モテ論だが、モテない俺がモテモテを論じる無意味さにようやく気づき、ちょっとテンションが落ち気味(笑)。まぁいつかゆっくり書きます。

さて、「踊る大捜査線」のスピンオフ「交渉人 真下正義」を観た。
このあとに「容疑者 室井慎次」という別作品も用意されてるようで、フジテレビはドル箱見つけたってんでウハウハでしょうなぁ。

お台場連続殺人事件から一年後、クリスマスイブの日、地下鉄ジャック事件が起こる。雪乃とのデート直前に呼び出しを受けた警視庁交渉課準備室課長の真下は犯人との交渉にあたる。乗客200万人の命は?そして雪乃の運命やいかに!

監督の本広克行も公言しているが、この映画は「ダイハード」をリスペクトしている。ついでに言うと「機動警察パトレイバーTHE MOVIE」もリスペクトしている。

.....えーと、いつからパクリをリスペクトと言うようになったのかな?(ーー;)

韓国の「チューブ」もくだらなかったが、オリジナル性がある分これよりマシ。韓国映画のダメな部分(状況説明を台詞ひとつやわざとらしいカットで済ませてしまう点)はしっかりと受け継いでるのはなんだ?「チューブ」もリスペクトしたのか?
あと、物語の”電脳空間の匿名性とエゴ丸出しになる危険性への警告”という主軸(でしょ?自信ないけど)やエンディングの含みも手あかが付いた感たっぷりでゲップが出ます。今さら押井守じゃないんだから。

「ダイハード」にしたって「パトレイバー」にしたって8〜90年代の作品だ。それを2005年にスケールダウンしてパクるっつーのはどういう了見だ?
まぁ娯楽映画にイチイチ目くじらを立てるのもどうか?と思うんだが、日本SF映画史上屈指の傑作である劇場版「パトレイバー」の上っ面をこんな簡単にサクッとパクられたらなんか一言言いたくもなるってもんじゃんか。
唯一「パトレイバー」をオマージュ出来たと思われるのはキャラクターの造形。
寺島進と國村隼、日本が誇るバイプレイヤーのなんと素晴らしいことか。

とまぁ、文句をつける割りには普通に楽しめる作品ではある(笑)
ビデオで充分だと思うけどね。

さて、この作品の一番恐ろしい点は内容ではなくあの事故があったこの時期に(事故と映画には因果関係ないのだから公開が当然だと思うが)有無を言わせず公開を押し切ることができる電通とフジの力であろう。ホリエモン問題で脇の甘さも垣間見えたが、腐ってもフジってとこか。

聞きたいことが2つばかし、
田舎者の俺にはわからんのだが、東京の地下鉄って携帯通じるのん?
あと、鉄ヲタの方々はあのプロットに納得できるのん?

62点

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