ちゃら〜らら〜らら〜らら〜らら〜らら〜ら・ららららぁ〜♪

という(笑)あまりにも有名なテーマ曲と若き日のアラン・ドロンの肉体美を腹一杯楽しめる傑作。TSUTAYA半額だからこそ借りられるこのスタンダードムービーはやはり凄かった。
多分、この映画はドロンのプロモーションに作られたのだろう。「恋ひとすじに」「若者のすべて」で人気を得た若手俳優が満を持して主演した映画。そう、それは金八先生から出発したマッチが「スニーカーぶるーす」で主演した如く大絶賛で迎えられ、アラン・ドロンもそれに応えるように演じきり、すばらしく儚い青春映画となった。あいにくマッチは世界的に認められることはなかったが....

ということで、全編アラン・ドロンがかっちょよく映っているアラン・ドロンの為の映画なんで多少のアラは気にしてはいけない。「太陽がいっぱい」のプロットをリアル路線にした「リプリー」が話はよくできているにも関わらず駄作なのはマッド・デイモンがしょぼすぎるからという事実を考えても明らかだろう。
とにかくアラン・ドロンを楽しむ映画なのだ。
とはいうものの美しい海と白い街と青い空と、エンディングのあの名シーンに向けて砂の城が崩れるように堕ちていく様は切なくも美しく、映画としても一級でもあろう。ハリウッドにゃー作れない映画である。

80点

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甘濡れる つつじの蜜を 指にとる
 芝生の上の 白昼の情事

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