80年代イッキ鑑賞というもの5
2005年5月4日 映画
「ボクの好きな映画は80年代で言うと「アンタッチャブル」だね。あとは「愛と哀しみの果て」なんかも感動したよ」
とかしたり顔で口説いてる野郎に声を大にして言いたい!
80年代っていやぁ軽くてバカバカしくて陽気なウエストサイドムービーだろ!チンコ半起ちさせてロバート・レッドフォード気取ってんじゃねぇよ。
と。
というワケでそんな80年代お気楽映画の雄、「ビバリーヒルズ・コップ」である。
主演のエディー・マーフィーはまさしく1980年代を代表する俳優であろう。
舞台出身で初出演映画「48時間」で主役のニック・ノルティを食ってその才能を見せたのち「大逆転」「ビバリーヒルズ・コップ」「ゴールデンチャイルド」「星の王子ニューヨークへ行く」と立て続けに主役をつとめる。
まぁそのあたりから低迷の一端が見え隠れしてたが(笑)、少なくとも初期の三作は今観ても面白いと感じることが出来る傑作であると思う。
中でも「ビバリー...」はエディ・マーフィーの台詞回しや共演者(特にジャッジ・ラインホルド)の雰囲気やサントラの「シンセ一本で作りました。打ち込みにもそれほど力入れてませーん」的な軽さ
http://www.snake.ne.jp/~ost/axel_foley_clock2.mid 参照
がホント心地良いのだ。
そうだよ、俺らがゴールデン洋画劇場でみた洋画ってのはこんなチョーシ良いとこあったんだ。ああステキ、80年代。
87点
とかしたり顔で口説いてる野郎に声を大にして言いたい!
80年代っていやぁ軽くてバカバカしくて陽気なウエストサイドムービーだろ!チンコ半起ちさせてロバート・レッドフォード気取ってんじゃねぇよ。
と。
というワケでそんな80年代お気楽映画の雄、「ビバリーヒルズ・コップ」である。
主演のエディー・マーフィーはまさしく1980年代を代表する俳優であろう。
舞台出身で初出演映画「48時間」で主役のニック・ノルティを食ってその才能を見せたのち「大逆転」「ビバリーヒルズ・コップ」「ゴールデンチャイルド」「星の王子ニューヨークへ行く」と立て続けに主役をつとめる。
まぁそのあたりから低迷の一端が見え隠れしてたが(笑)、少なくとも初期の三作は今観ても面白いと感じることが出来る傑作であると思う。
中でも「ビバリー...」はエディ・マーフィーの台詞回しや共演者(特にジャッジ・ラインホルド)の雰囲気やサントラの「シンセ一本で作りました。打ち込みにもそれほど力入れてませーん」的な軽さ
http://www.snake.ne.jp/~ost/axel_foley_clock2.mid 参照
がホント心地良いのだ。
そうだよ、俺らがゴールデン洋画劇場でみた洋画ってのはこんなチョーシ良いとこあったんだ。ああステキ、80年代。
87点
80年代イッキ鑑賞というもの6
2005年5月4日 映画
80年代のニューヨークはそら治安が悪かった。
地下鉄やハーレムは落書きだらけ、目抜き通りにはポルノショップが並び窓ガラスは割れ、ドラッグの売り子が堂々と通りを闊歩してた。今はもうそんなことはなく、一大観光地となっているのだけど、極東の田舎に住む俺にはまだ「ニューヨーク=あぶないところ」という刷り込みが効いている。
そんな破壊的なニューヨークというイメージをすり込んだ映画が実はこの「ゴーストバスターズ」なのである。あのおどろおどろしい暗黒の空と薄汚れた街角...それでいて全く他人事のようにノーテンキなんだよな、ニューヨーカー(笑)。
おおよそ10年ぶりの鑑賞であったが、計算され尽くしたおバカコントの真骨頂を見せていただいた気がした。
ダン・エイクロイド=ボケ
ビル・マーレイ=ボケツッコミ
ハロルド・ライミス=ツッコミ
アーニー・ハドソン=ひとりボケ
という絶妙のカルテット。ひとりひとりのキャラが立ってるのはハロルド・ライミス、ダン・エイクロイド両名が脚本にも参加してるから。自分の見せ方を知ってるってことだ。このセルフプロデュースにはドリフも真っ青であろう。
細かいギャグで笑わせて最後はセットをグチャグチャにして落とすってパターンもドリフそっくり。そうだ。日本にはドリフがある。そしてアメリカには「ゴーストバスターズ」があったのだ!!
あー面白かった。
85点
地下鉄やハーレムは落書きだらけ、目抜き通りにはポルノショップが並び窓ガラスは割れ、ドラッグの売り子が堂々と通りを闊歩してた。今はもうそんなことはなく、一大観光地となっているのだけど、極東の田舎に住む俺にはまだ「ニューヨーク=あぶないところ」という刷り込みが効いている。
そんな破壊的なニューヨークというイメージをすり込んだ映画が実はこの「ゴーストバスターズ」なのである。あのおどろおどろしい暗黒の空と薄汚れた街角...それでいて全く他人事のようにノーテンキなんだよな、ニューヨーカー(笑)。
おおよそ10年ぶりの鑑賞であったが、計算され尽くしたおバカコントの真骨頂を見せていただいた気がした。
ダン・エイクロイド=ボケ
ビル・マーレイ=ボケツッコミ
ハロルド・ライミス=ツッコミ
アーニー・ハドソン=ひとりボケ
という絶妙のカルテット。ひとりひとりのキャラが立ってるのはハロルド・ライミス、ダン・エイクロイド両名が脚本にも参加してるから。自分の見せ方を知ってるってことだ。このセルフプロデュースにはドリフも真っ青であろう。
細かいギャグで笑わせて最後はセットをグチャグチャにして落とすってパターンもドリフそっくり。そうだ。日本にはドリフがある。そしてアメリカには「ゴーストバスターズ」があったのだ!!
あー面白かった。
85点
80年代イッキ鑑賞というもの7
2005年5月4日 映画
ジョルジュ・ランジュラン原作の「蠅」が映画化されたのは50年代。
それがヒットし続編が作られたが、オリジナルも続編も観てはいない。でもリメイクである本作「ザ・フライ」は鑑賞する前からストーリーはわかっていた。なぜなら藤子不二雄(現藤子不二雄A)作「魔太郎がくる」を読んでいたからだ。
いやぁ面白かったなぁ浦見魔太郎。復刊ドットコムで再販の機運が高まったようだが見送られた模様。残念。笑うせぇるすまんの一万倍面白いのに。
知らない人に説明するとこんな感じの漫画です。↓
http://www3.plala.or.jp/sukekiyo/index.html
題材や小道具が無茶苦茶カルトなところが我孫子先生のすごいところ。あの漫画が少年誌に連載されてたなんて良い時代だったんだな。
話が横道に逸れてしまった。
異色ホラーを得意とするデヴィッド・クローネンバーグ、蠅男を演じるジェフ・ゴールドブラム両名にとってこれが出世作になるリメイク版「ザ・フライ」であるが、内容は主人公の科学者が徐々にハエに変態していく様と科学者に恋した記者との悲恋の物語である。
それを、容赦のないCGと特殊メイクで力ずくでホラーにしてるくせに要所はキチンとしめるってーその技量に感服。原作がクローネンバーグやゴールドプラムのイメージに合ってるんだろなぁ。そういう意味ではキャスティングと制作の勝利なんでしょう。
虫のおかげで特殊能力が身に付いてしまうという設定は「スパイダーマン」と同じ。
かたや正義のヒーローに、もう片方は化け物に。そんなことを考えて観るとホント、映画って面白いですね(シベリアの人風)
ビーター・パーカーが蜘蛛に刺されて蜘蛛男に変態してったらどうなるんだろ?
「ザ・フライ」のような悲恋物語になるかしら?あ、相手はMJだ。即行で逃げてかれるな(笑)。
ご存じだろうが、このヒットで気をよくして作った続編「ザ・フライ2」は80年代を代表するクソ作品であることも付け加えておく。
81点
それがヒットし続編が作られたが、オリジナルも続編も観てはいない。でもリメイクである本作「ザ・フライ」は鑑賞する前からストーリーはわかっていた。なぜなら藤子不二雄(現藤子不二雄A)作「魔太郎がくる」を読んでいたからだ。
いやぁ面白かったなぁ浦見魔太郎。復刊ドットコムで再販の機運が高まったようだが見送られた模様。残念。笑うせぇるすまんの一万倍面白いのに。
知らない人に説明するとこんな感じの漫画です。↓
http://www3.plala.or.jp/sukekiyo/index.html
題材や小道具が無茶苦茶カルトなところが我孫子先生のすごいところ。あの漫画が少年誌に連載されてたなんて良い時代だったんだな。
話が横道に逸れてしまった。
異色ホラーを得意とするデヴィッド・クローネンバーグ、蠅男を演じるジェフ・ゴールドブラム両名にとってこれが出世作になるリメイク版「ザ・フライ」であるが、内容は主人公の科学者が徐々にハエに変態していく様と科学者に恋した記者との悲恋の物語である。
それを、容赦のないCGと特殊メイクで力ずくでホラーにしてるくせに要所はキチンとしめるってーその技量に感服。原作がクローネンバーグやゴールドプラムのイメージに合ってるんだろなぁ。そういう意味ではキャスティングと制作の勝利なんでしょう。
虫のおかげで特殊能力が身に付いてしまうという設定は「スパイダーマン」と同じ。
かたや正義のヒーローに、もう片方は化け物に。そんなことを考えて観るとホント、映画って面白いですね(シベリアの人風)
ビーター・パーカーが蜘蛛に刺されて蜘蛛男に変態してったらどうなるんだろ?
「ザ・フライ」のような悲恋物語になるかしら?あ、相手はMJだ。即行で逃げてかれるな(笑)。
ご存じだろうが、このヒットで気をよくして作った続編「ザ・フライ2」は80年代を代表するクソ作品であることも付け加えておく。
81点