パク・チャヌクの描く女というもの
2006年4月12日 映画 コメント (2)
「オールド・ボーイ」「復讐者に憐れみを」に続く復讐三部作のラスト「親切なクムジャさん」鑑賞。
幼児誘拐殺人の罪で服役した女クムジャは、囚人仲間にとても親切に接した。みんな彼女のことを親切なクムジャさんと呼んだが、それは彼女の大いなる計画の為だったのだ....
パク・チャヌクといえば前二作の他に「JSA」など”男”と”韓国人の特有の激しい情念”が前面に押し出た大変キッツい作品を作る監督さんである。そんな彼が今回作ったのはとても美しい作品となってる。ちょっとビックリ。
それは白と赤と黒のコントラストを基調としたオープニングのからも見てとれる。残酷描写が御法度の日米では”血”を流す殺陣やガンアクションなど往年の美しい型を作ることはできない。それ故どんどん”血”を使う演出技術は廃れていってるが、韓国はまだそこまで規制がないのか血液をとても効果的に使えている。プロローグでの赤血球のにじみが花のように広がるシーンは鳥肌が立った程だ。
そして女の描き方がイイ。
主演のイ・ヨンエの百変化の表情は、スッピンの顔すらもエロく感じられ生々しいし、黒一色の立ち振る舞いは「マトリックス」のトリニティや「アンダーワールド」のセリーンの数百倍かっちょよくてエロい。拳銃を構えるポーズなんかちょっとチンコが起っちゃいそうになったくらい。
ストーリー自体は単調で”復讐三部作”完結編である以上、復讐のシーンが長いの致し方ないことだろうが、もうちょっとコンパクトにまとめてもよかったと思う。とはいうものの、全体的には満足できる映画でした。一緒に観た女のミニスカから見える太ももに心奪われることなかったくらいには。(笑)
前二作で鬱になった人やパク・チャヌク嫌いの人も安心して観ることが出来るだろうと思う。
70点
幼児誘拐殺人の罪で服役した女クムジャは、囚人仲間にとても親切に接した。みんな彼女のことを親切なクムジャさんと呼んだが、それは彼女の大いなる計画の為だったのだ....
パク・チャヌクといえば前二作の他に「JSA」など”男”と”韓国人の特有の激しい情念”が前面に押し出た大変キッツい作品を作る監督さんである。そんな彼が今回作ったのはとても美しい作品となってる。ちょっとビックリ。
それは白と赤と黒のコントラストを基調としたオープニングのからも見てとれる。残酷描写が御法度の日米では”血”を流す殺陣やガンアクションなど往年の美しい型を作ることはできない。それ故どんどん”血”を使う演出技術は廃れていってるが、韓国はまだそこまで規制がないのか血液をとても効果的に使えている。プロローグでの赤血球のにじみが花のように広がるシーンは鳥肌が立った程だ。
そして女の描き方がイイ。
主演のイ・ヨンエの百変化の表情は、スッピンの顔すらもエロく感じられ生々しいし、黒一色の立ち振る舞いは「マトリックス」のトリニティや「アンダーワールド」のセリーンの数百倍かっちょよくてエロい。拳銃を構えるポーズなんかちょっとチンコが起っちゃいそうになったくらい。
ストーリー自体は単調で”復讐三部作”完結編である以上、復讐のシーンが長いの致し方ないことだろうが、もうちょっとコンパクトにまとめてもよかったと思う。とはいうものの、全体的には満足できる映画でした。一緒に観た女のミニスカから見える太ももに心奪われることなかったくらいには。(笑)
前二作で鬱になった人やパク・チャヌク嫌いの人も安心して観ることが出来るだろうと思う。
70点