに似てないのか?とか
貧ちゃんは男か女か?とか
星野は本当に地球征服に来てるんだろうか?とか
ケンさん、そろそろ定職探せよ、とか
ナンセンス&シュールな作品づくりはオトナをも十二分に魅了するデキなのである。
くわえて楽曲も素晴らしい。
オープニングの「詠人」by北島三郎御大は言うに及ばずエンディングの「プリン賛歌」「子鬼トリオのテーマ」、電ボの歌う「恋をいたしましょう」はなんとハワイアンだ。番組内で作った貧ちゃんのテーマ「この町いつも」もステキな曲となってエンディングを飾る。
ホントはおじゃるの初映画作品「おじゃるとせみら」のレビューを書こうと思ったのだが、枕だけでこんなに長くなったのでまた後日に(^_^;。
まぁ小さいお子さんのいらっしゃる家庭では知ってて当たり前のことをつらつら書いてみたのだけど、未見の人は是非みておじゃるワールドにハマってもらいたいものである。
乳幼児の心を捉えて離さない「いないいないばあ」、理系小学生の好奇心をかきたてる「ピタゴラスイッチ」、文系小学生には「にほんごであそぼ」が用意してあるし、密かに世の新米ママの知恵袋としても活用されているという「ひとりでできるもん」。そして小学生バラエティの雄であり、売れない芸人救済番組「天才テレビくん」もある。
これは民放各社が子供向け番組を縮小している中で優秀なプロダクションがNHKの仕事を受注するようになったことと、NHKの制作サイドに柔軟な人間が増えてきたことによるものだろう。(余談だがフジの「ウゴウゴルーガ」を作ったスタッフが「ムシムシQ」を作っている)
民放の番組はスポンサー次第だ。子供向け番組となれば玩具メーカー、出版社、教材メーカーが主なスポンサーになるが、自社商品の売り上げ促進が目的であるから「子供の情操教育」より「自社商品(キャラクタ)が活躍する」番組づくりになってしまう。というワケで民放子供番組のほとんどがアニメ(含特撮)になるのは致し方のないことなのである。
さて、アニメ番組で考えてみても実はNHKのクオリティは高いのであった。
「カードキャプターさくら」「十二国記」「カスミン」「プラネテス」「ナディア」「火の鳥」と個々の番組を語るだけで紙面が埋まるくらいの重厚ラインナップ、「プラネテス」と「火の鳥」は大人にも見応え十二分であろう。
さて、そんな番組陣の中で俺の心を捉えて離さない番組がある。
やんごとなき雅なお子さまが主役のアレである(笑)。
ナニが凄いか?ってまずあれだけのキャラクターを出演させながら皆キャラが立ってるということだろう。
プリンが大好きなおじゃるを筆頭に、惚れっぽい召使い電ボ、趣味は石集めのカズマ、この物語で唯一マトモと思われるアオベエ・アカネ・キスケ@ヒヨコじゃないっぴ!の子鬼トリオ、皆さんの周りに絶対似た人がいると言われるうすいさちよ28歳独身...
もう書くとキリがないのだが、カズマのパパと祖父のトミーは親子なのになんだあんなに似てないのか?とか
貧ちゃんは男か女か?とか
星野は本当に地球征服に来てるんだろうか?とか
ケンさん、そろそろ定職探せよ、とか
ナンセンス&シュールな作品づくりはオトナをも十二分に魅了するデキなのである。
くわえて楽曲も素晴らしい。
オープニングの「詠人」by北島三郎御大は言うに及ばずエンディングの「プリン賛歌」「子鬼トリオのテーマ」、電ボの歌う「恋をいたしましょう」はなんとハワイアンだ。番組内で作った貧ちゃんのテーマ「この町いつも」もステキな曲となってエンディングを飾る。
ホントはおじゃるの初映画作品「おじゃるとせみら」のレビューを書こうと思ったのだが、枕だけでこんなに長くなったのでまた後日に(^_^;。
まぁ小さいお子さんのいらっしゃる家庭では知ってて当たり前のことをつらつら書いてみたのだけど、未見の人は是非みておじゃるワールドにハマってもらいたいものである。
真夏のセーターというもの
2004年7月20日 趣味
40キロくらい歩いて重いモノを持ち上げたおかげで腰痛がひどいのと右肩亜脱臼したが、とりあえず無事生還。
先週の新潟豪雨、一昨日の福井豪雨と局地的な雨が心配だったが、とりあえず降らずに持った。海抜1000メートル近くになるとやっぱり夜は肌寒いくらいでフリースのセーターが大活躍だった。
奮発したであろう和牛ステーキと日本酒は疲労困憊の我が身が受け付けなかった。(T^T) それが心残りであった。
今度は家族で行こうかなぁ。もちろん車でだ。(^_^;
螢川 ゆらうあかりに 誘われて
合掌の里 君の手を引く
先週の新潟豪雨、一昨日の福井豪雨と局地的な雨が心配だったが、とりあえず降らずに持った。海抜1000メートル近くになるとやっぱり夜は肌寒いくらいでフリースのセーターが大活躍だった。
奮発したであろう和牛ステーキと日本酒は疲労困憊の我が身が受け付けなかった。(T^T) それが心残りであった。
今度は家族で行こうかなぁ。もちろん車でだ。(^_^;
螢川 ゆらうあかりに 誘われて
合掌の里 君の手を引く
現在時刻午前3時、外は大雨。
こんな中ハイク&キャンプに出発するというのは死ににいくようなものだと思うのだが、アウトドア好きの連中はそうは思わないらしい。
いや、俺も幼少の頃はボーイスカウトに入隊してて雪中キャンプやテント無しの野営等、ハードなプログラムはこなしてるのだが、文明世界にどっぷり浸り年齢も倍以上重ねた現在、さすがにそこまでの気力がないのが現状だ。
とはいうものの、友達付き合いも大事だし、なにより連休なんて久方ぶりなんでなにか思い出に残ることでもしないとな。
嫁さんと子供はあとから車で合流する話だったが、この雨を見て多分こないだろう、大正解だ。(笑)
さて、出発しようかねぇ(T^T)...
こんな中ハイク&キャンプに出発するというのは死ににいくようなものだと思うのだが、アウトドア好きの連中はそうは思わないらしい。
いや、俺も幼少の頃はボーイスカウトに入隊してて雪中キャンプやテント無しの野営等、ハードなプログラムはこなしてるのだが、文明世界にどっぷり浸り年齢も倍以上重ねた現在、さすがにそこまでの気力がないのが現状だ。
とはいうものの、友達付き合いも大事だし、なにより連休なんて久方ぶりなんでなにか思い出に残ることでもしないとな。
嫁さんと子供はあとから車で合流する話だったが、この雨を見て多分こないだろう、大正解だ。(笑)
さて、出発しようかねぇ(T^T)...
あるいは「MUSA」というもの
2004年7月16日 映画
遣唐使として唐の国に渡った日本人は、その剣の才能を買われ西国の犯罪者を処罰する役人となる。狙うは朝廷の命に背いた警備隊の元隊長。その元隊長はふとしたことで朝廷のキャラバン隊を護衛するハメとなる。それを狙う西域の馬賊、危うし!キャラバン隊! そこに駆けつけた日本人「元隊長は俺の獲物だ、誰にも殺させねぇ」 いつしか二人は手をとりあって長安を目指すことに....
という、逆「ラスト・サムライ」中国編である。
日本人の役人に中井貴一、元隊長に中国を代表するスターチアン・ウエン。「双旗鎮刀客」のハー・ピンが監督、その他撮影(中)音楽(印)プロダクト(豪)アクション(香港)と世界各国から精鋭を集めたインターナショナル布陣の超大作である。
......つーふれこみだったが、B級感がただよう雰囲気はなんなんでしょうか?
キャラバン隊を使った冒険ものはマカロニウエスタンでは定番中の定番である。途中で仲間達(ジジイ子供含む)合流するシークエンスや、仲違いする二人の男が手をとりあってコトにあたるうちに芽生える友情というのもそうだろう。そんな二人の関係をややこしくさせるヒロインもちゃんと揃えてある。
問題はそれをキチンと消化しきれてないハー・ピンにあると言わざるを得ない。
全部中途半端な上に演出が下手過ぎるので前半はなにをやってるのかわからず、後半は安っぽい「インディージョーンズ」を見てるみたいで退屈であった。
そんな中でも見所はある。
ひとつは悪役のワン・シュエチー、すんげーかっちょいい。「パイレーツ・オブ...」のジョニー・デップ顔負けの怪しさと見栄切りのすばらしさが光った。
そして俺のヴィッキー・チャオが可愛かった。いやぁ、ホント大好きです。メイキングで鼻をすすりながらインタビューを受けてるところは萌えました(笑)。
44点
という、逆「ラスト・サムライ」中国編である。
日本人の役人に中井貴一、元隊長に中国を代表するスターチアン・ウエン。「双旗鎮刀客」のハー・ピンが監督、その他撮影(中)音楽(印)プロダクト(豪)アクション(香港)と世界各国から精鋭を集めたインターナショナル布陣の超大作である。
......つーふれこみだったが、B級感がただよう雰囲気はなんなんでしょうか?
キャラバン隊を使った冒険ものはマカロニウエスタンでは定番中の定番である。途中で仲間達(ジジイ子供含む)合流するシークエンスや、仲違いする二人の男が手をとりあってコトにあたるうちに芽生える友情というのもそうだろう。そんな二人の関係をややこしくさせるヒロインもちゃんと揃えてある。
問題はそれをキチンと消化しきれてないハー・ピンにあると言わざるを得ない。
全部中途半端な上に演出が下手過ぎるので前半はなにをやってるのかわからず、後半は安っぽい「インディージョーンズ」を見てるみたいで退屈であった。
そんな中でも見所はある。
ひとつは悪役のワン・シュエチー、すんげーかっちょいい。「パイレーツ・オブ...」のジョニー・デップ顔負けの怪しさと見栄切りのすばらしさが光った。
そして俺のヴィッキー・チャオが可愛かった。いやぁ、ホント大好きです。メイキングで鼻をすすりながらインタビューを受けてるところは萌えました(笑)。
44点
ハラハラしない冒険活劇というもの
2004年7月15日 映画
東映漫画まつりの目玉は「デビルマン対マジンガーZ」や「仮面ライダー全員集合」だったワケだが、ありゃ原作や制作配給会社が同一だからできたお祭りだ。「キティちゃん対ミッキーマウス」という作品は世界がひっくり返っても実現はしないだろう。かように著作権がからむコラボレートは難しいワケだが、「そんなら版権切れたキャラクターを集めよう」と逆の発想で作ったのがこの映画。
吸血鬼、透明人間、トム・ソーヤ、ジキルとハイド等々のキャラクタをたててそのエピソードを交えながら力を合わせてノーチラス号に乗って悪者をやっつけにいく冒険活劇。
監督は「ブレイド」のスティーブン・ノリントン。カラーもヌルさも間違った主役起用も(本作はショーン・コネリー、「ブレイド」はウェズリー・スナイプス)同じなのであれが好きな人は観たらそこそこ楽しめるかもしれん。
あれだな、日本で言うところの桃太郎と金太郎と一寸法師と弁慶を使った冒険モノと思えばこの映画は英米人が楽しむ映画なんだろう。
俺は全然面白くなかったです、まる
42点
吸血鬼、透明人間、トム・ソーヤ、ジキルとハイド等々のキャラクタをたててそのエピソードを交えながら力を合わせてノーチラス号に乗って悪者をやっつけにいく冒険活劇。
監督は「ブレイド」のスティーブン・ノリントン。カラーもヌルさも間違った主役起用も(本作はショーン・コネリー、「ブレイド」はウェズリー・スナイプス)同じなのであれが好きな人は観たらそこそこ楽しめるかもしれん。
あれだな、日本で言うところの桃太郎と金太郎と一寸法師と弁慶を使った冒険モノと思えばこの映画は英米人が楽しむ映画なんだろう。
俺は全然面白くなかったです、まる
42点
究極のバーチャルセックスというもの
2004年7月13日 エロシリーズすっごいものを発見してしまった。
http://www.fu-fme.com/index.html
バーチャルセックスを可能にした究極のインタラクティブでオンデマンドなインターフェイスだ(なにを言ってるのか?)
ページ上の2番目が女性用、下が男性用。
ただのバイブではない。これをPCのベイに直づけしてお互いの動きが電話回線を使って振動として伝わるのだ。
使い方はこう。
http://www.fu-fme.com/faq-use.html
バカ丸出しだ(^_^;
バーチャルセックスはここまで進化しているのか。
テレホンセックスで満足してる場合じゃないぞ。
遠距離恋愛してる人には必需アイテムだ、彼女の誕生日にペアで用意するといいのではないだろーか。女性用は「竿」の部分が邪魔になってしょうがないが。(笑)
しかし、女性用はいざ知らず男性用はどうやって後始末するのだろう?疑問だ。
誰か買って試してください。そして報告するように。
http://www.fu-fme.com/index.html
バーチャルセックスを可能にした究極のインタラクティブでオンデマンドなインターフェイスだ(なにを言ってるのか?)
ページ上の2番目が女性用、下が男性用。
ただのバイブではない。これをPCのベイに直づけしてお互いの動きが電話回線を使って振動として伝わるのだ。
使い方はこう。
http://www.fu-fme.com/faq-use.html
バカ丸出しだ(^_^;
バーチャルセックスはここまで進化しているのか。
テレホンセックスで満足してる場合じゃないぞ。
遠距離恋愛してる人には必需アイテムだ、彼女の誕生日にペアで用意するといいのではないだろーか。女性用は「竿」の部分が邪魔になってしょうがないが。(笑)
しかし、女性用はいざ知らず男性用はどうやって後始末するのだろう?疑問だ。
誰か買って試してください。そして報告するように。
ドラえもんの行方というもの
2004年7月12日 映画
春の恒例となったドラえもんの長編だが、05年は制作を見合わせたそうである。
http://dora-world.com/news/dearfans_f.html
いよいよ東宝にも見捨てられたか....これが第一印象だ。
東宝は売れるためならなんでもする極悪な映画会社であることは周知の事実なので、下火になったシリーズものを躊躇なく切り捨てるのも造作もないことなのだろう。このあたりが「釣りバカ」「寅さん」の松竹と決定的に違うところである。
ちびっ子の好きな「コナン」や「ポケモン」も安穏としてられないってことだ。
もっともたしかに最近のドラえもんはひどかった。
(http://diarynote.jp/d/38325/20040413.html 参照)
原作の漫画からすでにダメで、子供のコロコロコミックを見て愕然としたものだ。喜怒哀楽の表情に変化がない、作画に力がない、ストーリーに余裕がない、のないないずくし。最新作は本っ当〜に面白くなかったもんな。
確かにドラえもんは小学館のドル箱である。小学生から40代までに絶大な知名度を誇る怪物キャラクターだ。単体で言えばキティちゃんより知名度は高いだろう。
そんなキャラクタにクレしんのようなハチャメチャ活劇は期待できないかもしれない。作りたくても作らせてくれないだろうしな。シンエイ動画つながりでクレしんの原恵一に作ってもらったら面白くなるのに、と思うのは俺だけではあるまい。
ドラえもんのキモは「夢と冒険」である。
しかし、その「夢」は「世界の人々が仲良く暮らす」ことではないし、「冒険」は「犬と一緒に敵をやっつける」ことではないはずだ。子供に押しつける安っぽいイデオロギーほど醜いものはない。
「のび太の海底鬼岩城」では宝物を探すために海に潜り、「のび太の恐竜」でののび太はスネ夫を驚かすためだけにピーすけを飼い始めた。小学生の動機はそんなもんだ。
そして未来の道具の数々、レギュラーアイテムのタケコプターや空気銃(だっけ?指にはめて「パン」と言うと弾が出るやつ)、タイムマシン、桃太郎印のきびだんご。それらのアイテムが使えなくなるというアクシデントをいつもはケンカばっかりしてるジャイアンやスネ夫との友情で切り抜ける....
そういった我々全員が夏休みに体験したであろう今から思えばホントにくだらない小さな冒険がドラえもんにおける冒険なのだ。
だから感動できるし、ずっと覚えてるのだと思う。
ある意味ここで切られたのは良かったのかもしれない。
藤子プロのみなさんは今一度「ドラえもんとはなにか?」ということを考えてもらいたい。そして06年にはパワーある「ドラえもん」をみせてもらいたいもんである。
今回の表紙は記念すべき第1作目をはりつけてみた。
面白かったなぁ〜....89点
http://dora-world.com/news/dearfans_f.html
いよいよ東宝にも見捨てられたか....これが第一印象だ。
東宝は売れるためならなんでもする極悪な映画会社であることは周知の事実なので、下火になったシリーズものを躊躇なく切り捨てるのも造作もないことなのだろう。このあたりが「釣りバカ」「寅さん」の松竹と決定的に違うところである。
ちびっ子の好きな「コナン」や「ポケモン」も安穏としてられないってことだ。
もっともたしかに最近のドラえもんはひどかった。
(http://diarynote.jp/d/38325/20040413.html 参照)
原作の漫画からすでにダメで、子供のコロコロコミックを見て愕然としたものだ。喜怒哀楽の表情に変化がない、作画に力がない、ストーリーに余裕がない、のないないずくし。最新作は本っ当〜に面白くなかったもんな。
確かにドラえもんは小学館のドル箱である。小学生から40代までに絶大な知名度を誇る怪物キャラクターだ。単体で言えばキティちゃんより知名度は高いだろう。
そんなキャラクタにクレしんのようなハチャメチャ活劇は期待できないかもしれない。作りたくても作らせてくれないだろうしな。シンエイ動画つながりでクレしんの原恵一に作ってもらったら面白くなるのに、と思うのは俺だけではあるまい。
ドラえもんのキモは「夢と冒険」である。
しかし、その「夢」は「世界の人々が仲良く暮らす」ことではないし、「冒険」は「犬と一緒に敵をやっつける」ことではないはずだ。子供に押しつける安っぽいイデオロギーほど醜いものはない。
「のび太の海底鬼岩城」では宝物を探すために海に潜り、「のび太の恐竜」でののび太はスネ夫を驚かすためだけにピーすけを飼い始めた。小学生の動機はそんなもんだ。
そして未来の道具の数々、レギュラーアイテムのタケコプターや空気銃(だっけ?指にはめて「パン」と言うと弾が出るやつ)、タイムマシン、桃太郎印のきびだんご。それらのアイテムが使えなくなるというアクシデントをいつもはケンカばっかりしてるジャイアンやスネ夫との友情で切り抜ける....
そういった我々全員が夏休みに体験したであろう今から思えばホントにくだらない小さな冒険がドラえもんにおける冒険なのだ。
だから感動できるし、ずっと覚えてるのだと思う。
ある意味ここで切られたのは良かったのかもしれない。
藤子プロのみなさんは今一度「ドラえもんとはなにか?」ということを考えてもらいたい。そして06年にはパワーある「ドラえもん」をみせてもらいたいもんである。
今回の表紙は記念すべき第1作目をはりつけてみた。
面白かったなぁ〜....89点
ロ〜ボコン0点 というもの
2004年7月12日 映画
第5回『東宝シンデレラ』で、35153名の中からグランプリに選ばれた、長澤まさみちゃんの主演映画。
NHKでも毎年放送されている”理系の甲子園”と言われる高専対抗のロボットコンテスト通称「ロボコン」をモチーフに高校生の葛藤と友情を描く青春映画である。
はい、それだけ。もうね、ストーリーなんて関係ないのだ。(笑)
この映画は一から百まで長澤まさみちゃんを楽しむ映画である。
丸い顔に似合わない長い手足と舌っ足らずの喋り方と満面の笑顔としかめっ面を長まわしとアップで丁寧に見せる監督脚本の古厩智之は正しい。
東宝シンデレラといえば古くは沢口靖子を生み出した「映画女優」の登竜門である。久々に邦画界に表れた新星の実力はその後の「世界の中心で愛を叫ぶ」や「深呼吸の必要」を見てもわかるだろう(俺は見てないけどな(笑))。長澤まさみちゃんはこの作品で03年度の日本アカデミー新人俳優賞を受賞したが、本年度は主演と助演女優賞総なめだと思う。太鼓判を押す。
さて、ストーリーは二の次と書いたがちょこっと長澤まさみちゃん以外にも触れてみたい。
まずは今後の邦画を担う若手俳優がいい仕事をしている。
部長役の伊藤淳史@ちびノリダーはお得意の「おどおどしてなんの役にも立たなさそうな」キャラクター(多分あれが地だ)、荒川良々の「エリートなんだかバカなんだかわからないキャプテン」役もすばらしい。塚本高史は「木更津キャッツアイ」「バトル・ロワイアル」「青い春」で培ったやんちゃキャラを軽く演じ切る。
古厩智之のホンも間と台詞が絶妙だ。
長澤まさみちゃんの言う一言「ロボコン?(「ロ」にアクセント)」に鈴木一真演じる先生が面倒くさそうに「ロボコン(アクセントなし)」と答えるシーンや、大会中にいさかいを起こす部員達に大会関係者(おそらく教育関係のお偉いさん)がそろって見てないふりをするところとか、お母さんの遺影がかわるところとか、一歩間違えばお寒いギャグにもならない演出だが、長澤まさみちゃんの魅力でいい意味での味となっている(結局まさみちゃんかい)
この作品に出てくるロボットは実際高専の生徒さんが大会で使用したマシンを使って撮影されてるそうである。
製造業が海外に拠点を移し、もの作りの技術者が減少する昨今、将来を支えていくのはこういった方々なのかもしれない。そんな高等専門学校を知ってもらうだけでも文化庁は金を出した甲斐があったというものだな。
父親役のうじきつよしが言う一言「やっぱロボットは二本足歩行だよな」はオタク感が出てて大好きです。
55点プラス長澤まさみちゃんに30点
NHKでも毎年放送されている”理系の甲子園”と言われる高専対抗のロボットコンテスト通称「ロボコン」をモチーフに高校生の葛藤と友情を描く青春映画である。
はい、それだけ。もうね、ストーリーなんて関係ないのだ。(笑)
この映画は一から百まで長澤まさみちゃんを楽しむ映画である。
丸い顔に似合わない長い手足と舌っ足らずの喋り方と満面の笑顔としかめっ面を長まわしとアップで丁寧に見せる監督脚本の古厩智之は正しい。
東宝シンデレラといえば古くは沢口靖子を生み出した「映画女優」の登竜門である。久々に邦画界に表れた新星の実力はその後の「世界の中心で愛を叫ぶ」や「深呼吸の必要」を見てもわかるだろう(俺は見てないけどな(笑))。長澤まさみちゃんはこの作品で03年度の日本アカデミー新人俳優賞を受賞したが、本年度は主演と助演女優賞総なめだと思う。太鼓判を押す。
さて、ストーリーは二の次と書いたがちょこっと長澤まさみちゃん以外にも触れてみたい。
まずは今後の邦画を担う若手俳優がいい仕事をしている。
部長役の伊藤淳史@ちびノリダーはお得意の「おどおどしてなんの役にも立たなさそうな」キャラクター(多分あれが地だ)、荒川良々の「エリートなんだかバカなんだかわからないキャプテン」役もすばらしい。塚本高史は「木更津キャッツアイ」「バトル・ロワイアル」「青い春」で培ったやんちゃキャラを軽く演じ切る。
古厩智之のホンも間と台詞が絶妙だ。
長澤まさみちゃんの言う一言「ロボコン?(「ロ」にアクセント)」に鈴木一真演じる先生が面倒くさそうに「ロボコン(アクセントなし)」と答えるシーンや、大会中にいさかいを起こす部員達に大会関係者(おそらく教育関係のお偉いさん)がそろって見てないふりをするところとか、お母さんの遺影がかわるところとか、一歩間違えばお寒いギャグにもならない演出だが、長澤まさみちゃんの魅力でいい意味での味となっている(結局まさみちゃんかい)
この作品に出てくるロボットは実際高専の生徒さんが大会で使用したマシンを使って撮影されてるそうである。
製造業が海外に拠点を移し、もの作りの技術者が減少する昨今、将来を支えていくのはこういった方々なのかもしれない。そんな高等専門学校を知ってもらうだけでも文化庁は金を出した甲斐があったというものだな。
父親役のうじきつよしが言う一言「やっぱロボットは二本足歩行だよな」はオタク感が出てて大好きです。
55点プラス長澤まさみちゃんに30点
続・プロ野球に対する提言というもの(嘘)
2004年7月11日 趣味
せっかく書いた日記が消えてしまった。(T^T)
きしょ〜〜〜〜
ともかくオンラインで書いてた日記なので保存されてない。「続・プロ野球に対する提言というもの」というタイトルで今朝のサンデーモーニングの張本のトホホ発言についてと近鉄と広島の球団運営の差について書いてたのだが、書いてるウチに怒りも納まってきたのでヴィヴィット(笑)な文章にもならないと思われるからボツだ。
さて最近どうもうまくいかない。
「なんかいいことないかなぁ?」てなことや「全部捨てて逃亡しようかなぁ」てな思いが頭の隅から離れない。まぁ良いことといっても
1億円拾うとか、出会い頭に小雪とぶつかることからはじまるラブロマンスとか。
そんな程度なんですけどね(←バカ)
こんな時は感情を解放すると良いらしいと聞くが、A型気質の俺なんか解放したあとの落ち込みと解放中の自らを思い出して自己嫌悪に陥ること必至なのでやめておく。
かわりにチマチマした作業に没頭してみようかとプラモを買ってみる。
小学校のときに列に並んで買ったガンプラだ。当時は300円くらいか、今はその10倍くらいするが可動範囲やプロポーションや部品数も桁違いとなっている。接着剤もいらないし塗装も済んでいるので、サンデーモデラーのお父さんにはぴったりだ。
ということで「シャア専用ザク」を購入。今からつくろっと
きしょ〜〜〜〜
ともかくオンラインで書いてた日記なので保存されてない。「続・プロ野球に対する提言というもの」というタイトルで今朝のサンデーモーニングの張本のトホホ発言についてと近鉄と広島の球団運営の差について書いてたのだが、書いてるウチに怒りも納まってきたのでヴィヴィット(笑)な文章にもならないと思われるからボツだ。
さて最近どうもうまくいかない。
「なんかいいことないかなぁ?」てなことや「全部捨てて逃亡しようかなぁ」てな思いが頭の隅から離れない。まぁ良いことといっても
1億円拾うとか、出会い頭に小雪とぶつかることからはじまるラブロマンスとか。
そんな程度なんですけどね(←バカ)
こんな時は感情を解放すると良いらしいと聞くが、A型気質の俺なんか解放したあとの落ち込みと解放中の自らを思い出して自己嫌悪に陥ること必至なのでやめておく。
かわりにチマチマした作業に没頭してみようかとプラモを買ってみる。
小学校のときに列に並んで買ったガンプラだ。当時は300円くらいか、今はその10倍くらいするが可動範囲やプロポーションや部品数も桁違いとなっている。接着剤もいらないし塗装も済んでいるので、サンデーモデラーのお父さんにはぴったりだ。
ということで「シャア専用ザク」を購入。今からつくろっと
プロ野球て対する提言というもの
2004年7月10日 スポーツパリーグもう一組合併!
なるほど、この奥の手があることを知ってたから近鉄とオリックスの代表はライブドア社長の申し入れを無下にできたのかぁ。
西武のオーナーは前々から一リーグ制を提唱している。西武ブランドで客を呼べなくなったから巨人と同じリーグで試合がしたいのだろう。
そんなにプロ野球に固執してたいのか。命名権を売るのは渋るくせにダブルネームはアリなんですな。>既存球団
しかし、ナベツネの「たかが選手のクセに生意気だ」発言には思わず笑ってしまった。昨今こんなに悪役が似合う人も珍しいのではないだろうか?数多いるGファンはそんな人間がオーナーの球団を応援しているということを肝に銘じててもらいたいもんである。
合併=球団の減少、それは日本プロ野球の廃退のはじまりを意味するものである。確かに選手年俸の高騰も原因であろう、長引く不況でオーナー企業の経営悪化も原因だろう。しかし、なにより問題なのはプロ野球の神格化に重点を置いた運営をしてきたからだと思う。
JリーグはJ1>J2>JFL>地域リーグ>都道府県リーグの他に大学、高校生、中学、学童ときちんとしたピラミッドが形成されている。例えば国士舘大学はJFLに加盟していて、そこで優勝するとJ2にあがれる可能性があるのだ。そこでも優勝するとJ1でプレーできる。大学のサッカー部でもトップリーグでプレイできる夢があるのがJの凄いところだ。くわえて全国にクラブチームがあり地域に根ざした活動をしているのも大きい。アントラーズの鹿島やアルビレックスの新潟なんかはサッカーで町おこししているくらい。
メジャーリーグでもマイナーリーグといわれてるA〜AAAは支配下チームではあるが、独立採算制でネームもメジャーとは違う。各球団はサッカーと同じく地域に根ざし、住民は休日遊園地に遊びにいく感覚でボールパークに観戦に行く。
このままいけば合併はさけて通れないだろう。
しかし、球団を増やすことは出来るはずだ。10球団1リーグをトップリーグとして、2軍を独立採算にし社会人野球も巻き込んで10チーム程度編成する。ライブドアの例を出すまでもなく、球団オーナーになりたい企業はたくさんいるのだ。本拠地はさすが野球大国日本、全国には2〜3万人収容できる素晴らしい球場がたくさんあるのでそこをホームにすればいい。Jのように入れ替え戦は無理だろうけど活性化にはなるはずだ。国士舘のように、大学が名乗り上げても面白いじゃないか。
2軍の独立採算と選手の減少で選手年俸の負担も改善されると思う。ついでにジャイアンツ偏重の野球中継も少なくなるしな。(笑)
とにかく夢のあるビジョンを立ててもらいたい。野球って夢を売るもんでしょーが。
なるほど、この奥の手があることを知ってたから近鉄とオリックスの代表はライブドア社長の申し入れを無下にできたのかぁ。
西武のオーナーは前々から一リーグ制を提唱している。西武ブランドで客を呼べなくなったから巨人と同じリーグで試合がしたいのだろう。
そんなにプロ野球に固執してたいのか。命名権を売るのは渋るくせにダブルネームはアリなんですな。>既存球団
しかし、ナベツネの「たかが選手のクセに生意気だ」発言には思わず笑ってしまった。昨今こんなに悪役が似合う人も珍しいのではないだろうか?数多いるGファンはそんな人間がオーナーの球団を応援しているということを肝に銘じててもらいたいもんである。
合併=球団の減少、それは日本プロ野球の廃退のはじまりを意味するものである。確かに選手年俸の高騰も原因であろう、長引く不況でオーナー企業の経営悪化も原因だろう。しかし、なにより問題なのはプロ野球の神格化に重点を置いた運営をしてきたからだと思う。
JリーグはJ1>J2>JFL>地域リーグ>都道府県リーグの他に大学、高校生、中学、学童ときちんとしたピラミッドが形成されている。例えば国士舘大学はJFLに加盟していて、そこで優勝するとJ2にあがれる可能性があるのだ。そこでも優勝するとJ1でプレーできる。大学のサッカー部でもトップリーグでプレイできる夢があるのがJの凄いところだ。くわえて全国にクラブチームがあり地域に根ざした活動をしているのも大きい。アントラーズの鹿島やアルビレックスの新潟なんかはサッカーで町おこししているくらい。
メジャーリーグでもマイナーリーグといわれてるA〜AAAは支配下チームではあるが、独立採算制でネームもメジャーとは違う。各球団はサッカーと同じく地域に根ざし、住民は休日遊園地に遊びにいく感覚でボールパークに観戦に行く。
このままいけば合併はさけて通れないだろう。
しかし、球団を増やすことは出来るはずだ。10球団1リーグをトップリーグとして、2軍を独立採算にし社会人野球も巻き込んで10チーム程度編成する。ライブドアの例を出すまでもなく、球団オーナーになりたい企業はたくさんいるのだ。本拠地はさすが野球大国日本、全国には2〜3万人収容できる素晴らしい球場がたくさんあるのでそこをホームにすればいい。Jのように入れ替え戦は無理だろうけど活性化にはなるはずだ。国士舘のように、大学が名乗り上げても面白いじゃないか。
2軍の独立採算と選手の減少で選手年俸の負担も改善されると思う。ついでにジャイアンツ偏重の野球中継も少なくなるしな。(笑)
とにかく夢のあるビジョンを立ててもらいたい。野球って夢を売るもんでしょーが。
最近日記が滞りがちなのは、仕事が忙しいからだ。
みっともないとは思うが、ちょこっと愚痴でも書いてみよう。
青臭いのを承知で書くと”仕事は給料ではなくやりがい”だと思っている。そりゃ労働やスキルに対する対価は求めてしかるべきだが、多少給料が低かろうが内容が合わないものであろうが、「俺が居ないとダメなんじゃん」と思わせてくれれば少なくとも人前以上は働くと思う。祝日出勤、サービス残業や異動や減給にも(多少文句は言ったが)従ってきた。愛社精神はないかもしれないが社長に忠義を感じることはあるし、「会社が儲かることが給料を上げる一番の近道」と信じてるのし、ある意味会社にとっては都合のいい人間であるはずなのだ、俺は。
最近大幅な部署替えがあり、上司が替わった。俺の仕事内容はかわらないが、そのせいで量が倍に増える結果となった。22時くらいに終わる仕事が24時をまわることもしばしばだ。やり方を工夫し、就業時間を短縮するとその分だけ仕事が増えるという悪循環。改善してもらうよう上司に掛け合うが口先だけで全然改善されない職場。
仕事をするのがイヤなんじゃーないんだよ。就業規則と従業員を縛り付ける無駄な書類で仕事を滞らせるクセに、無理な仕事を押しつけるときは情に訴える。このダブルスタンダードが気に入らないのだ。ついでに夜遅くまでエアコンつけてると「経費の無駄」とかのたまうし。俺も悪いと思って「ドライ」設定で汗かきながらサービス残業してるのに(__;)
まぁそういう会社は多いと思う。てか、日本の中小企業のほとんどはそんなもんか。と、自らに言い聞かせてみてもさすがに労働意欲が萎えてきてるのがわかる。
さすがに昨日はキレて「この仕事量を見て何時間かかるかもわからんのか!」と胸ぐらを掴もうと思ったが恐くてやめた(笑)。アイスの1本でも持ってきて「や!浜乙女くん、チミがいないと我が社はダメなんだ」。頑張ってくれたまい」とおべっかのひとつも口にしてくれれば時給換算で600円の仕事になろうが頑張れるのになぁ。(^_^;
ということをここで書いてさて仕事しよっと(笑)
みっともないとは思うが、ちょこっと愚痴でも書いてみよう。
青臭いのを承知で書くと”仕事は給料ではなくやりがい”だと思っている。そりゃ労働やスキルに対する対価は求めてしかるべきだが、多少給料が低かろうが内容が合わないものであろうが、「俺が居ないとダメなんじゃん」と思わせてくれれば少なくとも人前以上は働くと思う。祝日出勤、サービス残業や異動や減給にも(多少文句は言ったが)従ってきた。愛社精神はないかもしれないが社長に忠義を感じることはあるし、「会社が儲かることが給料を上げる一番の近道」と信じてるのし、ある意味会社にとっては都合のいい人間であるはずなのだ、俺は。
最近大幅な部署替えがあり、上司が替わった。俺の仕事内容はかわらないが、そのせいで量が倍に増える結果となった。22時くらいに終わる仕事が24時をまわることもしばしばだ。やり方を工夫し、就業時間を短縮するとその分だけ仕事が増えるという悪循環。改善してもらうよう上司に掛け合うが口先だけで全然改善されない職場。
仕事をするのがイヤなんじゃーないんだよ。就業規則と従業員を縛り付ける無駄な書類で仕事を滞らせるクセに、無理な仕事を押しつけるときは情に訴える。このダブルスタンダードが気に入らないのだ。ついでに夜遅くまでエアコンつけてると「経費の無駄」とかのたまうし。俺も悪いと思って「ドライ」設定で汗かきながらサービス残業してるのに(__;)
まぁそういう会社は多いと思う。てか、日本の中小企業のほとんどはそんなもんか。と、自らに言い聞かせてみてもさすがに労働意欲が萎えてきてるのがわかる。
さすがに昨日はキレて「この仕事量を見て何時間かかるかもわからんのか!」と胸ぐらを掴もうと思ったが恐くてやめた(笑)。アイスの1本でも持ってきて「や!浜乙女くん、チミがいないと我が社はダメなんだ」。頑張ってくれたまい」とおべっかのひとつも口にしてくれれば時給換算で600円の仕事になろうが頑張れるのになぁ。(^_^;
ということをここで書いてさて仕事しよっと(笑)
ヘタレ蜘蛛とキチガイ蛸の決闘というもの
2004年7月7日 映画
中堅アニメーター宮崎駿が「ルパン3世」のモチーフを使い別物の見事な冒険活劇を作ったのと同じように、サム・ライミもまた「スパイダーマン」で「カリオストロの城」を作りたかったのだと思う。
ハリウッド至上最高額の制作費というふれこみやアメコミが原作ということ、再びライミが監督をしちゃってるということ等々を考えると、確実にコケる映画のはずだった。事実、俺は「1」を評価していなかった。元々アメコミってーのが肌に合わないってのもあるが、「バットマン」のシュワルツネガーやジム・キャリーやジャック・ニコルソンクラスであるところのウィレム・デフォーの扱いが小さかったのと、結局B級スプラッタ出身の監督の演出の枠を越えていなかったと感じてしまったからである。主人公の葛藤が人間の小粒感をイチイチ醸し出して観ていて「楽しくなかった」のも、映像の割にすっきり感が少なかったのも要因だと思う。
「2」も試写会だったから行ったけど、自分で金払って観ようとは思わなかっただろう。
「スパイダーマン2」では「1」からどうかわったのか?
基本的路線には変化はない。トビー・マグワイアは相変わらず人助けをしてヒーローであるプレッシャーに堪えて恋に悩む。
しかし、それが深いのだ。見せ方が上手いのか、観る側の感じ方が違うのか?2年の月日は主人公だけでなく、監督や俺をも成長させてくれたのかもしれない。
「正義は大事」「信念を貫け」は時代を超えたヒーローもののお約束である。万百のヒーローも信念を持って(多少迷いながらも)コトに当たる。「スパイダーマン2」は「正義を貫くにはなにかしらを犠牲にせねばならない」「信念を持って行動するには相応の覚悟がいる」ということをテーマとして書かれているのだが、これこそ大の大人が物語に引き込まれる要因であると考える。ライミは主人公だけでなくMJやドクター・オクトパス、ハリーの苦悩をも描ききる。こんな魅力ないヒロインがかつていただろうか?(褒め言葉)
とはいうものの、そこはハリウッド映画だ。ジェットコースターのようなアクションは健在、一級の娯楽作品としても秀逸であろう。
実は「1」もそういう話だったのだな。と今さらながらに気付き昨日DVDを観直してみたらそうでした。(^_^;
ともかく全ての面で「1」を越えてると断言しよう。ベスト・オブ・2の称号を与えよう。
87点
ハリウッド至上最高額の制作費というふれこみやアメコミが原作ということ、再びライミが監督をしちゃってるということ等々を考えると、確実にコケる映画のはずだった。事実、俺は「1」を評価していなかった。元々アメコミってーのが肌に合わないってのもあるが、「バットマン」のシュワルツネガーやジム・キャリーやジャック・ニコルソンクラスであるところのウィレム・デフォーの扱いが小さかったのと、結局B級スプラッタ出身の監督の演出の枠を越えていなかったと感じてしまったからである。主人公の葛藤が人間の小粒感をイチイチ醸し出して観ていて「楽しくなかった」のも、映像の割にすっきり感が少なかったのも要因だと思う。
「2」も試写会だったから行ったけど、自分で金払って観ようとは思わなかっただろう。
「スパイダーマン2」では「1」からどうかわったのか?
基本的路線には変化はない。トビー・マグワイアは相変わらず人助けをしてヒーローであるプレッシャーに堪えて恋に悩む。
しかし、それが深いのだ。見せ方が上手いのか、観る側の感じ方が違うのか?2年の月日は主人公だけでなく、監督や俺をも成長させてくれたのかもしれない。
「正義は大事」「信念を貫け」は時代を超えたヒーローもののお約束である。万百のヒーローも信念を持って(多少迷いながらも)コトに当たる。「スパイダーマン2」は「正義を貫くにはなにかしらを犠牲にせねばならない」「信念を持って行動するには相応の覚悟がいる」ということをテーマとして書かれているのだが、これこそ大の大人が物語に引き込まれる要因であると考える。ライミは主人公だけでなくMJやドクター・オクトパス、ハリーの苦悩をも描ききる。こんな魅力ないヒロインがかつていただろうか?(褒め言葉)
とはいうものの、そこはハリウッド映画だ。ジェットコースターのようなアクションは健在、一級の娯楽作品としても秀逸であろう。
実は「1」もそういう話だったのだな。と今さらながらに気付き昨日DVDを観直してみたらそうでした。(^_^;
ともかく全ての面で「1」を越えてると断言しよう。ベスト・オブ・2の称号を与えよう。
87点