ブリティッシュムービーというもの
2004年5月4日 映画
イギリス映画といえば、「ミスタービーン」と「アメリ」と「007」しかしらないという方も多いと思うが(まーそれだけ知ってればなんとかなるとも思うが(笑))案外とハートフルな作品が多いことに気付く。やっぱグラム・ロックのお国柄なんでしょうかね?この湿っぽさは。
「シューティング・フィッシュ」「フル・モンティ」などはブリティッシュという枠を越えてすばらしくて、面白おかしくちょっぴり切ない佳作なんで未見の方は是非。
さて、その中でオススメはこれ
「ブラス!」
である。
炭坑夫たちが作るブラスバンドは堅物のバンマスがメンバーのケツを叩いてようやく成り立ってるしがないバンド。それもそのはず、炭坑閉鎖に揺れ、労働者は経営者サイドに買収され、メンバーがひとりまたひとりと離れていく。
家族のあるものは金にならない趣味に走ることを罵倒され、若者は先の暗い明日を見ようとせず、日々を過ごす。生きる希望を失いかけてたその先にかすかに見える希望、それはやっぱり音楽だったのだな。
バンマスの入院やちょっとした恋物語をからませ一同は街と自分たちの誇りを賭けて全英大会に出場し、決勝大会が開催されるロイヤル・アルバートホールを目指す。
という作品。
よくあるハナシである。(^_^;
しかしこれがいいのだ。俳優さんの顔がよい。炭坑夫らしいっちゅーんですか?
主演は「父の祈りを」のピート・ポスルスウェイト...って知らないか?
「ジェラシック・パーク」で一番最初に食われたおっさんだ。
あとはユアン・オビワン・マクレガーが出てる。
まぁ俳優で見る映画ではないので、意味のない解説だが、とにかく音楽がいい。
普段クラシックなんか聴かない俺だが、昔、ダイエーでバイトしてたとき、閉店の音楽にエルガー「威風堂々」が流れてたんだけど、それがそのまま映画のエンディングで流れたとき、ちょっと涙が流れました。
消えゆく産業に身を置いた彼ら。今の日本もリストラやらなんやらで明日をもしれない安穏とは生きていけない。
その波に飲み込まれていくとき果たして俺は威風堂々としていられるのだろうか?
ってなことを考える間もなくただサラサラと泣ける映画です。
今回TSUTAYAで半額だったから久々に借りてみたのだが、やっぱよかった。
サントラ買おうかしらん
77点
「シューティング・フィッシュ」「フル・モンティ」などはブリティッシュという枠を越えてすばらしくて、面白おかしくちょっぴり切ない佳作なんで未見の方は是非。
さて、その中でオススメはこれ
「ブラス!」
である。
炭坑夫たちが作るブラスバンドは堅物のバンマスがメンバーのケツを叩いてようやく成り立ってるしがないバンド。それもそのはず、炭坑閉鎖に揺れ、労働者は経営者サイドに買収され、メンバーがひとりまたひとりと離れていく。
家族のあるものは金にならない趣味に走ることを罵倒され、若者は先の暗い明日を見ようとせず、日々を過ごす。生きる希望を失いかけてたその先にかすかに見える希望、それはやっぱり音楽だったのだな。
バンマスの入院やちょっとした恋物語をからませ一同は街と自分たちの誇りを賭けて全英大会に出場し、決勝大会が開催されるロイヤル・アルバートホールを目指す。
という作品。
よくあるハナシである。(^_^;
しかしこれがいいのだ。俳優さんの顔がよい。炭坑夫らしいっちゅーんですか?
主演は「父の祈りを」のピート・ポスルスウェイト...って知らないか?
「ジェラシック・パーク」で一番最初に食われたおっさんだ。
あとはユアン・オビワン・マクレガーが出てる。
まぁ俳優で見る映画ではないので、意味のない解説だが、とにかく音楽がいい。
普段クラシックなんか聴かない俺だが、昔、ダイエーでバイトしてたとき、閉店の音楽にエルガー「威風堂々」が流れてたんだけど、それがそのまま映画のエンディングで流れたとき、ちょっと涙が流れました。
消えゆく産業に身を置いた彼ら。今の日本もリストラやらなんやらで明日をもしれない安穏とは生きていけない。
その波に飲み込まれていくとき果たして俺は威風堂々としていられるのだろうか?
ってなことを考える間もなくただサラサラと泣ける映画です。
今回TSUTAYAで半額だったから久々に借りてみたのだが、やっぱよかった。
サントラ買おうかしらん
77点