TSUTAYA半額デーだったのでまとめて借りた80’Sムービー。昨日の「フットルース」に続いてGWはこのシリーズでいきたいと思う。
毎年のことだが、仕事上GWはなく、GD(ゴールデン・デイ)な本年度なので今年は俺の原点80年代イッキ鑑賞だ。10本も借りたからな。
「24」なんて死んでも観るもんか。
ついてこれるやつだけついてこい(笑)。

「インディ・ジョーンズ」
http://diarynote.jp/d/38325/20040802.html
「プロジェクトA」
http://diarynote.jp/d/38325/20040907.html
↑リンク先参照。また借りた。もう買ったほうがお得だと思うのだが<おれ

三発目は「男たちの挽歌」。
ホンコン・ノワールの旗手ジョン・ウーの代表的一本とされている。
ちなみに俺の中で彼の一番の作品は「アーメン・オーメン・カンフーメン」なのだが、DVDが出てないと思うので割愛。
さて、80年代の香港映画はゴールデンハーベスト社の天下であった。ブルース・リーの70年代から続くショー・ブラザーズ社とのしのぎを削る戦いは「ミスターBoo」のホイ兄弟と「燃えよデブゴン」のサモ・ハン、「ツーフィンガー鷹」(笑)のユン・ピョウ、そして「プロジェクトA」のジャッキーの登場を持って終結することとなる。
まさに飛ぶ鳥を落とす勢いのあるGH社製香港クンフーブームに反旗を翻したのがジョン・ウーその人であった。

この香港の新しい風は地元香港ではもちろんのこと、日本でも大人気を得た。そればかりかハリウッドでも高い評価を得、東映任侠映画をあっという間に追い越してしまった。
東映映画と違うところはバイオレンスの中にある宗教的美観と絵画のような映像美であろうし、ハリウッドのバイオレンスムービーにないものは破滅のカタルシスとロマンチシズムであろう。
この高次元での融合こそジョン・ウーの真骨頂なのだ。

ジョン・ウーとジャッキー・チェン、共にハリウッドで残りカスを燻らせるだけの活躍だったがジャッキーは「香港国際警察」で復活し、 ホンコンノワールの担い手アンドリュー・ラウが「インファナル・アフェア」を作った。21世紀の今、20年ぶりに再び相まみえることになるとは誰が想像しただろう。あとはマイケル・ホイの復活をもってニューセンチュリーホンコンムービーの完成となるのになぁ。

あ、レビューいっこも書いてない(^_^;)
映画観ろ。(笑)

79点
もうレビュー書かなくてもいいでしょ?
メジャーなんだしさ。(笑)

ということで「未来世紀ブラジル」である。
初めて観たのは大学生のとき友人のウチでだ。あのときの衝撃といったら無い。
俺の中では「ブレード・ランナー」より上である。全てが。

85年といえば「バック・トゥ・ザ・フューチャー」が制作された年である。
CGやVFX技術も違和感があるとはいえ、それなりに使えたはずなのに、設定が近未来のなずなのに、あーそれなのにそれなのに。
舞台美術から小物までレトロチックこの上ない。
加えて台詞回しとかストーリーの本質とは違った部分の小技が小技とは思えなくリキ入れて作ってある感ばっちりで「え?え?」と観客を酷く不安にさせる。で、それを計算ずくで撮りきってしまう監督テリー・ギリアムの力量とキチガイ具合に戦慄とさせられるのだ。

テリー・ギリアム自身も「ブレード・ランナー」のアンチテーゼだと言ってるみたいだが、はっきりいって目じゃないって。「メトロポリス」並みにすごい映画である。
「リ・イマジネーション」ってのはこういうときに使う言葉なんだよ>バートンくん

ちなみにこの映画、「怒る」「笑う」「泣く」「白ける」「考えさせられる」など色々な感想が寄せられる希有な作品となっているが、俺は今では「笑う」領域にいる。
オトナになったものである。

84点

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